2021年東大入試 自己採点状況(※まだ開示結果は来ていません) | 東大国語で高得点を目指すブログ

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東大現代文の過去問20年分の私の解答をこのブログに保存していく予定。
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《自己採点》
英語:60/120(8-9-22-12-9)
数学:12/80(0-6-6-0)
国語:62/120(28-12-13-9)
日本史:10/60(4-3-1-2)
地理:15/60(4-6-5)
合計:159/440
(※まだ開示結果は届いてません。)


これは相当酷い結果が返ってきそうです。
去年の自己採点よりも多分低い。

以下、科目別に分析していきます。




《英語》:60/120
・1A(やや難):4/9  
ただ要約するだけなら易しい文章だけど、
それに「10代の若者の気質の変化について」という付帯条件がつけられたことで、何を書けば良いのか一気に悩まされました。
予備校の解答速報でも、珍しく各予備校によって解答の方向性が違っていたので「やや難」だったと予想しています。
自分は普段の要約の仕方とは大きく変えて、以下のように、変化についての説明に特化させて書いたけど、どうでしょうか。
↓↓
「10代の若者は年を経るにつれて自分独自の空間を望み、親との関係を変化させ、自分の特徴を仲間と比べる。幼少期の素直さは一時的に弱まり、一時的な内的葛藤が起こる。」


・1B(標準):4/12
最後に解いたこともあり、検討する時間が足りず大幅に失点。1Bじゃなくて4Aを最後に解くべきだったか。

・2A(やや易):6/12  
去年よりもだいぶ易しくなったものの、可算名詞と不可算名詞の扱いに気をつけなければいけないような設定になることが多そう。
例えば「自然が豊か」みたいなことを書こうとすると、可算名詞か不可算名詞かでかなり迷う場面が多そうだし、自分は「駅が多いこと」と書きました。
なお、見直しの時にgo anywhereをわざわざ"go to anywhere"に修正するという愚かな行動をした結果、満点の可能性を自ら潰してしまった模様。未だになぜこんな行動に走ったのか信じられない。
他にも細かなミスをしてそうだから、とりあえず半分で計算。

・2B(やや易):3/9
失点要素としては、まずlanguageを可算名詞にすべきなのに不可算名詞で書いてしまったこと、それとonceをafterと書いてしまったことの2点です。その他にも細々としたミスはありそう。
1ミスあたり2点減点だと相当削られる。

・3A(標準):10/10  
・3B(標準):8/10 
・3C(やや難):4/10
相変わらずリスニングは英検準1よりも難しい。
特に3Cは聴き取り能力だけでなく、それ以上に「読解力」もかなり求めてくる本格的な問題だったので難しかったです。
いつもは3Cの選択肢は短めになることが多いのに、今年は長めだった。

・4A(標準):6/10
21番と25番を間違えました。22.23.24は比較的簡単な問題。
21番は「文法的な間違い」ではなく「内容的な間違い」を指摘するものだったので気づけなかったです。
ここ数年の過去問は「文法的な間違い」だけで決まる問題ばかりだったので「内容的な間違い」で選ぶタイプの問題がまた復活することを頭に入れてませんでした。

・4B(やや易):6/15
(ア)と(イ)は多分それなりに部分点が残るはず。
しかし(ウ)はdiverting以下を分詞構文ではなく動名詞(つまり補語)と捉えてしまったため、文構造を間違えてしまいました。
文構造の間違いは基本的に0点だと思うので、(ウ)は0点で計算しています。

・5(やや易):9/23
記号は1ミスで済んだものの、記述がほぼ全滅に近い状況です。
記述は多分1問あたり5点ぐらいは配点があると思うので、記号をほとんど全部正解しても結局記述ができてないと大幅に失点してしまうのではないか。




《数学》:12/80
・大問1(微分・標準):0/20
この問題は連立方程式を立てて数式計算をすれば正解に至るようですが、
自分は3次関数と円をそのまま同じグラフに書いて視覚的に解く解法を取ってしまい、答えに至らず。

この解法だとどう頑張っても正しい答えに行きつかないようなので、0点の可能性が極めて高いです。
それだけならまだしも、答えの符号が明らかに変なのに何回見直しても計算ミスが発見できないので、この問題だけで50分ぐらい無駄にかけてしまってます。


・大問2(場合の数・標準):6/20
(1)だけ正解しました。
(2)は「余事象で考える」などと書いて、具体的な場合分けはせずに終了。
実は大問2の(2)は1対1対応の演習にそのまま類題が載ってたようで、要するに典型問題だったようです。
典型問題だと気付かずに、見た目の煩雑な場合分けに圧倒されて後回しにしてしまったのが悔やまれます。


・大問3(2次関数&図形と式・標準):6/20
(1)の2次関数の解の配置の問題は教科書レベルなので、さすがに正解しています。
しかし(2)はx,yを定数と見てaとbをそれぞれ変数と見立てた式に式変形しただけで終了。要するに逆像法のやりかけの部分で終了。さすがに式変形しただけでは部分点は入らないはずです。
実はこれも1対1対応の演習の2次関数に順像法を使った類題(例題14)がそのまま載ってて典型問題だったようでした。
今回、1対1対応の演習からの的中題がかなり多い。


・大問4(整数・難):0/20
(1)すら解けてないです。大半の受験生は(1)と(4)は解けてるようなので、ここで差をつけられてしまった模様。
自分は(4)を分数で表して4の倍数の余りで各項を分類してる途中で時間切れ。多分1点たりとも部分点は入ってないと思います。



《国語》:62/120
(※以下は評論40点満点、古文30点満点、漢文30満点、随筆20点満点と仮定した場合の点数です。)

・評論(やや易):28/40
今回は全ての問題が傍線部説明問題で「どういうことか」と聞いてくる問題でした。
ほとんどの言い換え表現が本文中に用意されてたので容易に部分点が確保できそうな問題ばかりだったものの、その言い換え作業を精密にやらなければならない場面が多かった印象です。
なので難易度を「易」ではなく「やや易」に戻しました。

ほんの一部だけ、自分の言葉で言い換えなければいけない場面もあったものの、それは毎年のことなので特に難化の要素にはなってないはずです。
あとは、(2)みたいに傍線部の主語が省略されてる場合に、ちゃんと主語を補えたかどうか。

なお、自分が試験場で書いた評論の答案には、ちょくちょく穴が見つかり始めてるので、どの小問も少しずつ減点されてしまうのが確定してる模様。
今年は古文と漢文が難しかったので、この評論である程度得点を稼げないと非常に苦しい展開を強いられそうです。

・古文(標準):12/30
標準といいつつ、体感難易度はかなり高かったです。「やや難」寄りの標準か。
単に単語と文法の知識を聞く問題も意外と多かったから、ある程度の部分点は誰でも確保できるものの、高得点は難しそうでした。
接続助詞の「に」や「ば」の訳し方は文脈次第でいくつかあるものの、自分は全部外してしまったようです。(文法的な訳し方は合ってるものの、前後の文脈には沿っていないというタイプのミス)

・漢文(やや難):13/30
本文の論理がかなり掴みづらくて35分もかけてしまいました。
最後の問題でかなりの部分点は確保できたようです。文系専用問題の(2)は間違えました。

・随筆(標準):9/20
20分で解いたとはいえ、(1)〜(3)では大きなミスをしておらず、ある程度の部分点は確保できていそうで一安心。
(4)は残り時間3分で書いたので考える時間すらなく、前後の文章を当てずっぽうでツギハギせざるを得ず、もちろん間違えました。



《日本史》:10/60
前年度とは違って、ある程度教科書的な知識で答えの方向性が1つに決まりそうな問題が多かったので、
自分のように外した解答を書いてしまうと悲惨な点数になるはずです。
去年の日本史が34点だったのは単に運が良かっただけでしょう。

例えば、近世の幕府財政上の問題について「金銀の含有量が少ない元禄小判を発行してインフレを起こして幕府の財政が圧迫された」とか書いてしまいましたが、よく考えれば直接関係ある話ではないので、多分1点たりとも貰えないと思います。
そして、被災地の救済に関する問題が今年の小論文っぽい問題の枠だったと思いますが、これも全然見当外れなことを書いています。

他にも、高橋是清が衆議院総選挙に立候補した理由を述べる問題では「政党政治や普通選挙運動の高まりを受けて、より民意を反映した衆議院議員になった方がメリットが大きいから」みたいな趣旨で書いてしまいました。
これも多分ほとんど部分点が期待できないと思います。


《地理》:15/60
さすがに去年よりは少しはできてると思うものの、やっぱり知識不足です。論述問題で空欄のまま提出した問題も何個かあります。
参考書の暗記ばかりではなく、過去問を含めてあらゆることにアンテナをはる努力をしないと、多分地理でまともな点数は取れないのだなと思いました。自分はそれ以前に勉強時間の問題の方が大きいです。最後までまともに完成させることができずに終わりました。




開示結果は、今日の夜か明日あたりにアップすると思います。
何かの間違いで国語が30点台だったり40点台だったりするなど予想より点数が低かった場合は、ショックの余り失踪してしまうかもしれません。その際はお察しください。いやまあ、半分冗談ですけどね。


(追記)2020/03/13 18:25
「大雨により、郵便配達が困難なため、再配達が明日になっても良いですか?」という連絡がさっき電話で入りました。了承。一日遅れますが、気長に待ちましょう。