Takeblog ~たけぶろ~ -427ページ目
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侍士の門 純米

本日 立ち寄りがてら話をしに行った酒屋さんで勧められ 試飲して

迷いながら購入した清酒だ 焼酎では有名銘柄だ

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福岡県 若波酒造 「侍士の門」
掛米 白玉米100% 麹米 山田錦100%精米60% 日本酒度14~15

写真で見る通り 「侍士の門 新聞」で包装されてお洒落感を出している
“復活米 白玉米が繋ぐ鹿児島と福岡の縁”

蔵元HP http://www.wakanami.jp/


侍士の会が以前大久保酒造から発信し 一世を風靡した芋焼酎「侍士の門」と

ラベルは一緒 この清酒が出た事は知っていましたが 特に努めて購入の

予定は無かった(笑) ただ 試飲する機会があったので「それじゃ」と思い…


第一感想が 「九州の清酒質じゃない」と 先入観無く見ると きめ細やかな 

するするっと入ってくる優しい女性の様な優しさが…
酸度を殆ど感じず 一般受けしそうな味想像で「燗にしても いけるかな…?」


焼酎「侍士の門」でも謳っていたが 幻の酒米(白玉米)のみを使用して醸された
醸造アルコールを一切 添加していない と記載されていた いわゆる(純米酒)だ

焼酎 清酒を両方たしなまれる酒好きな方におすすめしてみようかと

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上喜元 純米 雄町錦

昨年からまだ 紹介しきれていない「ひやおろし」から抜粋

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山形県 酒田酒造 「上喜元 雄山錦」

純米吟醸 雄山錦55% 日本酒度+4.0 酸度1.6 アルコール16.5度

参照HP http://www.tutitatu.com/sake/jyoukigen.html


父の里家が山形鶴岡 というご縁もありかなり以前からこの蔵元さんのお酒は

購入していた。実に様々な酒米から色々なタイプの酒を醸す酒造さんで どれも

コストパフォーマンスは秀逸なものばかりだ。今では知名度も大分出来てきたが


酒米「雄山錦」は富山農業技術センターで開発された品種で これを用い醸した酒は

味にふくらみのあるまろやかな酒質になる事で知られている。

芳醇で旨口…表現するならこれが妥当だろうが 薫りはやや控え目
米の甘味を感じながらも余韻もやや短い辛口タイプでもあるかな?と

生で飲んだ感じ、燗向きの酒だとはっきり理解出来た。全体的にスキッとした印象が

好みの方にはお勧めだろう。

出羽燦々、美山錦、山田錦、雄町、亀の尾、八反錦「上喜元シリーズ」は沢山飲んで

きたが、食中酒 で考えると この雄山錦は一番向いているかも。

輪郭がはっきりしていながら主張控え目、という酒質は一般受けするだろうな…と思う

限定生産で15石分(約1,500本)との事 全然知らなかった…(^-^;ゞ

花垣 純米「米しずく」

昨秋の三笠フーズ事件…業界には爪痕がまだキツイ様だ
酒販店、蔵元 そして私達がもっと連携し合ってこの状況を打破しないと。

と関係者達と話も色々した。改めてメディア風潮の怖さを認識した次第だ
落ち着いたら訃報のあった広陵に線香をあげに行こうと思う
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福井県 南部酒造場 「花垣」
五百万石20% 日本晴80% 日本酒度+3.0
酸度1.6 アルコール度数15.5

酒造HP http://www.hanagaki.co.jp/index.html


日本百名水「越前大野伏流水」を使用、低温貯蔵、熟成された(ひやおろし)
生詰されているあたり 蔵元の自信作を思わせる 福井と言えば清酒「黒龍」が

有名だが、自家酵母の織り成す柔らかい酸味の心地よさがとても印象的で

私の中では“福井”と言えば花垣のイメージが強い。


原料に使用されている日本晴だが コシヒカリが誕生するまでは国内で最も

多く生産され食されてきた品種だ。寿司屋の方はピンときたと思うが 粘りが
弱く程よい硬さがシャリ向きで有名だ


香りは至って控え目だが 口に含んだ瞬間 リンゴを彷彿させるようなまろやかで

心地よい酸味。で余韻はすっと短く切れ爽やかさも兼ね備えている
生詰の性質ゆえか 冷やで楽しむのが一番なのだろうか…

自分が客にお勧めするなら“セカンド”になるだろう。「さあ これからゆっくり食事を

愉しむぞ!」というそんな気持ちにさせてくれる ひやおろしだ

開栓直後 で開封して10日 と飲み比べてみたが 出来が秀逸なのかヒネ香は殆ど

感じず。北陸のお酒なのだが 珍味と取り合わす、というより淡白な白身魚の焼物や

かと言ってサンマなどの脂が乗った背青魚とも合いそうなキレの良さを感じる

日本晴で仕込むとこういう酒質になるのかな? 程よい熟成感も楽しめる、

ひやおろしも各蔵元さんの趣向が垣間見れ 結構年を追う毎に楽しみも倍増する

久しぶりにHPを閲覧していましたが そちらも中々の拘りだ

喜久水 本醸造冷やおろし

1月へ突入したが まだ紹介しきれていない「ひやおろし」の数々

まあ今なら味のりが良いだろう… という事で

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秋田県 喜久水酒造 「ひやおろし」

参照http://www.chuokai-akita.or.jp/osake/kikusui/

長野県産 美山錦 精米歩合68% 日本酒度+6.0
アルコール度数15.8度


少量ながらアルコールを添加しており表記は「本醸造」だ。しかしながら

アル添らしからぬ米の甘味、ふくらみを感じ 当然ながら燗映えする 

という出来上がりの良さが 今回ご紹介させて貰った理由だ


ブラインドで利いて「まさに食中酒をイメージしてるな」と感じるすっきりしながらも

芳醇な味わい アル添する必要性があったのか?詳細は判らないがCPも高く 

多様なお客様におすすめ出来る という点では飲食店向きでは無いだろうか?


「純米論争」「アル添論争」等 有識者とのディスカッションに参加させて貰う中 

難しい話は抜きで簡単に美味しいお酒を飲めれば…というのも私の本音だ


この喜久水さん ひさしぶりに頂いてみたが変わらず安心できる味わいだった。

またひとつ「アル添」にたいする認識も変わった様な…

今年も宜しくお願いします


天心嵐漫-2010

あけましておめでとうございます


今年も宜しくです♪


天心嵐漫-hana


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