はいどうもサランです(・ω・)ノ
今回は世界史の勉強法・勉強ルートです!
○勉強法・勉強ルート
当たり前ですが、通史は全員共通です。
受験年が通年になっていますが、浪人生を想定しています。
たぶん予備校のカリキュラムだと、通史の授業と、論述世界史・早慶大世界史みたいな演習の授業とが並行しているんじゃないでしょうか?(違ったらごめんなさい)
ステージ0…高2春~高2夏
ステージ1の参考書では進まないくらい苦手意識があるという人や、挫折してしまった人は、現代文同様に一旦ステージ0に下がってみましょう。
漫画で全体像を捉えたり、冊数の少ない通史の参考書でざっと眺めたりするだけでも違うような気がします。
どうしてもやる気になれないという人は、まず手が出るもので一歩踏み出すことが大事でしょう。
この後に本格的な通史を学ぶことを考えると、高2の夏までに終わらせたいかな…
【参考書】
①通史
『漫画版世界の歴史』(集英社)
『教科書よりやさしい世界史B』(旺文社)
ステージ1…高2春~高3秋/受験年通年
まずは通史です。
と言ってもあまり最初から全部覚えようと気負わずに、まずは全体像の把握に注力しましょう。
ざっくり1周読み切る気持ちで。
通史の参考書の読み込みは2周ほどでいいでしょう。
早く読み切れたら、あとは学校の授業を復習にしたり、演習を重ねたりして覚えましょう。
論述対策がある人は遅くとも高3の夏までに通史は終わらせたいところです。
理想は高2のうちに(学校の授業を含めてもいいので)2周です。
公立高校だと学校の授業で通史が終わるのが11月とかになるので、通史後すぐにセンター演習になっちゃうんですよね…
私大・国公立2次でも使うという人にはそれだと遅いよねというのが本音です。
センターだけの人は学校の授業と同じくらいのペースでも問題ないです。
また、通史の際には必ず図説・資料集を手元に置きましょう。
特に世界史の場合は年表が大事です。
自分が読んでいるのは年表のどの位置かを意識しながら読みましょう。
時代・地域・同時代の他地域のどことリンクするのか、これを年表で確認しつつ通史を読み進めましょう。
通史を進めながらの確認用問題集は、一問一答よりも学校のワーク形式のものが向いているような気がします。
単なる用語の暗記ではなく、ある程度のまとまった歴史の流れの中で基本的な用語を定着する方がいいと思うので。
通史段階で一番やってはいけないのは、知識整理用の参考書や一問一答で通史を進めることです。
特に一問一答だけで進めるのは、歴史のつながりを見失う危険性があります。
【参考書】
①通史
教科書
『青木裕司世界史B講義の実況中継』(語学春秋社)
『ナビゲーター世界史B』(山川出版)
『荒巻の新世界史の見取り図』(東進ブックス)
『タテ・ヨコから見る世界史』(学研)
『詳説世界史研究』(山川出版)
図説・資料集
【問題集】
③通史並行問題集
『時代と流れで覚える!世界史B用語』(文英堂)
『受験スイッチが入る世界史B基礎づくり』(旺文社)
『はじめる世界史要点&演習』(Z会出版)
『世界史100テーマ書き込み問題集』(駿台文庫)
ステージ2…高2冬~高3秋/受験年
世界史がセンターだけ、私大だけという人にとって最もボリューミーなのがこの段階です。
必要に応じてステージ3の中小論述もやりましょう。
論述がある人のおそらくほとんどが、通史後すぐ論述問題対策に取り掛かることになると思うので、志望校に論述問題が出る人は余裕が無ければ論述対策を優先してほしいところです。
しかし、論述問題を課す大学を受ける人は、国立大学であればセンター試験も、私大であれば私大形式の問題も解くことになります。
余裕があればこの段階も踏みましょう。
損はありません。
演習用問題集を進めながら、確認用の参考書として教科書や図説・資料集、知識整理用の参考書を使ったり、基本事項のメンテナンスとして一問一答を使ったりしましょう。
演習用問題集+教科書・知識整理+一問一答→志望校対策問題集
というのがこのステージの基本セットでしょう。
浪人生はほとんどの人が一度通史を終えているはずですから、春から演習も並行しちゃってもいいんじゃないでしょうか。
【参考書】
①通史
教科書
図説・資料集
②知識整理
『世界史の完全整理』(山川出版)
『流れがわかる各国別・地域別世界史Bの整理』(山川出版)
『世界史総整理』(駿台文庫)
【問題集】
④一問一答
『山川一問一答世界史』(山川出版)
『センター攻略よくでる一問一答世界史』(山川出版)
『世界史B一問一答完全版2nd edition』(東進ブックス)
『入試に出る世界史B一問一答』(Z会出版)
⑤演習問題集(センター・私大・総合問題集)
『センター試験への道世界史問題と解説』(山川出版)
『短期攻略センター世界史B』(駿台文庫)
『世界史B標準問題精講』(旺文社)
『実力をつける世界史100題』(Z会出版)
『体系世界史』(教学社)
『関東難関私大世界史問題集』(山川出版)
『徹底攻略GMARCHの世界史』(駿台文庫)
『関関同立入試対策用世界史問題集』(山川出版)
『関関同立大世界史』(河合出版)
『慶應大世界史』(河合出版)
『早稲田大世界史』(河合出版)
ステージ3…高3春~高3秋/受験年通年
中小論述とは30字~90字程度の論述問題を想定しています。
その程度の字数で歴史的事項や用語の説明をする問題を解き、ストックを作っていくことが、本格的な論述問題の対策になります。
私大の論述問題だとこの段階で十分かもしれません。
国公立志望の人のほとんどはステージ2をやる余裕なくステージ3・4へと来ることになると思います。
特に学校の授業で通史が終わる時期が遅いところならなおさら。
中小論述・論述の詳しい進め方はまた記事を書こうと思います。
国立2次で本格的な論述対策が待っている人(ステージ4あり)は『別冊60字』を、私大・国公立志望で中小論述がある人(ステージ4なし)は解説がある『面白いほど』を使うといいと思います。
【参考書】
①通史
教科書
【問題集】
⑥中小論述
『世界史論述練習帳new別冊60字』(パレード)
『世界史B論述問題が面白いほど解ける本』(中経出版)
ステージ4…高3春~高3秋/受験年通年
いよいよメインイベント!という段階です。
東大・京大・一橋・筑波等の論述問題対策になると思います。
ステージ3でのストックを生かしつつ対策を進めましょう。
一番のオススメは『論述練習帳』です。やはり書き方・答え方を持っているのと持っていないのとでは違うと思います。全問題を解かなくてもいいので、触れておくだけでもしてみてください。
論述は2冊できるほど時間の余裕がないとは思いますが、個人的な理想は『論述練習帳』で方法論を学んで、『判る!解ける!書ける!』で演習という流れです。高3のスタート時点で論述問題をする余裕がある人はこれでいきましょう。
夏から論述を始めるという人は演習を過去問に任せて方法論の獲得のために『論述練習帳』を優先するのがいいのかなという感じです。
【参考書】
①通史
教科書
⑦論述
『世界史論述練習帳new』(パレード)
【問題集】
⑦論述
『世界史B論述問題が面白いほど解ける本』(中経出版)
『判る!解ける!書ける!世界史論述』(河合出版)
『みるみる論述力がつく世界史』(山川出版)
『世界史論述問題集45か条の論題』(駿台文庫)
『テーマ別東大世界史論述問題集』(駿台文庫)