master piece36 | 1年だけ先輩。(基本お山)

1年だけ先輩。(基本お山)

やま。いちご。そうぶせん。

理解した方だけしか読まないでください(笑)
ごにんに心奪われ続け、眠る身体も起き出す状態です。

脳内妄想を吐き出す場として利用しようかなと思ってます。
ご気分害されたらごめんなさい。
※主軸は21です!

※妄想のお話です。

 

ごめんなさい…この三日間…

メンタルボロボロで投稿できなかった…(笑)

切り替えてがんばろ。

嵐からの嬉しすぎるプレゼントもあったし♡♡♡

しかも大好きな人の誕生日は近い!♡

(ハートつけてる場合じゃないやばい)

相葉さん見習って、楽しいから笑うんじゃなくて笑ってれば楽しくなるから笑お!!

素敵な未来は~♪辛そうな方に~あ~る~♪(しかしこれは一概には言えない)

 

あと申し訳ないんだけどARA★DIO(検索除けのため表記変えたら笑えるほどダサくなった)の話させてほしい…!

リスナー投稿の文章読み上げる櫻井さん、「さとし↓くん」って読んだよね。

頑なに「さとし↑くん」は自分だけの呼び方だって死守してる感じがしてめちゃくちゃ(・∀・)ニヤニヤした。

あとおにぎりのチョイスで相葉さんが悩んでた時

S「じゃぁ、……、さっさといく?」

O「俺はねぇ~」

になったの、「智くん」って言いかけたんだと勝手に信じてる(笑)

自分のせいで相葉さんが松本さんに叱られて動揺したんでしょ!そうなんでしょ!

だって残りは松本さんと大野さんだったのに大野さんがすかさず言ったってことは、櫻井さん大野さんの顔見てましたよね?ね?ね?

いや~。焼きおにぎりは醤油だよねぇ。。(支離滅裂)


→追記!

智さんって言ってるのねしょさん!!Σ( ˙꒳​˙ )

フォロワーさんに教えていただいて聞き直したら!

ほんとだあああ!!?そう聞こえた!!(笑)

車で聞いてたからよく聞こえなかったんだけどまさかそんな呼び方してるとは!!(笑)

ひえええええ。しょさん!何でなの!!

別にいいんだよ何で警戒してるの!名前だよ!?あだ名よ!?

警戒するポイントおかしいんだって!!!(爆)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いい曲だよね。」

 

突然話しかけられてハッとする。

 

「松本か、ビビらせんな。」

 

「虚ろな目で自分の曲を1人で口ずさんでる元恋人に遭遇した俺とどっちがビビってると思う?」

 

うっ…。

 

俺そんなノリノリで歌ってた?

 

「…さーせん。」

 

「はは、いいんだけどさ。自分の曲に自信あるってことでしょ。いいことだと思うよ。」

 

松本が笑いながら俺の前の椅子を引く。

 

木の温もりを感じることができない、機械で大量生産されたパイプ椅子。

 

あの手作りした赤い椅子は今、一人暮らしを始めた俺の家にある。

 

…智くんの、青い椅子と共に。

 

 

ここはレコーディングスタジオの一階にある共有スペースだ。

 

簡単な軽食が食べられるような食堂もあり、歌作りに煮詰まった時や休憩時間にここへ足を運ぶアーティストや裏方は多い。

 

とは言え今日は比較的休みが多い日曜。

 

周りを見渡すと端に知らないスタッフが一人だけ。

 

耳にはヘッドフォンをしているから休憩がてら制作活動でもしているんだろう。

 

ただでさえ離れている俺らの声は届いてなさそうだ。

 

「え、今飯なの?」

 

言われてそういえば食堂で注文しセルフで持ってきてたんだった、と気付く。

 

時計を見れば15時と21分。

 

なるほど、飯食う時間じゃねぇわな。

 

ぼーっとしてる間に、目の前の蕎麦は少し伸びてしまっているかもしれない。

 

「あ、うん。…頂きます。」

 

パチンと手を叩き、頭をしっかりと下げる。

 

松本は何も言わずにふっと笑った。

 

松本も、智くんとの生活で学んだのかな。

 

小さいけれど大切なことを…たくさん。

 

「お前は?」

 

蕎麦をすすりながら尋ねる。

 

「俺はただの休憩。アルバム作ってんだよ。」

 

「なるほど。」

 

てことは必然的に、二宮も…もしかしたら相葉くんもいるんだろう。

 

最近アイツらはタッグ組んでるから。

 

 

にしても、相葉くんが二宮んとこに弟子入りいったのは驚いたな。

 

俺伝いに連絡させてくれと言ってきた時は、智くんの過去を知ったからって殴り込みにでもいくのかと思った。

 

…ら。

 

暫くして、『俺Disco Starになるね!』と意味の分からない宣言をされて拍子抜けしたっけ。

 

『おーちゃんに俺も元気だよーって知らせたいから!けど歌とか別に得意じゃないから…出来ることからやりたいんだ!

俺、こういう仕事してみたかったし!MJもニノちゃんも大好きだし!!』

 

ニノちゃんて。

 

天下の二宮和也捕まえてニノちゃんて。

 

相葉くんはどこまでも相葉くんだったから笑ってしまった。

 

その変わらぬ笑顔にめちゃくちゃ元気づけられたことはまだ本人に言ってないし、言うつもりも今のところはない。

 

だって、多分アイツなら言いかねないから。

 

『じゃ~今度おーちゃん帰ってきたら一晩借りるね♪』みたいなこと。

 

そんなの冗談で言うとは思うけど、絶対イラッとする。から言わない。

 

まぁ借りるったって俺のじゃないし、俺んとこ来てくれる保証も全くないけどな。

 

 

「『still..』バカ売れじゃん。ったくさぁ、あの時、そんな曲を作ってもらいたかったですよ俺は。」

 

別れるきっかけとなった、究極のラブソングってやつの話だと気付く。

 

「…あれは…悪かったよ。思い返したらワーストワンだわ。」

 

素直に頭を下げる。

 

いや、思い出すのも嫌な位。

 

上っ面だけをなぞったあの歌は…いわゆる黒歴史ってレベルだ。

 

「本当にね(笑)けど…俺こそ。智のこと忘れてない状態だったから…お互い本気じゃなかったなって。そこはごめん。」

 

「…そうだな。」

 

松本もずっと智くんを引きずってたんだな。

 

今はちゃんと乗り越えてるみたいだけど。

 

…俺と違って。

 

まぁ俺は元々気持ちを切り替える気もないんだけどさ。

 

「…智が聞いたら喜ぶかもな。」

 

松本がクスッと笑う。

 

「俺らの会話?」

 

「うん。アイツ平和主義っつーか、ギスギスしてるの嫌うから。」

 

──仲直り、したんだ?

 

嬉しそうにへにゃりと笑う智くんの顔が浮かぶ。

 

「…確かに。ま、やきもちは妬いてくれなさそうだけど(笑)」

 

「どうかな~。俺には妬いてくれなかったけどね。」

 

笑いながら松本が通知を告げるスマホを取り出す。

 

「あと5分だってよ。短ぇっつーの。」

 

「二宮?」

 

「そ。…アイツ、元気だから。安心して。心配してるか知らないけど。」

 

「うん…サンキュ。気にはなってた。けど心配はしてねぇよ。…今は、な。」

 

ずっと智くんを想って生きてきた二宮にとって、突然引越しの前日に断りを入れられたのは相当ショックだったんじゃねぇかなって。

 

その話をぶち壊したのは紛れもなく俺で…最初は結構心配してたけど。

 

 

二宮は

 

あれから曲をたくさん出した。

 

何かに憑りつかれたように。

 

…俺と同じくらい。

 

 

~僕にはわかるんだ、君のいる場所が。
 まるで見えてるかのように、隣にいるように。
 だから辛いんだ。わかっているから、どうしても行けないんだ。
 「まだまだ頑張れ」ってそこから君は笑うから…。~

 

~君には見えて、僕には見えない。
 酔っぱらった勢いで「ずるい」と呟く。
 どうかな? 僕はちょっとかわったのかな?
 "だらしなくなってきた?"
 窓風に乗って聞こえた。相変わらずだな…。~

 

 

タイトルは忘れたけど

 

あの曲を聴いた時、思わず泣きそうになった。


二宮がいつ時点の気持ちを綴ったのかは分からない。

 

けど、そりゃ簡単じゃないよな。

 

俺なんかよりよっぽど長く深いその想いは想像を絶する。

 

 

だけど…あの日。

 

智くんのためにも乗り越えるってアイツは言ってたから。

 

だから、心配はしてなかった。

 

 

「余計なことしてくれましたね。」

 

智くんが旅立って暫くしてから。

 

東京に戻った俺とスタジオで偶然会った二宮は、どこか穏やかな顔で俺にそう言った。

 

ごめん、と謝ったけど、二宮は全く怒ってなさそうだった。

 

「短いのよ。」

 

考えても何のことかわからず、次の言葉を待つ。

 

「俺が何年もかかって、それでも智を自由にしてやれなかったのに。櫻井さん智と過ごして一ヶ月でしょ?

短すぎるんだって。俺の立つ瀬なさすぎでしょ。」

 

二宮は強がりでもなさそうに、ふふふ、と笑う。

 

自由に。

 

…出来てるのかな。

 

「…俺さ…不安になるんだ。これで…良かったのかな…。智くんのことを信じてはいるけど、現状わかんないから結構辛くてさ。

『役割』に囚われてないといいけど…。」

 

「あのさ」

 

二宮がコホン、と咳払いをする。

 

「智はもう大丈夫だよ。ちゃんと…電話でよかったのに、旅に出る前に俺んとこ尋ねてくれてさ。俺の目を見て言ったの。

『カズはおいらのこと好きだから、あんなことしたの?』って。」

 

「え…本当に…?」

 

「ええ。そりゃもうド直球に。笑っちゃいますよ。そうだっつったら、何て言ったと思う?『そう…ありがとう。』よ?

は~もう。バカすぎて。俺もう笑っちゃって。犯 されといて何年もそれに縛られて生きたのに…そりゃないよね。」

 

ああ、目に浮かぶよ。

 

キョトンとした顔で何故笑われたか理解していない智くんの顔が。

 

…伝わったことに安堵して、泣きそうになりながらも必死で笑ってる二宮もついでに。

 

「だからさ、ちゃんとわかってるよ。アイツは。もう大丈夫よ。

…ありがとうございました。俺がかけた呪いを解いてくれて。」

 

九十度、しっかりと頭を下げられて慌てて肩を持ち上げる。

 

けど、貧弱そうな二宮はなかなか顔を上げなかった。

 

「…本当に…ありが…、…っ。」

 

言葉に詰まった二宮は、多分…

 

最初から智くんが一緒に来ないことを分かってたんだ。

 

もっと言えば、そう願ってたのかもしれない。

 

 

賭けに出たんだ。

 

きっと。

 

きっかけになるものがあれば変われるかもしれないって。

 

 

俺が余計なこと言ったせいもあるけど

 

きっと智くんは、二宮の家に行っていたとしてもいずれ飛び出してただろう。

 

松本の家を飛び出した時のように。

 

それでまた闇の中へ逃げ込んでしまってただろう。

 

 

だから、何でも良かった。

 

二宮にとって、誰でも良かったんだ。

 

智くんの手を引くのは。

 

光の世界へ引きずり上げる役目は…。

 

 

「俺ももうさ、言い訳にしないよ。智と同じように自由に生きる。…乗り越える。過去を。…自分を。じゃないと智も笑えないよね。

何だかんだ叱られるからね。アイツ意外と怖いんだよ、あんなぽわぽわしてっけど。」

 

二宮はそう言い、潤んだ瞳を俺に真っすぐ向ける。

 

「…ほんと、ありがとね。櫻井さん。」

 

ふわり、二宮が初めて優しく微笑んだ。

 

悔しいけど、めちゃくちゃ綺麗な笑顔で…どこか智くんを彷彿させた。

 

 

「ついでに雅紀もすげー元気。いやもう、ほんと底なしよ?」

 

松本が、はぁ~~~~、と大きなため息をつく。

 

「ははは、そっちは心配してなかったわ。」

 

「アイツの体力どーなってんの?マジきちぃんだけど。和は若いから何とかついてってるけどよくギブしてるし、俺もう歳を感じるわ…。」

 

相葉くんは相変わらずか。

 

いっそ安心するな(笑)

 

……ん?きちぃって、どういう意味だ?

 

二宮はギブ…って、え?ギブアップ?何が??

 

3人で怪しい関係…って噂は本当なのか???

 

眉根を寄せる俺をよそに松本がおもむろに立ち上がる。

 

「…じゃ。行くわ。」

 

「あ、おう。頑張れ。」

 

「そっちこそ。」

 

同じように俺も立ち上がり、「ご馳走様でした」と手を合わせてから蕎麦のお盆を持って背を向ける。

 

 

俺らには、あるから。

 

それぞれの道が。

 

それぞれの、『自分の』未来が。

 

 

ねぇ、智くん。

 

俺さ、松本とこんな風に腹割って話せるようになったんだよ。

 

 

ねぇ、智くん。

 

ちゃんと食べてるかな。ただでさえあなたは没頭すると他のことを忘れてしまうから。

 

 

ねぇ、智くん。

 

愛を知った俺にとって、あなたのいない日は笑っちゃうくらい灰色だよ。

 

 

ねぇ、智くん。

 

俺寝る時間を惜しんで色んな作品を作ったよ。少しくらい届いてるかな?

 

 

ねぇ、智くん。

 

あなたを見習って一人暮らしを始めたんだよ。まだ炊飯器すら使いこなせてないけど。

 

 

ねぇ、智くん。

 

もうすぐ花火大会の季節だよ。俺は花火を見るたびあの日のあなたを思い出すよ。

 

 

ねぇ。

 

ねぇ。

 

 

…ねぇ。

 

 

返事をしてよ。

 

 

 

あなたは今どこにいる?

 

あなたは今何を考えてる?

 

自由にやれてる?

 

辛い思いをしてない?

 

苦しいことは何もない?

 

無理をしてない?

 

誰かの為に生きてない?

 

 

俺はさ、仕事はめちゃくちゃ順調で。

 

だけど上や世間の言いなりになんてならずに、好きなことを書いてるよ。

 

あなたが教えてくれたから。

 

それが本当の『ものづくり』なんだって。

 

もっと言えば、そうやって生きることが、本当の『人生』なんだって。

 

 

あなたに届くように。

 

あなただけに向けて。

 

あなただけを想い続けて。

 

 

仙人が目標のあなたに簡単に届くとは思ってない。

 

目に、耳にしてもらう機会があるとは思ってない。

 

 

だけど、ねぇ。

 

俺はずっとここで叫び続けてる。

 

 

あなたに

 

逢いたいって。

 

 

あなたを

 

愛してるって。

 

 

だから、お願い。

 

早く頂戴よ。

 

 

俺にだけの、『アイシテル』を。