英語の迷い道(その138)-「何気ない他人の言葉」-人生を変えたひと言 | 流離の翻訳者 果てしなき旅路

流離の翻訳者 果てしなき旅路

福岡県立小倉西高校(第29期)⇒北九州予備校⇒京都大学経済学部1982年卒
大手損保・地銀などの勤務を経て2008年法務・金融分野の翻訳者デビュー(和文英訳・翻訳歴15年)
翻訳会社勤務(約10年)を経て現在も英語の気儘な独り旅を継続中

何気ない他人の言葉が自分の人生を大きく変えてしまうことは確かにある。

 

何気ないというわけではないが、40歳になったばかりの頃に受診したカウンセリングで女性カウンセラーが発した「何か好きなことを始めてみたらどうですか?」というひと言。これが私の英語再勉強のきっかけとなった。

 

当時は「千里の道も一歩から」の心境だったが、プライドも何もかもかなぐり捨てての傷だらけのスタートとなった。あれから25年。あの言葉がなければ今の自分は無い。

 

 

少し古い問題だが、その当時の自分を思い起こさせてくれる問題である。

 

 

(問題)

次の日本文の意味を英語で表せ。

 

人生の流れは、何気ない他人の言葉がきっかけとなって、その方向を180度変えてしまうことがある。その小さなひと言は、時間が経てば経つほど光を増し、自分の人生に燦然とした輝きを添える言葉だったことに気付かされる。

(大阪大学(文学部以外)・1995年)

 

 

(拙・和文英訳) 

Speaking of the course of human life, other people’s casual words can sometimes serve as a trigger for a change of its direction by 180 degrees. We often notice that such small words became brighter as time went by, and they were the very words that could add a brilliant sparkle to our life.