無農薬•無肥料•自然栽培 めぐみ農場 -2ページ目

無農薬•無肥料•自然栽培 めぐみ農場

農場の気まぐれなブログです。

前回は少し間違ってしまいました。


タイトルの本題に入りたいと思います。


農地を借りたい、でもどうしたらよいのか分からない。

まずどのような目的で農地を借りたいか、です。

家庭菜園なのか農業を本業として営む為なのか、その他か。

基本農地は農家でないと借りられないという話がありますが
これは農作物を生産して販売して生計をたてるのが農家という扱いとなります。
その農家の条件が農地を持っていることうことにります。

矛盾していますね。

今私は農家ですので正式に農地を借りることが出来ます。
こないだもJAの支店にいき相談してきました。
実際に上がっている近場の耕作放棄地のリストを頂き
そこから目星をつけて今地主さんにかけあって頂いている所です。

じゃあ私はなぜ農家になれたのかといいますと家が農家だったからとか
そういうことではありません。

完全なる非農家出身です。

じゃ農家じゃないのに農家になれるなんておかしいじゃないの。


少し話を変えますが、そもそも私は本業で大々的に農業をやるつもりは
さらさらありませんでした。

興味もそんなにありませんでしたし、正直、今でもあまりありません。

えー!!!ですが、これはあくまでも従来の農業、慣行農業の話です。

私は自然栽培をやりたかったのです。

考えただけで大変そうなのが農業です、バカな私でも少し想像して分かります。
労力もそうですし初期投資もかかる、作物は年々単価が安くなって買いたたかれるイメージ。
まず、何もない私がやれるとは思いません。
まして無農薬、ことさら肥料まで使わないなんてリスクが半端ありません。
半年以上かけた労力とお金がパーになる可能性が大です。
実際やってみて、やる農家がいない訳がマジで分かりました。

作るのも大変、売るのも大変、この言葉は大当たりです。
実際‥   本題からずれそうなので私の農業に対する意見の続きはまた後日!


というわけでして、私は愛知の一宮市という所に住んでまして
その周辺で畑を借りたいと思いました。



おっと時間がきてしまいました。
文章書くにも時間かかるものですね、本業に支障がでるので
また後日に書きます。いらぬことばかり書いてしまうくせが笑






続く






という相談がたまに送られてきます。

なので抱いていらっしゃる方が多いのではないかと思い
ブログに経験談を載せることにします。

あくまでも僕個人の経験談ですので些細なご参考までに。





『はーい、9時になりました、農家チャンネルの時間だよ~
今日は私、司会の畑耕造(ハタケコウゾウ)がお送りします
視聴さんからのご質問に答えるコーナー「農夫の知らせ」いきたいと思います~ 』



『ペンネーム、カボチャ大爆発さんからのご質問

「きゅうりがうまく育たないのですが私の愛情が足りないのでしょうか?」

というご質問ですが、えー愛情ってなんだ?ズバリお答えしますが
それはきゅうりに合っていない育て方をしたからだと思います~
きゅうりが喜びそうな育て方をしてください~』

はいここで音楽の方いきたいと思います

SMAPの、世界に一つだけの花と
ゲスの極みの、踊れないならゲスになってしまえよ
2曲続けてどうぞ~


『はい、今日もありがとうございました、畑耕造がお送りしました
農家チャンネル。いかがでしたでしょうか
明日はゲストに太平サブローさんに
お越し頂きましてシローさんとの出会いを語ってもらいまーす』


伴奏♩(オールナイトニッポン)







ともかく早い、時がたつのが早い。
それは年をとった証だと嫁は言う。
体調が悪くなるとそれもまた年だと言う。
我々夫婦よりも年上の方で占めているであろう
自分達が住んで暮らしているここニッポン。
そんな大半の方に失礼だ!と思う。
しそんな事を頻繁に言う嫁は自分に対しての年齢を重ねることへの
コンプレックスの現れではないかな?とも思ったりもする。
自分が感じなければ相手に言えないからだ。

単なる嫁の愚痴ではじまりましたが
ようは私の言動が年寄り臭いのであろう。

今にはじまったことではない。

その昔、18歳の時に初めていった風俗の子に27歳と言われたことがある。
同じ歳の時に職場で『君は若さがない』とも言われたことがある。

20代前半には胃腸が弱いせいもあって既に穀物や野菜類中心の老人食。

3歳くらいの時に産みの母に育てられないからといって、育児放棄、つまり捨てられた。
養子で母の姉の家族に引き取られた。ここも結構普通じゃなかった。
ちなみに実の父の存在は知らない。

なので育ちもどちらかと言えばかわいそうな部類に入る。
その甲斐あって思想や考えも同年代と少し違う、どちらかといえばやっぱり年寄りくさい。
特に20代の頃はそう感じた。周囲に合わせるのが大変だった。

今も色々あるから周囲からは『大変だね、がんばってください』とよく言われる。

生い立ちを話すと色々気を使ってああだこうだ言ってくれるが大きなお世話なので
30代過ぎた頃からは極力そういう話はしないようにしている。
過去はそんなに重要ではないからだ。

なるべく適当に生きようと努力している、努力しないと出来ないのだ。
本当は人生あまり頑張りたくもない。適当が一番!

こんな自分の人生は悲観的に捉えてはいない。
それなりに良い事も沢山あるし、むしろ感謝すべき事でいっぱいだと考えている。

なんやかんやでこうして生きているのも奇跡的だと思える。

一般的にはどうなんだろう、生きているのが当たり前で人並みの暮らしが出来るのも当たり前。
それが格差のない島国日本的な考えかな?まあこれからは違うと思うけれど。

自分は逆境には強いかもしれない。
これからの人生をどう生きるかでまた変わっていくのだと思う。




というわけで農業とは全く関係ないナルシストな記事でした。






100年寒波と言われる超寒気が来週月曜に日本に到来してくるそうです。
もしかしたら沖縄でも雪が降るんじゃねぇ?位の自然の脅威です。
暖かい海のお魚が環境不適合の為に気絶して死んでしまう位のレヴェルです。

ここ愛知でもおとつい寒波で積雪!で案の定スリップ事故が多発したみたいですね。
昨年も雪が降った時に夏タイヤ(ノーマルタイヤ)のまま車を動かしている方が結構みられました。

青森育ちの私からみたら少し信じられません。
あちらでは11月には冬タイヤ(スタットレスタイヤ)に履き替えます。
雪国ですから雪量が半端ないので走る車は100%スタッドレスです勿論。

こちらだと積雪が年に1、2回くらいなので油断してしまうんでしょう。
その為にスタッドレス購入して履き替えるのもなんか、かったるいのでしょう。

でも舐めたらいけません。滑って何かに当てたら器物破損、人なら人身事故。
色々とシャレにならなくなる可能性大なので、乗らない方がよいです。
といっても仕事は休ませてくれないのでしょう。

農繁期になりました。今は人参とキクイモくらいの出荷であとは玉ねぎの草取りかな。



JAが規制改革の為に解体?と騒がれてました。
昨年政府がJA全中に対してとった行動はファーストコンタクトでしょう。
郵政民営化のような流れでしょうか。
役割として現代には適合しなくなったのでしょうか。

戦後占領軍が欧米型の農協を作ろうとしたが
食糧難で色々事が進まず、既存の農業会という組織を改組して今の農協ができたそうな。

農業改革で小作人が土地を手にして農業者も増え全国に農協も増え
情報も末端まで行き届きシステムとしてはかなり出来たものだったのでしょう。

そりゃものが無い時代ですから、ともかく大量生産です。
機械化が進み、品種改良も進み、流通システムも整い、
年中どんな野菜でも全国どこでも買えるようになりました。

めでたし、めでたし。

しかし現代!農業界は色々と難問を抱えているような空気です。

他の物価は上がっているのに野菜はすんげえ安いです。
消費者は助かるかもしれませんが農家はどうでしょう。

天候不順で少し値が上がると野菜が高いと騒ぎます。
あの高値位が農家としては理想かもです。


ではどうして物価が安いのかといいますと、これは単純に供給過剰ではないかと。


もう一度言います。


単に、供給過剰!

↑字を大きくしたい、けれどよく分からない。


物の値段は需要曲線と供給曲線で決まると経済学では言われてるそうな。





野菜が安い、という例

供給側が(供給曲線、左肩上がり)数量が多く
需要側が(需要曲線、右肩上がり)人数が少ない

よって価格が低い。

逆に

供給側が少なく
需要側が多ければ?

単純に考えましてもそりゃ価格上がりますよね。

じゃ野菜が安いのはこの曲線の通りの事が起きているのか?
そうなんです、供給過剰なのです。

日本は世界一スーパーマーケットの数が多いと言われ
全国で約2万店舗くらいあるそうです。

そこに満遍なく野菜が並びます。
それですら価格が安いというのは同じ市場を食い合っているということです。
レッドオーシャンとも言われます。血の海!

つまり農家の数も過剰なのです。
ここでの農家の数は既存の市場に対して、です。

ようは同じようなものを同じような規格で
作りすぎているということです。

生産者の技術も向上し、より多く採れてより形のいい品種により
もうこれでもか!っていう位過剰生産なのでしょう。

こういう品種は美味しいかどうか、安全かどうかという基準よりかは
より効率よく多く安く作れるか、に重点をおきますから。

そりゃ個性なくなりますね。


一昨年の米の買い取り価格1俵8000円が良い例です。
補助金なければ運営持続不可能!

ここで海外産の激安農産物で攻めてくるわけです。

みんなで同じ道を歩み、みんなで路頭に迷うような笑えない状況がすぐそこまできている!
それを担当しました大臣が今賄賂疑惑で笑えないような状況になっていますが。

今安定供給が保たれている品種はとりわけ美味い!というわけではありません。
大量生産で流通側の規格にあった同じような品種が生産されている訳です。

人参には100~200種類くらいあります。玉ねぎ、大根、ナス、トマトなど
それぞれそれくらいの品種の数があります。

量が採れない、形がそろわない、けど美味しい、ってのが沢山あります。
農法も有機や自然に切り替えるだけで味が変わります。

今、目の前に並んでいる農産物は個性がなさそうに見えます。
大衆に選ばれた結果なのですが現代を象徴しているかのようです。

もっと沢山品種が出回って、値段も色々あっていいと思います。
200円のトマトから1000円のトマトがあっても良くありませんか?

こういうのを踏まえ、新たな道を歩く方が増えていけば
まだまだ新しい需要を増やしていけることでしょう。

とは言うものの中々一筋縄ではいかないのもまた人生です。
身にしみています。

痛いぐらいに。

世にあまりない自然栽培作物の生産はまさにその難易度から茨の道。
歩きはじめてしまった私は真っ最中でございます。

可能性を信じて今年も突き進んでいきたいと思います。









カレーチェーン店の廃棄冷凍カツが産廃業者にて不正転売で話題になっております。

発端のカレーチェーン店(完全に被害者)、産廃業者、流通業者、スーパーが
愛知尾張の会社なのでわりかし私の近所周辺でこの事件が起きている事に成ります。

日本で異物混入の廃棄された食品が消費者に出回ってしまったという事実は
もしかしたら氷山の一角なのかもしれません。

業界に従事しないと知らない事だらけです。

○○パンの社員は自社のパンを食べない、○○という石鹸類を作る会社の社員も自社のシャンプーなどは使わない、総菜弁当ライン工場の社員も自社の弁当は食べない、という話を聞きます。

食べたくない理由があるのです。

では農産物はどうでしょうか。出荷用と自家用、畑を分けている例はもちろんあります。
お米も自家用は有機肥料を使用などやっぱり別物、工業製品のような感じです。

危ないと言ってしまえば怒られてしまいます。一応既製品は安全です。

本当か分かりませんが無農薬の方が虫などの付着により農薬使用より
毒性が強いなんていう情報もあります。

この議論は良い、悪いの言い争いになってしまい、きりがありません。

言えることは作った側が自分では食べない食品が
世の中にはかなり多く出回っているということです。


わたくしは自然栽培の野菜を自分で常用したく
気づけばこの世界に入って従事させてもらっています。

ちょっと奇麗事や良いイメージ作戦に聞こえるかもしれませんが
やっぱり自分の家族、子供に食べさせられるものを作りたいですね。



危ないから安い?物の値段はどうやって付いている?

は次回のテーマということで






あけおめでございます!

異常な大きさのにんじん!!



今年もよろしくでございます!


ようやく訪れた農閑期でございます。
正月もはさみ気がだいぶ緩んでちょとふぬけになりました。

といっても作業はゼロではあません。

ちょいちょいブログなども更新していこうと思います。





今年はにんじんまだありますよ~!


キクイモ特集ページを作りました。
http://megumi-ya.shop-pro.jp/?mode=f1



最近やる気がおきません。
今月半ばあたりから
最低限の仕事しかしておらず一日中畑に出ない、ということも。


まあこれも理由は分かります。

•春からほぼ休みなしで、ぼぼ一人でずっと労働。
•特に今玉ねぎ植え付けで4ヶ月ほど農繁期。
•玉ねぎ、マルチが何回もめくれる、苗が風でぶっとぶ、補修の繰り返し、まるで無間地獄のよう。
•やってもやってもなかなか結果が出ない(労働利益率が半端なく少ない)
•特に寒くなってきた
•特に緊急の仕事もなくなってきた(農閑期)
•ここの農場で地主さん絡みで色々と整理しなくてはならないことに直面中、不透明感がさらに増す
•作るのにも売るのにも限界超えオーバーワーク


以上のことから心身ともに少し休養が必要かなと。

無理してやれないことはありませんが休めるうちに休まなければ
ひどくなるであろう燃え尽きからの鬱病だけはいやよいやよ。

予定では31日までみっちりやって3日からまた働こう、という予定でしたが
今井さん回復の為に緊急対策発動!

30日で終えて3日からまた農場に出ますが、数日様子をみて畑作業はちょいちょいで。
1、2月はどちらにせよ落ち着く時期です。乗り切ったかなという感じです。


何事もバランスです。どんな職種でも忙しい時期と暇な時期があることでしょう。

お勤め人でもお忙しい時期には文句たれながら仕事、暇な時期は暇ではないフリをするのが
少ない社会経験から僕でも分かります。

自営農なのでこのあたりは自分でコントロールできますので
無理にやらなくていいです、うん、やりません。

とっていも昨日は引きこもって5時間ほどかけ年賀状作成、今の時代は凄いですね!

専用のソフトをダウンロードしてパソコン一つで年賀状のデザインを作って住所録を打って
しまえばそれをあとは印刷、発送までしてくれる。もちろんサービス料はかかるけれど。

時代はどんどん簡略化、機械化の方向にいってますね。
今の職業の何割かはロボットやPCになると言われていますが本当そうかもしれません。
経理、事務なんてのはどんどんシステム簡略化できる所です。
なまじ農家はそれらを全部やらなければなりません。
クラウド化、PC化は業績を上げる為の必然の流れでしょう。

というわけで農作業から離れると、こういう仕事がまた目の前に現れます。


逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、こりゃ


本当、


適当


にやらなければ早死にしていますなこりゃ。



しかし自分で栽培した野菜はうまいな~



最近はまっている自作料理

•ひじきと大根菜と人参の炒めもの
•人参とほうれん草、水菜の白和え
•大根、カブのぬか漬け
•大根のおでん、みそ汁
•ジャガイモ、人参、キクイモ、葉玉ねぎのポトフ
•赤カブの酢漬け

全部マジでうまいです。

自然栽培は本当においしい野菜が出来ます。



だから今後も適当にがんばらずにがむばってやっていきます!









畑の端っこにずっと放置していたホース、束ねておいときました。
片付ければいいものの放置。全部で80メートル分くらいあるのでかなりの束と重さ。
積ん片すのが億劫で放置していたらついにやられた!

まあ道沿いだったんで一目につく所だったけれど。
そんな所にずっと置きっぱなしだったのが悪いです。

しかしまあそいつは盗んだホースを使って楽しいかね?
夜中きてこそっっと盗んだんかな?
まさかホース盗まれると思わんかったけど、捨ててあると勘違いしたのかね?
よく不振な車や人も通る場所なので今後は気をつけよう。
こそ泥がいます!という看板でも作ろうかな。


冬の強風が続いております。

風が強すぎて作業が行えませんがでした。
タマネギ畑のマルチがはげてしまいました。
強風で植えたばかりの苗もよく飛びます。
カラスにもよく抜かれます。

自然対策をしっかりやらなければ、
労を重ねた仕事が一晩でふっとんでしまうことが多々あります。

数ヶ月、半年の仕事がどんどん削られるのです。

その都度に喪失感と怒りがこみ上げてきますが、落ち込んでもいたしかたありません!
また時間をかけて手直しするしかありません。

こんな感じで日々、作物収量の予定数量が目減りしてくのです。
単純に数量=売り上げですから切実ではあります。

自然栽培は少し油断すると目減り率が半端ありません。

半分ならまだしも4分の1、5分の1ということもざらです。


と同時に次期作の成功率を上げる対策が明確になっていくのです。

失敗は成功の元、と本当によく言ったものです。


というわけで人参、他が出来ましたのでご案内させていただきます。
http://megumi-ya.shop-pro.jp


まだまだやること盛りだくさん!
テンパりながらも適当にがんばっていきます。


ありがとうございます。


毎年中々うまく作れなかった葉物。

ですが今秋、水菜、赤ほうれん草、春菊などが成っています。
小松菜も大きくなったのですが虫穴だらけで商品になりません。

単純に技術的な問題が要因でした。

それは種まきのタイミングとは種方法、畑の見極めです。

今までは遅すぎたか早すぎたかでうまくいきませんでした。
8月、9月中頃だと早すぎて幼葉の頃でまず虫にやられます。

10月中頃すぎると遅すぎて生育がかんばしくありませんが
畑の状態と今年みたく暖かい状況がつづけば成るようです。

畑の見極め、これはもう毎年耕して何かを植えてみるしか
見極めることはできないでしょう、経験がものをいいます。

葉菜類がなるような土は柔らかく水持ちがよく草も旺盛ではありません。
そして腐植が進んでいる土です。

また写真でも撮ってあげようと思います。