令和5年の新潟空港乗降者数は前年比1.43倍の103万人超 | 希望のブログ 上越新幹線の新潟空港乗り入れ

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東京一極集中の緩和、地方の活性化、新潟の人口減少抑制、経済活性化、国土強靭化のため、上越新幹線の新潟空港乗り入れを考える。人口、経済、GDP、保健福祉、政務活動費、議会活動などにも関心を持っています。専門統計調査士。

国土交通省東京航空局および大阪航空局は、1月31日、管内空港の利用概況集計表(速報値)を公表しました。

令和5年の新潟空港の国内線の乗降者数は99万6,240人(前年69万8,039人、前年比1.43倍)で、国際線は3万7,014人(同23人、同1,609.30倍)、国内線と国際線を合わせた総数では103万3,254人(同69万8,062人、同1.48倍)となりました。

新型コロナウイルス感染症による行動規制の緩和が世界的に広まり、国内でも行動規制が緩和され、移動する人が増えました。

写真=水色の機体は大韓航空機、右側の白い機体は中国東方航空機、奥はピーチ機。新潟空港にて。

令和5年における新潟空港の国際線の動きを見ると、
1月には台北線再開、
3月末から台北線一時運休、
4月は国際線ゼロ、
5月から台北線再開とベトナム線チャーター便運航、
8月末から上海線再開、
10月末からソウル線が再開され、昨年の国際線乗降者数は徐々に伸びていきました。

平成25年以降の空港管理状況調書を見ると、
新潟空港で100万人を超えたのは、
平成26年の101万1,945人、
29年の101万6,991人、
30年の112万3,897人、
令和元年120万1,419人。
コロナ禍以降で最も少なかったのは、令和3年の34万7,941人(うち国際線0人)でした。

写真=国際線がコロナ禍でゼロとなった頃の新潟空港国際線の出口

新型コロナウイルス感染症が広まるの前年の令和元年の乗降者数(国内線、国際線合計)を1とすると、
令和5年の新潟空港は0.86、
仙台空港は0.89、
茨城空港は0.90、
静岡空港は0.61、
小松空港は0.75、
富山空港は0.62
となっており、どの空港もコロナ禍前の水準には至っていませんが、乗降者数は回復傾向になっています。

また、令和4年と5年の国際線の乗降者数の変化を見ると、
新潟空港 23人  →3万7,014人
仙台空港 940人→26万4,449人
茨城空港 0人 →4万1,073人
静岡空港 0人 →6万6,644人
小松空港 0人 →9万7,707人
富山空港 0人 →3万2,770人
となっており、どの空港も外国人観光客が昨年大きく増加しました。

さて、新潟空港を拠点とする航空会社「トキエア」の新潟―札幌・丘珠線が1月31日に就航しました。
独立系の新規航空会社の就航は、フジドリームエアラインズ(FDA)以来15年ぶりです。

写真=トキエア就航日の1月31日の新潟日報朝刊に掲載された新聞広告

トキエアは今後、仙台、神戸、中部、佐渡の各空港への航路拡大を予定しており、新潟空港の利用者数の増加、活性化が大きく期待されています。

写真=新潟空港の滑走路の上を飛行するトキエア機(過去に撮影)

ついでに、以下は常々思っていることです。
上越新幹線の開通前から構想があった上越新幹線の新潟空港乗り入れ。
新潟空港と新潟駅が新幹線でつながれば(既存の新潟駅ー新幹線車両センター間を除くと、実質の延伸工事わずか6km)、新潟空港隣接の空港駅との乗り換えだけで、九州・沖縄や外国からの観光客は簡単に新潟県内や群馬県内のスキー場や温泉、登山へ行けるし、ノーベル文学賞の川端康成の代表作「雪国」の舞台にも簡単に行ける。
群馬県からは簡単に早く新潟空港経由で九州・沖縄やソウル、上海、台北、ハルビンへ行って観光を楽しむことができるようになります。

札幌ー高崎間の移動を考えると、札幌駅ー新千歳空港・新千歳空港ー羽田空港・羽田空港ー高崎駅と、札幌延伸後の北海道新幹線・上越新幹線と、丘珠空港ー新潟空港・延伸後の上越新幹線とでは、時間的にいい勝負になるかもしれません。

イラスト=新潟県は平成15年1月の県民だよりで「新潟県交通政策大綱」を説明し、「新潟駅と新潟空港を結ぶ鉄道整備の検討」と明記して、空港に新幹線が乗り入れているイラストを掲載した。

また、新潟にこだわり過ぎているのか、新潟空港内の広告スペースは空いており、非常にもったいない。
新潟空港までの新幹線延伸により、群馬県と直結すれば、群馬県の広告も出しやすいし、草津温泉や世界遺産の富岡製糸場の広告があってもいい。
佐渡金山の世界遺産登録が実現すれば、佐渡金山と富岡製糸場のコラボの広告もいいかもしれない。

写真=新潟空港内の広告スペースに空きがちらほら

新潟県の朱鷺メッセと群馬県のGメッセが競争してより高く広告料を払ってくれる方に広告掲載してもらえれば、赤字が続く新潟空港の収入の若干の増加にもつながるし、空港利用者数が増えれば、空港で働く人たち、人口も増えて地元の雇用者報酬も増加し、収入が増えれば、地元での消費も増えて、新潟市の経済の活性化にもつながると信じています。
最後は話が脱線してしまいました。