風に舞いあがるビニールシート/森絵都 | 戯言騙り

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ひとり言おきば
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「風に舞いあがるビニールシート/森絵都」読了。

綺麗じゃないのが当たり前で、目の前にはいつも困難があって、それでもその時その時を真摯に誠実に生きていくことが大切なのだろうと。
今ばかりを見て歩くことはあるべき姿ではないのだろうけど、今を見て歩かなければその先の姿はないのだろうと。
もっと真摯に、逃げ続けず生きていかなければいけないと。感じることができた一冊でした。


先を考えて生きることが苦手で、今を一所懸命に生きることが報いることになるだろうと定義していたこともあったけれど。
そう言うのならば、それをしっかりやりきらなければ、生きていることに報いられていないだろうと。
逃げたいオーラが出ていようと、心は逃げたいと思っていたとしても、先ず行動は逃げずに続けなければと思いました。
一度向かってから、本当に心も体も逃げたいと思っているのか、惰性で逃げているのか、考えるべきだと思いました。