ヴィーガンの子の幼児食はどんな本を参考にして作ったか?おすすめ3冊 | ベジタリアンの妊活・妊娠・出産・子育てブログ(旧天ちゃん生活)

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二人目を出産しました。現在は子育てと三人目の妊活しています。ヴィーガン・ベジタリアンで生活して本当に健康で問題なく子どもが生まれるのか心配な方に、大丈夫でしたよとお伝えしたい。安心して妊活に励んで下さい。

ヴィーガン・ベジタリアンの幼児食の参考本

 

あっつい…すっかり夏ですね。

夏バテしてませんか?

夏バテには、梅干し食べてスッパマン酸っぱいですよ!

 

【ヴィーガン・ベジタリアンの基礎知識】幼児食はいつから?

 

幼児食っていつから始めるものかご存じですか?

 

厚生労働省によると

幼児食とは、離乳食が終わる1歳半ころからスタートし、就学前の6歳までの期間の食事のこと

のようです。

 

ちなみに私の子は一人目が1歳1ヶ月~、二人目は1歳2ヶ月~幼児食を与え始めました。

 

それまでは完全母乳で、離乳食は一切与えませんでした

 

きっかけは私が知り合いの助産師さんに「子どもが1歳になるまでは母乳だけで育てたい」と言ったら、「じゃあ離乳食あげなくて済むね!」という言葉からです。

 

目からウロコが落ちましたよ。全ての助産師さんが同じ考えではないし、賛否両論あると思います。

 

1歳過ぎまで母乳のみで離乳食をあげなくても大きな問題もなく育ってくれました。もちろん、母乳を作る私の食事はヴィーガンです。

 

母乳のために気を付けたのは、過去の記事に載せている通り一汁二~三菜って感じでなるべくバランスよく食べ、水分を多めに摂りました。

関連記事指さし母乳が出なかったときの代替ミルク

 

 

ヴィーガンの幼児食は何を作っている?レシピの参考本

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実際にヴィーガンの私が子どもたちに作っている幼児食は、ほとんど大人のとりわけです。

 

主に、

 

  • 味噌汁やスープは、上澄みか水で薄めたもの(野菜・豆腐・海藻入り)
  • 釜で炊いた分づきごはん、麺類、乳など動物性不使用のパン
  • おかず(納豆、漬物、炒め物、煮物系)
  • おやつ(おにぎりやさつま芋のような炭水化物系がメイン、果物、ヴィーガンラスク少々)
  • 飲み物は水またはノンカフェインで薄めのお茶

 

が多いです。

 

ヴィーガン料理って幼児でも食べやすいものが多いんですよね。なので子どもに野菜を食べさせようとして、特にレパートリーを増やそうということはありませんでした。ヴィーガンの子が野菜嫌いになるって、なかなかないですし。

 

あえて言えば、ヴィーガンの幼児食レシピで参考になるなあと思ったのは、アナ吉さんの「一番かんたんで、おいしい、ゆるベジレシピ」という本です。

 

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過去記事ではあな吉さんの本について何度か取り上げていますが、シンプルだけどシンプル過ぎない調理法で、野菜が美味しくて嬉しいと思える本です。あな吉さんのレシピは妊娠前から大活躍していました。うちの幼児たちに作ってあげたときも食べっぷりがよいのでおすすめです。

 

 

ヴィーガンの幼児食を作るにあたって、どんな本を参考にしたのか?

 

私が妊娠中に心配だったのは、身近にヴィーガンで子育てをしている知り合いがいなかったので、子どもの食事にはかなり気を遣ってあげなければという思いがありました。

 

そのため、図書館で本を借りて返し、30冊くらい幼児食の本を読み漁りました。

 

気に入って買ったのは幕内秀夫さんの「じょうぶな子どもをつくる基本食」という本です。

 

幕内さんは管理栄養士で、日本の伝統食や民間食の研究を続け、学校給食と子どもの健康を考える会というボランティア団体『フーズ&ヘルス研究所』の主宰をやっていらっしゃるようです。

 

「じょうぶな子どもをつくる基本食」この本の中で私が参考になったポイント

 

  • 「野菜を食べなさい」「よく噛みなさい」「残さないで食べなさい」は必要なし
  • 戦後からの栄養教育の間違いによる弊害(アレルギーやぜんそく、孤食)を指摘
  • 母乳育児を推奨
  • 離乳食は大人のとりわけで十分
  • 幼児食の基本は和食「ごはん・味噌汁・漬物・お茶」(肉は否定し、魚を推奨)
  • おやつとは主食だけの食事のこと(おにぎり、焼き芋など)
  • 子どもの食生活改善方法10
  • アトピー性皮膚炎や学校給食について、Q&A

 

本の中で、たんぱく質に関しては肉は否定して、卵や魚介類を推奨されています。

 

ヴィーガンの場合、卵のたんぱく質なら豆類や穀物等で、魚の栄養EPAやDHAならアマニ油・えごま油やくるみ等で代用できるので、それ以外はヴィーガンでも実践できる内容だと思います。

 

ちなみに幕内さんは、ヴィーガンには否定的です。本の中で、玄米菜食主義者に関しては「体はガリガリで貧血、当然生理もない」と取り上げ、ヴィーガンに関しては「動物性ゼロがいいという根拠はない」と一部偏見とも捉えられる記述があったためです。

 

でも、彼の「ヴィーガンで育てる(動物性ゼロにする)のは不自然だ」という主張は共感できます。大変なことは思い知っているので(笑)

 

ご本人はお気づきではないかもしれませんが、幕内さんもベジタリアンなんですよね。肉と乳製品は極力摂らずに鶏卵(オボ)と魚介類は召し上がるようなので、オボ・ペスキタリアン?!

 

ペスキタリアンは魚介類・卵・乳製品を食べるベジタリアンのことなので、分類にない組み合わせのベジですね。

 

その他参考になった本

 

幕内さんの本の他に、買ってまだフル活用できていないのが、シャロン・K・インテマさんのベジタリアンシリーズです。

 

  1. プレママのベジママ宣言
  2. 赤ちゃんはベジタリアン
  3. ベジっ子育て

 

シャロンさんの本は挿絵や図表が少ないのでイメージがわきにくく、結構専門的な言葉も出てきて読みにくいのが難点です。ただ、妊娠、出産、母乳、離乳食、幼児食、全てヴィーガンでもやっていけるんだと確認することができますし、足りない栄養の補い方も詳しく載っていて非常に参考になります

 

幼児食のことだけでなく、ベジタリアンとしてどうやって育てていくか、子どもの見守り方やベジタリアンファミリーとして生きていくアドバイスも丁寧に書いてあるので、ベジ食育や家庭内での方針について迷ったときに読むと良いかもしれません。

 

 

まとめ

 

・ヴィーガン幼児食を作るにあたって、考え方・作り方が参考になったのは幕内さんとシャロンさんの本。

 

・私の作る幼児食は基本的に『大人のとりわけ』で、あまり作り分けませんでした。そのため、薄味の傾向で、香辛料は個別に入れています。

 

・ヴィーガン幼児食にも活用できるレシピ本はあな吉さんの「一番かんたんで、おいしい、ゆるベジレシピ」