麺や 空月 @横浜市港北区 ~「鯛白湯らーめん 塩味」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

としくんの「ぶらぶラーメン日記」

ラーメンブログのみ公開中です。

麺や 空月

横浜市港北区(綱島)

 
【メニュー】鯛白湯らーめん 塩味
【価格】820円
 
[訪問時期] 2018年2月下旬(休日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 鯛/白湯
[味] 塩
[麺] 中細麺(150g位)
[トッピング] チャーシュー、鶏チャーシュー、メンマ、海苔、鯛すり身、大葉、梅肉、パプリカ、刻み葱
 
 
中華そば 笑歩からの連食です。

2軒目は中華そば 笑歩から徒歩3秒の斜向かい
 
 
 
昨年12月にオープンのお店で、店主さんは食の道場ご出身だとか。
この住宅街に2軒のラーメン屋さんが正対しているのは、興味深いし奇妙でもある。
お昼前の店内は先客4名、因みに後客も5名ほどで、行列が絶えない「笑歩」ほどではないが、まずまずの客入り。
 
 
 
メニューに「オススメ」とある表題を、タッチパネルのハイテク券売機で購入。
丹念な作業でスープと麺上げを担当されるご主人、盛り付けと接客担当の奥様。
斜向かいのお店よりひと回りほどお歳は召しているが、このご夫婦の醸し出す雰囲気もかなり心地好い。
ほどなく奥様の手によって、彩り豊かで創意満載なラーメンが届けられる。
「海苔の上に載っているのは鯛のすり身で、後からスープに溶かしてみて下さい」とのこと。
 
 


スープ
ややトロのスープを啜ってみて、その美味しさに正直ぶっ飛んだ
溢れ返る鯛の旨味は力強くも上品で、癖は抑えられ、滑らかクリーミーなポタージュ仕様
支えに鶏でも使っているような濃密なコクなのだが、訊けば鯛100%スープとのこと。
おそらく塩ダレに潜んだ乾物魚貝が、この安定感あるバランスに寄与しているに違いない。
 
 
 
案内の通り、徐々に鯛すり身を溶かしていくと、スープに奥深さとコクが増していくのが分かる。
それでいて重たくなく、後口もスッキリ。
我を忘れて完飲必至の極上白湯で、個人的には真鯛らーめん 麺魚と同等、いやそれ以上に響くものだった。
 
 
 

全粒粉入りの中細麺で、僅かにウェーブが入る。
しなやか系で啜り心地と喉越しの良いタイプ。
ややスープに埋もれている感もあるが、敢えてそうしているのかも。
個人的には、もう少し麺でも楽しめるようになると、この一杯は鉄壁。
 
 
 
トッピング
チャーシュー、鶏チャーシュー、メンマ、海苔、鯛すり身、大葉、梅肉、パプリカ、刻み葱。
 
 
クルッと丸めた薄切りレアチャーシュー、しっとり系の鶏レアチャー、ピリッと刺激のあるメンマ
 
 
多彩なラインナップで特筆すべきは、それ以外の面子だ。
上述の通り、スープに濃密な変化をもたらす鯛すり身
大葉は濃厚な一杯に爽やかなアクセントで、その上に載せられた梅肉にも意味がある。
実はスープに使用した鯛は、紀州の梅を食べて育ったさっぱり脂の真鯛で、そのスープに梅肉がナチュラルにマッチする。
 
 
刻み葱に混ざったオレンジと黄色のパプリカも、意外なほど合うパートナー。
鯛を楽しませるための創意に満ちたトッピングが、この一杯の美味しさ、楽しさを確実に高めている。
 
 
■ 感想など
大変失礼ながら、今日は一軒目の「笑歩」が主目的だった。
ところが両店で食べ終えて、より響いたのは此方
初訪なので大口は叩けないが、この住宅街に相対する両店は、そこいらのラーストより余程レベルが高い。
両店ともご夫婦経営で、居心地良い雰囲気も共通。
相乗効果でより一層の賑わいにつながればと願う。
またいつか、この両店を巡りに訪れたいものだ。
 
ご馳走さまでした。