Takeblog ~たけぶろ~ -4ページ目

広隆寺-聖徳太子ゆかり 京都最古の寺院

広隆寺291101  
広隆寺291102  
広隆寺291103  
廣隆寺 (こうりゅうじ) 宗派は真言宗系単立 山号は蜂岡山 

蜂岡寺(はちおかでら).秦公寺(はたのきみでら).太秦寺などの別称があり 地名を冠して太秦広隆寺とも呼ばれています 帰化人系氏族/秦氏の氏寺であり 平安京遷都以前から存在した京都最古の寺院です 

 

国宝の弥勒菩薩半跏像を蔵することで知られ 聖徳太子信仰の寺でも有名 毎年10月12日に行われる牛祭は京都三大奇祭として知られますが 近年は不定期開催となっています 

 
広隆寺291109  

広隆寺には“宝冠弥勒”“宝髻(ほうけい)弥勒”と通称する2体の弥勒菩薩半跏像があり ともに国宝に指定されています 宝冠弥勒像は日本古代の仏像としては他に例のないアカマツ材で 作風には朝鮮半島の新羅風が強く表れています 一方の宝髻弥勒像は飛鳥時代の木彫像で一般に使われるクスノキ材です

『書紀』に推古天皇11年(603年) 秦河勝が聖徳太子から仏像を賜ったことが記されています 

 
広隆寺291106  
広隆寺291107
広隆寺 は東映太秦映画村で有名な太秦に所在しますが 創建当初からこの地にあったものかどうかは未詳で 7世紀前半に今の京都市北区平野神社付近に創建され 平安遷都前後に現在地に移転したという説が有力です 

 

創建当初は弥勒菩薩を本尊としていましたが 平安遷都前後からは薬師如来を本尊とする寺院となり 薬師信仰とともに聖徳太子信仰を中心とする寺院となりました 現在の広隆寺本堂に当たる上宮王院の本尊は聖徳太子像です 『上宮聖徳法王帝説』は蜂岡寺(広隆寺)を「太子建立七大寺」の一として挙げています 

 

『日本書紀』等に広隆寺草創に関わる記述があり 秦氏の氏寺であることは確かですが 弘仁9年(818年)の大火で古記録を失った事もあり 初期の歴史は必ずしも明確ではありません 
 
広隆寺291108  
太秦の牛祭は京の三大奇祭の一つに挙げられています 明治以前は旧暦9月12日の夜半 広隆寺の境内社であった大酒神社の祭りとして執り行われていました 明治に入り暫く中断していましたが 広隆寺の祭りとして復興してからは新暦10月12日に行われるようになりました 

 

仮面を着けた“摩吒羅(またら/まだら)神(摩多羅神)”が牛に乗り 四天王と呼ばれる赤鬼.青鬼が松明を持ち それに従って四周を巡行し 薬師堂前で祭文を独特の調子で読みあげて参拝者がこれに悪口雑言を浴びせるという内容 祭文を読み終わると摩吒羅神と四天王は堂内に駆け込みます 

 

大酒神社社伝によれば 平安時代比叡山の恵信僧都(源信)が極楽浄土の阿弥陀如来を拝する願いを持っていたところ 広隆寺絵堂(講堂)のご本尊を拝めばよいと夢のお告げを受け 恵心は大いに喜んで三尊像を手彫りして念仏会を修ました そして常行念佛堂を建立し念仏守護の神/摩吒羅神を勧請して祈祷したのが始まりとされています 嘗ては毎年10月12日に行われていましたが 現在は牛の調達が困難のため不定期開催となっています 

第27回上方はなし 彦八まつり

彦八290901  
彦八290902  
第27回上方はなし 彦八まつり (生國魂神社) 

うちのお客様にも噺家さんが来られているご縁で いくたまさん‟彦八まつり”へ顔出しに 

 

毎年9月2日と3日の2日間 ここ生玉神社に沢山の落語好きな方々が多方から集合 年に一回の落語家文化祭とファン感謝祭を兼ねた 大坂ならではの粋な祭りです 

 
彦八290903  
お世話になっている師匠方もちらほら 全公演を拝観したいのですが何せ仕事中の身 挨拶ぐらいは... 

 
彦八290905  
彦八290906  
彦八290904  
米澤彦八の碑 
彦八まつりは上方落語の始祖/米澤彦八の名を後世に残すため 彦八が活躍した生國魂神社の境内に平成2年“彦八の碑”を建立した事が始まりです 

 

翌年よりその碑を上方落語の象徴とし年に一度 上方落語家が一堂に会し 上方落語ファンをはじめ一般の方々と交流を深め 大阪の伝統芸能として身近な上方落語を広くアピールし その更なる発展と後世への継承を目的として開催されて来ました 
 
彦八290907  
今年の実行委員長/桂雀三郎師匠の挨拶 御苦労さまです 

「この暑い陽気なんで 陽がようあたりますわ~」と頭をさすりながら シュールな光景です(笑) 

 
彦八290908  
彦八290909  
彦八290910  
噺家の皆さんは浴衣姿に名札を下げ 屋台とあちらこちらを右往左往 大変な人手で賑ってます 

 
彦八290912  
彦八290913  
夏のいくたまさんの時より凄い人 ゆっくり飲食もできません 似顔絵いいなあ...明日書いて貰おう 

 
彦八290911  
明日は六代目文枝師匠/笑福亭鶴瓶師匠の座談会もある事だし 更に凄い人出になるのかな... 

兎も角今年も賑ってます ご来場される方体調を万全にされて是非楽しまれて下さい 

京福電車 嵐山本線(嵐電)

嵐電290801  

京福電鉄嵐山本線(嵐電)  四条大宮駅前 

 
嵐電290802  
嵐電290809  
嵐山本線(あらしやまほんせん)は 京都府京都市下京区/四条大宮駅から右京区/嵐山駅までを結ぶ京福電気鉄道の軌道路線です 北野線と併せて嵐山線-通称嵐電(らんでん)と呼ばれています 
 
嵐山を始めとする洛西エリアの観光地への行楽路線であるとともに 繁華街である四条通へ出るための足ともなっています 西大路三条駅-山ノ内駅間と蚕ノ社駅/太秦広隆寺駅付近が併用軌道の他は全て新設軌道になっています 

 
嵐電290804  
嵐電290805  
嵐電290806  
嵐電290807  
市電ならではの光景 

 
嵐電290808  

H29 愛染さん

愛染祭り290701  
愛染祭り290702  
愛染祭り290703  

愛染祭り(6/30~7/2) 関西夏祭りはここ“愛染さん”から始まります 

  
愛染祭り290704  
愛染祭り290705  
愛染祭り290706  

艶やかな愛染娘達 

 
愛染祭り290707  
愛染祭り290708  
愛染祭り290709  

昭和末から平成の今まで 思えば祭りに対する趣向も好みも大分変わりました 
 
愛染祭り290710  
愛染祭り290711  
愛染祭り290712  

 
愛染祭り290713  
愛染祭り290714  
愛染祭り290715  

夏越の大祓

夏越2901  

夏越の大祓(なごしのおおはらえ)-大江神社 

日本の神道儀式“祓”の1つ 祓は“浄化の儀式”として宮中や神社で日常的に行われますが 特に天下万民の罪穢を祓うという意味で“大祓”と言い表します 1年のうち毎年6月と12月の晦日(新暦では6月30日/12月31日)に行われるものを恒例としています 

 
夏越2902  
夏越2903  

 
夏越2904  
夏越2905  

茅の輪潜り(かやのわくぐり) 

参道の鳥居に笹の葉を並べ 注連縄を張った結界内に茅で編んだ直径数㍍程の輪を建て ここを氏子が正面から最初に左回り-次に右回りと 8 字を描き計3回輪を潜る事で 半年間に溜まった病と穢れを落とし 残りの半年を無事に過ごせることを願う儀式です 
 
夏越2906  
茅の輪潜りの後は 商売繁盛と安全祈願を参拝しました