『アミ 小さな宇宙人』 エンリケ・バリオス
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こんばんは。神谷です。
エンリケ・バリオスの『アミ 小さな宇宙人』 は、小学校高学年なら読めるかな?という感じですね。
もし、高校で読書感想文の宿題があったら、高校でも十分通用する題材だと思います。
夏休みの宿題の読書感想文の本が決まっていない方は、お薦めします。
ほとんどの漢字にはふりがながふってあります。
ただ、内容はとても深いです。
多くの人は宇宙人のアミが紹介した世界が理想だと思いつつそれが実現できないでいるのです。
『アミ 小さな宇宙人』 のイントロダクションにこんなことが書いてありました。
注意(おとなのみにむけた)
読みつづけないように!きっとおもしろくないでしょう。
ここに書いてあるのは、すばらしいことばかりだから。
なんていう、皮肉なんでしょうA(^^;;
では、物語です。
主人公のペドロは、宇宙船が不時着するのを目撃します。
そして、宇宙人アミに出会います。
アミは子供のように見えますが、アミの種族は大人でも、地球人から見ると子供のように見えます。
アミはペドロに宇宙のことを語ります。
そして、地球はまだ精神性がある段階までに達していないので、宇宙の仲間に入れないことを語ります。
宇宙人たちは地球にも仲間に入ってほしく思い、時々その姿を地球人に見せます。
そして、宇宙の素晴らしさを本に書いてもらうために、まれに、地球人に宇宙を案内します。
ペドロはアミに争いのない、調和のとれた世界を案内され、その素晴らしさに心打たれます。
争いのない、世界を目にしたペドロはこのことを本にすることを誓い、アミと別れを告げます。
では、アミがペドロを宇宙に案内する間のエピソードを紹介します。
ペドロはアミが地球を侵略しに来たと思い、その考えをアミにぶつけます。
アミは、
ある程度の科学水準に達した、でも、優しさや善意に欠けた文明は、かならずその科学を自滅するほうに使いだすんだよ。
すべての悪玉は、自分たちの悪を克服できないかぎり、結局は自滅するしかないんだよ。
だれもこれを支配している法から逃れることができないんだよ。
宇宙船を作るより、爆弾を作るほうが簡単なのです。
そして、精神性を高められない人たちは、その爆弾によって、宇宙船を作る前に、自滅するというのですね。
だから、宇宙を旅するような水準に達した人たちは、「侵略なんかしない」という法則があるというのです。
う~ん、なるほど。
宇宙から、侵略者が来るという考え自体が、自分たちがいつか侵略をするぞということにつながるんですね。
そんな風に考えているうちは、宇宙に出るどころか、自滅への道が待っている。。。。。
ペドロはある星に暮らすアトランティス人と逢います。
アトランティス人は、はるか昔に地球で自滅の道をたどったのですが、宇宙人が精神性が高い人を救ったというのです。
挿絵は『ちびまる子ちゃん』で有名なさくらももこさんです。
これが、またぴったりの挿絵です。
内戦だとか、国境侵入とか、人の欲望丸出のイヤなニュースが多いですよね。
そんなときに、エンリケ・バリオスの『アミ 小さな宇宙人』 を読んでみるのをお薦めします^◇^b
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