Takeblog ~たけぶろ~ -426ページ目

恐竜絶滅の原因 小惑星の激突

白亜紀末にあたる約6550万年前の恐竜の絶滅の原因はやはり小惑星の衝突だった――


千葉工業大惑星探査研究センターの 松井孝典所長(惑星科学)らが参加する国際チームが そう結論づけ 松井所長は「天体衝突の環境への影響がはっきりした」と話しています 3/5日付の米科学誌サイエンスに発表するそうです 

  


天体衝突説は ノーベル物理学賞受賞者のルイス・アルバレス氏らが1980年に提唱 91年にメキシコのユカタン半島で衝突跡とみられる「チチュルブ・クレーター」(推定直径180㌔以上)が確認されました しかし大規模な火山活動などが原因とする異論もあり 今まで決着はついていませんでした  

  
たけ-クレーター
今回 地質学や古生物学/地球物理学など世界12カ国41人の研究者が約半年間かけ 様々な論文を精査しました  

  

その結果 世界約350地点の白亜紀と古第三紀(~2300万年前)の境目にあたる地層に 小惑星が齎したとみられる希少な金属イリジウムや 衝突で変質した石英が含まれ ユカタン半島から遠くなるほどその地層が薄くなっている事 生物の大量絶滅と時期が一致する事などが確認されました 

  


小惑星は直径15㌔ほどで 毎秒20キロの速さで当時は海だったユカタン半島にぶつかったと推定 衝突時のエネルギーは広島型原爆の10億倍に相当し 膨大な衝撃波と熱線が走り マグニチュード11以上の地震と高さ300㍍の津波が起きたと見られています 

  

1千億~5千億㌧の硫酸塩や煤(すす)が大気中に放出されて太陽光を遮り 酸性雨や寒冷化を引き起こし 植物プランクトンの光合成が長期間停止するなど生物の約6割が絶滅したとみられています 1億5千万年以上続いた恐竜時代はここで終わったとされています  

  

たけ-恐竜  

国内から研究に参加した東北大の後藤和久助教(地質学)は「30年間のあらゆる分野のデータが チチュルブ衝突による生物大量絶滅を支持している この説は揺るぎないものになった」と話しています 松井所長は「今後は地下にあるクレーターを掘削し 形がどうなっているのかを研究する必要がある」としています 

   

国立科学博物館の真鍋真研究主幹(古生物学)は「今あるデータではチチュルブの小惑星衝突によって恐竜が絶滅したと考えて良い ただ絶滅の時期は種ごとにも異なる 天体衝突前後の環境の変化をより詳しく調べる事で 現在や過去の気候変動が深く理解できるはずだ」と話しています  

    

  

私が幼少の頃の「恐竜絶滅説」はこの天体説の他に火山説や氷河期説宇宙人来訪説など多岐にあった記憶が今でも鮮明です 隕石衝突説はそれほど言われていませんでしたが 30年という長い歳月によりほぼ全容解明に至る…記事を読んで感慨深くなりました  

  

「ジェラシックパーク」「ディープインパクト」等の映画の世界は 決して架空のものではないのかなとも 子供心が興味津々にそそられる記事でした  

あかるいサザエさん

最近 気がつけば この歌ばかり口ずさんでいて気になって仕方ないので ここでお浚いがてら書いてみる事にしました TVは滅多に見ない自分ですが 久しぶりに“サザエさん”を見ました 幼少の頃から慣れ親しんだ番組(というか初期の4コマ漫画本が実家にあったりします 

オープニングからエンディングまで(歌を含めて)多少だがキャストが変わっていたとか 昔懐かしいサザエさんでなかった事が 口ずさむ理由になったのか ワカメちゃん等の声優さんが変わったのか??という些少な事にもすぐ気づいて ここで改めて“サザエさん”をお浚いしてみようと思います   

たけぶろ-サザエさん家系 
たけぶろ-サザエさん間取り  
    
  
  
サザエさん 都市伝説  

「都市伝説」には本当に笑ってしまいました しかしサザエさんて つくづく奥が深いんだなあと(笑) 見ていた当時 間取りとか全然気にしてなかったです そんなこんな色んな意味で本当に国民的番組だったんだなあ と関心しきり  
  
番組の最期でサザエさんがじゃんけんの札を出して… あれ?モチを喉に詰らせてたシーンは? と不思議に思ってたら 実際マネして喉を詰らせた人がクレームを起して 大問題になったせいで変更になったのだとか… 
 
いやはや 時代は変わるもんだなあ(汗  

 

たけのこ

春の風物詩にもなっている「たけのこ」 私は料理で用いる時“筍”と表記する


これは竹の地下茎(根茎)が地表に顔を出してから10日過ぎには1㍍を越える

成長が早い植物で漢字の「筍」は10日間を意味する「旬」から来ている との

云われを尊重しての事。


主に食用で用いられるのは中国から伝わった“孟宗竹”“真竹”3,4月に最盛期

を向かえ それ以降は節の長い“破竹”“根曲竹”へと移行していく

近年 温暖化の影響か 年末に九州方面から真竹や孟宗竹の新物が入荷する

事もあり 早ければ1月には料理屋で見かける事も多い


たけぶろ-筍  “山口佐賀の新物真竹

掘り採ってから時間が立つほど固くえぐみが強くなるので、直ちに食するか

下ごしらえをする必要がある。冷蔵すると遅らせることはできるが、早い程良い


筍は 生長し始めてから早く収穫するほど苦みやアクが少なく美味しいとされる。

成長するに従い、含まれている甘み成分が消費され、繊維質は増加して堅く締まり、

苦みもより強くなって食用には適さなくなる。


アクはシュウ酸やホモゲンチジン酸とその配糖体などが主成分とされ アルカリ性の水

(米の磨汁や重曹)で除くことができる。 ただしタケノコはアミノ酸の一種チロサンを非常に

多く(100g中690mg)含み、これが酵素によって次第に変化しホモゲンチジン酸になる為、

加熱して酵素を失活させるアク止めが必要となる。 これは掘り採ってから早い程良しとされ、

「湯を沸かしてから掘れ」と言う諺があるくらいだ


筍の摂れた状態や成長具合を見極め朝掘りの新鮮なものなら軽く湯がくだけで充分だ

少し成長したものは米糠や唐辛子を入れ穂先を切って6時間程火にかける
たけぶろ-筍1
“筍と鰹”の相性は周知の通りで献立にも「土佐煮」と表記される事が多い

お互いの素材が持つアミノ酸が融合され旨味成分を増進させる為だ


私は戻してアク抜きした筍を掃除(表面の硬い皮を剥き 型に切り揃える)し

昆布とアルカリ水で「白焚き」する 程よく沸いた時に追い鰹をし更に1時間

ことこと煮含める


筍を“地”から“丘上げ”し 白焚きした出しは鰹を漉して再度 焚き地に使う

薄口醤油 味醂 そしてこの“白焚き地”をあわせ筍を中に戻して

更に追い鰹をし 約二時間 ことこと加熱して冷めたら出来上がりだ

このように追い鰹を重複させる手法を“二度鰹”という料理法で呼称する


ここから旬の「若筍煮」「若筍吸」「天婦羅」「炊合わせ」等に派生していく

バリエーションは豊富だが この“二度鰹”を疎かにして筍の真価は発揮

出来ない と私は考えている 朝掘りになれば別物だが


筍料理は“若筍煮”だけではない 他にもわずかであるが幾つか…
たけぶろ-筍1
新筍と牛あみ肉の味噌焼き 芽葫
たけぶろ-筍2
孟宗筍の上湯葉饅頭 鼈甲餡
たけぶろ-筍3
新筍と黒眼張煮 独活 豆腐 菜種
たけぶろ-筍4
筍と春野菜の金平 金時人参 独活 蒟蒻 薄揚げ 胡麻
たけぶろ-筍5
たけのこぐらたん 新馬鈴薯 彩り野菜と

遊穂 山卸純米

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石川県 御祖(みおや)酒造 「遊穂 山おろし純米」

蔵元参照HP 御祖酒造紹介


最近 復活した色んな蔵元さんに見られる「山廃」だがこの「山卸し」は 

生酛造りにおいて蒸し米が水分を吸って膨らみ、盛り上がった状態を「山があがる」

と言い これをすりおろす作業“山おろし”により有能な乳酸菌やバクテリアの影響を

受け易くし 生酛特有の酸味やこく、風味をより活かす工程を指している


香り控え目だが口にして一閃 乳酸菌を彷彿させるかの様な強い酸味を感じる

酒らしい作り といえば個性豊かだが 一般的な飲み口では無いような


冷え(5度位)からちょこを手で温めて冷や(15度位)へ温度変化を愉しむのもいいか

ぬる燗ではいささか酸味が強すぎて合わす肴に心労するかも

豚の角煮などが以外に会うのかな?

天寶一 五百万石冷やおろし

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広島県 天寶一酒造「五百萬石 純米」
精米歩合60 日本酒度+10.0 酸度2.0 協会9号酵母

蔵元HP http://www.tenpo1.co.jp/


福井産の五百万石(酒米)で醸したとか…天寶一で五百万石は珍しいな? と

それよりこの蔵の酒を見るのは半年ぶりだったが 開栓して1週間 立ったので

再度 味見を…五百万石 特有の端麗な舌触り キメ細やかな後口…

発表数値より ボディが少し細いかな?

手で温めて常温で舐めてみると 隠れていた仄かな米の甘味を余韻で感じる事が

出来た。個人の印象では「天寶一」はどの銘柄でも 特有のスキッとした切れ口が

信条の それでいて「辛口」とは言わないまでもぺしゃっとしていない
後口が記憶に深いのだが、この秋あがりは今までのイメージとは違い 全体的に

柔らかく女性的な部分が前に出てきている


薫りも瓜系のまろやかな甘味を微妙に醸して頭の中でふと思ったのが焼き魚と併せたら
いいかな と また 塩を舐めながらも楽しめそうな銘柄だ


蔵元所在の神辺町は私の実家から北の方角にあり 昔は「広島県神辺町」だったが

大合併により「福山市神辺町」に表記が変更されていた。

故郷 広島には「竹鶴」「雨後の月」「亀齢」…等好きな酒が多い豊穣の地だがこの

「天寶一」も負けず劣らず 応援している銘柄だ