ふせい白書

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第155回   天皇賞 春   GⅠ  

2017年4月30日        京都11R    芝3200m      発走15時40分

 

G1では最長距離3200mで争う本レース。今年から大阪杯、天皇賞春、宝塚記念の3レースの勝者には報奨金が贈られることになり、昨年の本レース覇者であり、大阪杯を勝ち切ったキタサンブラックにとっては何がなんでも勝っておきたい本レースとなりました。サトノダイヤモンドとの直接対決も見どころですが、昨年の本レースで3着につけたシュヴァルグランやディーマジェスティ、ゴールドアクターといったそうそうたるメンバーが揃い、熱い闘いが期待できそうです。

 

 

ポイント

 

・逃げ、先行が比較的有利なレース

過去10年の勝ち馬の脚質は、逃げ2勝、先行3勝、差し4勝、後方待機1勝となっています。このレースでは2回坂を上り下りするのですが、追込み馬は2回目の下りで激走しなければならないため、大外に振られ結局届かないというパターンになることが予想されます。当然そこは騎手がわかって手を打ってくるとは思いますが、逆に前めにつけようとすると最初の坂でかなり足を使うため、大外からのスタートは厳しい戦いを余儀なくされるでしょう。

 

・伏兵は?

今回のレースでは現在最強馬といわれるキタサンブラックとサトノダイヤモンドが直接対決をするということで、両雄の勝敗の行方が楽しみなところです。昨年の覇者であるキタサンブラックと、昨年の有馬記念での直接対決では勝ちを得たサトノダイヤモンドの追い比べは想像するだけでもワクワクします。それだけにオッズが低くなるためそこに割って入ってくる伏兵馬を探したいところです。最内枠をとったシャケトラか、昨年のこのレースで3着に入線したシュヴァルグランか、果たしてそれ以外の有力馬にいくか迷うところです。

 

 

光夏の勝ち馬予想

 

光夏の購入馬券

3番キタサンブラック  単勝、複勝 2-8 の割合で。

 

以下印予想

 

◎キタサンブラック

大阪杯で2番手から差し切り、今年も初戦で安定した走りを見せてくれました。昨年、有馬記念でのサトノダイヤモンドとの直接対決では敗れたものの、ほぼ同着でで大差がなく、昨年このレースで勝っているキタサンブラックに勝機がある、とみています。また先行有利といわれているこのコースでの3番からのスタートは15番からスタートするサトノダイヤモンドダイヤモンドと比較するとかなりのアドバンテージだといえるでしょう。ということで◎。

 

○シュヴァルグラン

昨年本レースで3着につけ、底力を見せてくれました。その後もジャパンカップ3着と実力は申し分ないところ。ただサトノダイヤモンドとはあまり相性が良くないようで負け方も1馬身以上離されることが多いのですが、昨年のこのレースで3着につけたことと、鞍上が福永祐一だということで優先しました。キタサンブラックを見ながらサトノダイヤモンドの前で展開できるようであれば対抗馬となるとみて○。

 

▲サトノダイヤモンド

昨年の有馬記念ではみごとにキタサンブラックを差し切り、2強対決では一歩出た感のあるサトノダイヤモンド。昨年の菊花賞を制したこともあり200m延びたこのレースでも距離的な問題はないとみています。ただ15番という馬番がとても気になるところ。最後のカーブでは大外に振られ追いつかないと判断するなら、最初の坂でかなりの足を使わなければならず、今回のメンバーを見る限りでは不利を強いられてのレースとなりそう。ということから▲。

 

△アルバート

ダイヤモンドSの3400m、ステイヤーズSの3600mと長距離での走りはみごとなもの。今回GⅠでサトノダイヤモンドやキタサンブラック相手となると力不足は拭えませんが、他の距離不安の馬と比較すると、このレースでは一歩抜きん出ていると予想し△で。

 

△レインボーライン

どちらかというとマイラーの印象のあった馬ですが、昨年の菊花賞で2着になり長距離でも力を見せてくれましたが、そのあと3000m越えがないため、今回の距離は気になります。ただ、今までサトノダイヤモンドやキタサンブラック、ネオリアリズムといった実力馬と戦っても引けを取らない走りを見せてくれるため、実力面では問題なし、と判断。あとはこのレースでの大外からスタートの影響を考え△。

 

 

 

光夏の勝ち馬    結果

 

読売マイラーズカップ      2017年4月23日   京都    芝1600m

 

結果

1着    11番 イスラボニータ

2着    4番  エアスピネル

3着    6番  ヤングマンパワー

 

予想

◎エアスピネル

○ブラックスピネル

▲クルーガー

△イスラボニータ

△フィエロ

 

購入馬券  

4番エアスピネル        単勝2点、複勝8点

9番クルーガー            単勝1点

 

馬券結果

購入馬券     エアスピネル複勝  130円当たり   他外れ

 

印予想結果

印予想 当たり △イスラボニータ  複勝 140円当たり  他外れ

 

あたりはあるもののトータルはマイナスです。どこかで挽回が必要ですね。9番クルーガーはコナイガー。😭

 

反省

先週の反省を活かして武さん、やはり来ましたね。勝ちこそはしなかったですが、今年も武豊、ある程度力のある馬であれば成績残しますね。今回の馬券はクルーガーは余計でした。武さんの複勝のみでいけば、、反省。。。ただ、3着に7番人気のヤングマンパワーが来ていることを考えると、色々とフォーメーションとか買わなくて良かったですね〜。まだまだ黒字狙える範囲です。来週は武さんブラックですね。買い目は少ないに越したことはないです。では、また。

 

光夏の勝ち馬   予想編

 

第48回 読売マイラーズカップ(GⅡ)

2017年4月23日

京都11レース 芝1600m  15:35 発走

 

勝てば安田記念が待っているこのレース。今年のマイラー路線に名乗りをあげるためにも、叩いておきたいところ。年明け早々、京都金杯で勝ち祝杯をあげたエアスピネル、そのレースで負けたあと東京新聞杯で雪辱を果たしたブラックスピネル。また東京新聞杯で2着につけたプロティガルサンが顔を揃え、対決の時を迎えます。そこへイスラボニータが絡み、どのようなレース展開になるのか楽しみな一戦です。

 

 

ポイント

 

・脚質はさほど影響しない?
2012年から京都で行われるようになったこのレースですが、京都馬場では中盤で逃げ馬が息をつくことができるため、逃げ馬にとってもチャンスがあるレースです。逃げ馬だけでなくここ5年では逃げ馬1勝、先行馬2勝、差し馬1勝、後方待機1勝となっていてどの脚質の馬が勝ってもおかしくないレースになっています。今年は逃げる馬が不在のため前半のペースが気になるところです。

 

・人気馬を狙い撃ち?
さて、人気馬に乗っかってみるのはどうでしょうか。過去5年では1番人気は0勝。過去10年を見ても2勝となかなかふるっていません。2番人気は10年でも0勝、3番人気が一番よく4-1-2-3と4勝、また複勝率70%となっています。だからといって今回の3番人気を狙うか、というと。。。あまり人気は見なくても良さそうです。穴狙いにはいいレースかもしれませんね。

 

光夏の勝ち馬予想

 

光夏の購入馬券
4番エアスピネル   単勝2点、複勝8点
9番クルーガー      単勝1点    

以上11点。


以下印予想

 

◎エアスピネル
前走の東京新聞杯では、頭を走るブラックスピネル騎乗のデムーロがうまい采配をし、末脚が一歩届きませんでした。今回も、僕逃げますよ、といったザ・逃げ馬が不在のためデムーロ劇場になることだけは阻止したいところ。そこら辺は先週、先々週と荒れるレースを安定した走りで複勝圏内につけたベテラン武さんがやってくれる、と期待し◎。

 

○ブラックスピネル
東京新聞杯では頭をとり、そのまま逃げ切るという、うまい展開での勝ちでした。ただ、前半が異常に遅かったため、その辺りは武さんやルメールも策を練ってくる、とすれば前回のように楽には勝たせてくれないでしょう。イスラボニータが詰めてきた時に先に行かせるのかどうか、その辺りの駆け引きがとても楽しみです。今回ブラックスピネルvsその他大勢ということを考えると○かな。

 

▲クルーガー(穴狙いならこの馬)
昨年の覇者クルーガー。長期の休養明けは割り引かなければなりませんが、上がりが関係ないと言われるこのレースでは前半の位置によっては大逆転もありえるレースといえます。何といっても過去11レース中、2回しか複勝圏を外したことがないというのがこの馬のパフォーマンスの良さを物語っています。そもそも人気の関係ないレースと捉えるなら穴狙いにはもってこいの馬と言えるでしょう。

 

△イスラボニータ
前走から3レース続けて2着に甘んじていますが、タイムはどれも同着に等しく1着で印が付いていてもおかしくない結果です。ただ逆にいうと差しきれないのかもしれません。今までのように前目につけて差しを狙うとすれば、今回の外枠はかなりの割引と考えます。というところで△。

 

△フィエロ
プロティガルサンとどちらにするか悩んだ馬。フィエロを選んだ理由は内枠だから、ということと鞍上が福永祐一だからということ。またなぜかイスラボニータとは相性がよく、過去いっしょに出走したレースではほとんどフィエロが先着しています。昨年のマイルCSくらいではないでしょうかイスラボニータに先着されたのは。というところで、レース展開諸々に触れず、この馬には失礼かと思いますが△ということで。

 

 

光夏の勝ち馬

 

皐月賞 2017年4月16日 中山芝2000m

 

予想

◎レイデオロ
○カデナ
▲サトノアレス
△ファンディーナ
△ダンビュライト

 

購入馬券  4ー5 ワイド 1点  カデナーレイデオロ

 

結果
1    11 アルアイン
2    7 ペルシアンナイト
3    10ダンビュライト 

 

●購入馬券 外れ
●予想 当たり △ダンビュライト 
    ダンビュライトは複勝で1340円つきましたので、上記5種類の馬券をそれぞれ1点ずつ購入していた場合840円の勝ちでした。
    1点100円で算定していますので1000円なら10倍となります。

 

反省
大荒れとなりました。3連単で1064360円つきました。3歳馬でどの馬がきてもおかしくない状況でしたので、4ー5ワイドでしたが、レイデオロ、カデナが両方とも複勝圏に入らなかったのなら後悔はありません。
 

ただ、桜花賞でリスグラシューが入線したことを踏まえても、もう少し予想までに時間をかけていれば、という後悔はあります。
馬だけでいうとダンビュライトを上記5頭には入れていません。△で入れたのは騎乗が武豊だったからです。

 

先週の桜花賞で武豊が騎乗のリスグラシューが2着になっているのをみて、さすが武さん、3歳馬の扱いがうまいな、と気になっていたので予想に入れたのですが、カデナ、レイデオロの力の予想に気を取られ、ダンビュライトの複勝のオッズを見ていませんでした。
 

次回以降は武さんの騎乗馬は要チェックです。   

では、また来週。

僕は塾にはいかない   続編

 

僕は塾には行かないと言っていた長男が、無事中高一貫校になんと首席で入学した話は以前書いた。
これから続編を書いていこうと思う。

 

今まで何の音沙汰もなくなぜ急に?と思われる方のために書いておくと、ずっと読まれている方には理解できると思うが、当時何気なく行った塾のお試しのテストで親友と偶然会い、その親友が行くから行きたいと通い始めた塾なのに、最終的に希望校に首席で入学した。自慢ではない事実だ。

 

でも、ここから先は自慢になるかもしれない、いや自慢ではなく事実をお伝えした方が、これから中学受験や大学受験を迎える親御さんにとって参考になるかもしれないから、自慢ではなく事実を書いておこうと思う。

 

小学校の1年生の終わりから4年生まで、ずっと私が勉強を教えてきた。教えてきたというのは、わからない、と聞かれた問題を教えていたわけではなく、毎日、勉強の計画をノートに書き、それをチェックしてきた。ドリルは毎月5千円〜7千円分くらいは買っていた。

 

今考えると、塾と変わらない金額使っていたのではないだろうか。3年生くらいからは週に1回1週間分を書いて週一でチェックし、土日で解けなかった問題をやり直ししていた、というレベルだ。
 

書くと長くなるので、興味がある方は過去のこのコーナーを読んでいただくと良い。

 

長男はそういうわけで塾に行き、無事中高一貫校に合格した。今年の4月から高校2年生になった。4月第1週から約1週間、イギリスに修学旅行に行ってきた。イギリスに行っていると書くと、勘のいい方は、大丈夫か?と思うかもしれない。約1ヶ月前にロンドンでテロがあったため危ぶまれていた修学旅行だが、予定を変更しロンドンには立ち寄らず無事帰国した。

 

金はかかり放題、果たしてこの学校に合格してよかったのか、お金の面だけでみると頭が痛い。
 

ついでに書くと、中学校の時の修学旅行は九州に行ったのだが、旅行のスケジュールに毎晩の食事の献立が書いてあった。毎晩のように、フランス料理や黒毛和牛のステーキなどと、どこの役員の接待なのというようなメニューだったのだ。
少しはあやかりたいものだ。

 

そんな中、なんとか親が精神もおかしくならず正常でいれるのは、公開模試の結果が良いからである。
どれくらいいいかというと、今後のことは先延ばしにするとして、今のところ公開模試の東大判定でA判定をとってきている、というレベルだ。東大とは灯台でもなく東海大学でもなく、東京大学のことだ。
 

これくらいやってくれるのなら小学校の時にいっしょにやった勉強時間も無駄ではなかった、と思える。
いや、たとえどのような結末を迎えようともそう思わなくてはいけない、のだと思う、自分の子供なのだ。

 

ちなみに片手で繰り上がり繰り下がりの計算をいとも簡単にやっていた妹くんは、今年中学2年生になった。彼女は受験はしたのか?
過去のこのコーナーを読み返していただければおのずと答えは出てくる。
 

彼女はすくすくと育ち、最近は部活の朝練のために親が寝ている時間に1人で起き、1人で朝食をとり、親が起きた時にはすでにいない毎日である。

 

実は、うちにはさらにその下の子がいる。
現在小学5年生になったばかりの暴れん坊である。その下がいないので、今のところ末っ子だ。
その子がおそるべし末っ子なのだ。
3、4歳の時には裸でテーブルの上に登り自分を主張していた。

 

また、書こう。子供3人は大変だが楽しいことが多い、とでも書いておこう。

 

光夏の勝ち馬予想

 

第77回皐月賞

2017年4月16日

中山 芝 2000m  発走15時40分

 

今年もスタートしました3歳馬の頂点を決めるクラシック路線。この後に続く日本ダービー、菊花賞の前哨戦としての意味もあるレースとなります。昨年の勝ち馬がディーマジェスティ、一昨年、ドゥラメンテ、その前がイスラボニータとこのレースを制した馬はその後も並ならぬ活躍をしており、1年後2年後を占う意味でもとても重要な一戦となります。今年は弥生賞を制したカデナを始め昨年ホープフルSで勝利しデビュー以来負けなしのレイデオロ、前走はスプリングSで惨敗したもののG1の朝日杯で優勝したサトノアレスと注目馬が集合。特に出走30分前で1番人気のファンディーナは牝馬として初の皐月賞勝ち馬となるのか目の話せない一戦となりそうです。


光夏の勝ち馬

 

では、今週の光夏の購入馬券です。

 

購入馬券
4ー5 ワイド  1点

 

印予想


◎レイデオロ
○カデナ
▲サトノアレス
△ファンディーナ
△ダンビュライト

 

4はカデナ、5はレイデオロです。


レイデオロは実力は申し分なく勝ってもおかしくない馬です。負ける要素があるとすれば4ヶ月の休養明けがどう影響するかというところでしょうか。4歳、5歳馬であれば4ヶ月の休養くらいであれば気にならないのですが、3歳馬での休養は気になるところです。
最初はレイデオロの単複のみを考えたのですが、そもそも勝たなければ複勝圏に入ったとしてもマイナス。そこで対抗馬として一番確率の高いカデナとのワイドという選択に至りました。これもどちらかが複勝圏を外せば終わりです。そもそもレイデオロが複勝圏にとどまれるかどうかを考慮するとカデナの複勝より外れても悔いはない購入と考えます。

 

ファンディーナの扱いに非常に神経を使ったのですが、今までの勝っつぷりが豪快なだけにして人気するのは当然ですが、ツワモノ揃いの牡馬にどれだけ対抗できるかを考えると、疑問が残るところ、それが◎ではなく△の理由です。

ではあと5分で発走です。がんばれカデナ、レイデオロ、頑張れ福永祐一、ルメール。

先日、子供のサッカーの試合があるというので見に行ってきた。


練習試合ではあるが、相手チームの上学年は全国大会でも上位に入賞するほどの強豪チームなので、どんな試合展開になるのか楽しみであった。


どちらも3年生なので、全国大会はまだない。来年からであるが、これまでの地域の大会を見ていて、間違いなく相手チームは全国大会に出るだろう。


前日までは暖かい日が続いていたのに、その日は一転して気温が低く、応援するのにも気合が必要な日であった。寒空の下で忘れ物をしたような気になった。が、その時は手袋を忘れただけだ、と思っていた。


1時間ほど練習し、いよいよ試合が始まった。
結論から言うと、ボロ負けであった。
全国レベルとの違いを見せつけられた、というところだろうか。


ただ、勝てるチャンスがなかったか、というと、そうではない、十分に勝つチャンスはあった。

さすがに相手は完成度が高くパス回しも早い。並のチームではボールを奪うのも難しい相手だと思う。
弱点があるとすれば、守備、攻撃ともにパターン化されているというところだろう。

全国レベルのチームだから非の打ち所が無いに等しいのだが、点は取れなくても攻撃を食い止めることはできるレベルであった。パターン化されたものほど崩しやすいものはない。


相手は○○ィという、今年ドイツに渡った日本代表選手が子供の頃に属していたチームだ。

○○ィは、サイドにボールを散らしゴール近くまで上がり、センタリング、もしくはサイドチェンジをしてゴールを奪う、という高度な攻撃を得意としていた。大人でも通用するパターンなのだが、繋ぐにはそれなりの足元の技術がもとめられる。1人でももたついたらこぼれてる間にボールを奪われたり、守備を固められたりするからだ。


○○ィの子供たちは普段からしっかり練習している成果を思う存分発揮しただけだ。

それに対し、我がチームはボール回しに翻弄され、追いかけ回すことを余儀無くされた。相手の思うつぼである。


では、この試合ほどうしたら勝てたのか。

前提として、ある程度のレベルがあればチームワークで勝てる、というのが私の考えだ。
レベルが並以下のチーム同士だと、1人のうまい選手がいる方が勝つことが多い。
今回の試合でいうと、チームワークで勝つチャンスはあった。

まず、○○ィは、無理をしないことを前提としていた。決してドリブルでの突破は試みないし、パスが通らないと見ると後ろに下げていた、まるで大人である。しかし、そこに活路は見出せたはずだ。


再度問う、この試合はどうしたら勝てたのか。


極論だがコーチの試合中の指導があれば、勝てた。
たらればの話はしたくないし、コーチの批判をするつもりは全くないが、以下を読んでいただければ、共感していただける人は多いのではないかと思っている。


まず、攻撃を相手のサイドバックに止められたとする。そこから相手のビルドアップが始まる。前につなぎサイドから真ん中、あるいは逆サイドにまわしゴールを奪う、というパターンがほとんどであった。全てサイドからの攻撃。

真ん中を突破され点を奪われたシーンは皆無に等しかった。


先ほども書いたが、相手は絶対に無理をしない。そこを突くべきである。

まず相手のサイドバックがボールを持ったら、2人でプレスをかける。そこまでは何回かみられた光景であるが、問題はそのあとである。


相手のサイドバックはその2人をドリブルで抜こうとはしない。無理をせずセンターバックに戻す。センターバックはすかさず逆サイドのサイドバックにボールを回す。しかも、さすが練習してあるだけあって、そこに迷いは感じられない。

そこが弱点である。


話をこちら目線で整理する。
相手のサイドバックがボールを持ったら、こちらの前衛は2人でプレスにいく。ボールが相手センターバックを経由し逆サイドのサイドバックに回るところをインターセプトする。わざと逆サイドバックにボールを出させてそれを奪う、という作戦だ。


もちろん逆サイドのサイドバックはわざと空けておかなければならなが、それくらいはこのチームならできたはずだ。

それを試合中にコーチが指示すべきなのだ。

また、それでもインターセプトできずにビルドアップされた場合であるが、逆サイドのサイドバックに回ったボールはそのまま前にいるトップ下の選手か前方のフォワード、あるいは逆サイドのフォワードにスルーパスを出されていた。サイドで持ったフォワードはその勢いでまっすぐ前にドリブルしセンターに上げ、ゴールを奪っていた。


こちらの選手がサイドに気を奪われすぎて、反対側、もしくはセンターのカバーができていなかった。

サイドから攻撃する目的は、相手選手の顔をそちらに向かせることにあるのだから、まんまと戦術にはまってしまっているのである。逆にいうと空いたセンターのスペースや、逆から上がってくる相手選手のカバーがしっかりできていれば点を取られる確率はかなり低くなっていたはずだ。

ゴール前で相手選手はほぼフリーで受けていたからだ。


もともとある技術、ボール回しで相手を崩していける試合もあるが、相手が強ければ強いほど、試合の中で考えて試合を変えていくことが求められる。


それをコーチは試合で使い分けていかなければならないのではないだろうか、それがコーチの仕事だと思う。練習メニューをこなすだけが仕事ではない。


私はコーチではないので口出しはしない。当コーチに言うつもりもない。


子供をクラブに預けた親は、大声で応援するしかないのだ。

試合が終わっても寒空は晴れることはなく、身体も冷えたままだった。

もちろん心は曇ったままだ。


そう感じたとき、忘れ物を思い出した。
次は拡声器を忘れないようにしなければ・・・。

次男坊と私のイラク戦予想

前回、パレスチナ戦のアギーレジャパンについて書いた。
試合前に色々な憶測が飛び交ったが、次男坊が言った「ランキングが倍くらい違うから絶対日本が勝つよ」が自分には心に響いた。

ランキングといっても、格下のチームが上のチームに勝つことは珍しくなく、一応参考にはするけれども、一般的にはランキングだけを元に試合を占ったりはしない。
まして、イラクは前々回のアジアカップで優勝している。その辺りをテレビでは、興味を持つように、事前情報として流してくれている。

早速、次男坊に日本対イラクの勝敗の予想をきいてみた。
そこでやはり息子が気にしたのがイラクのランキングだ。調べてみるとイラクの最新ランキングはパレスチナの1個上の114位だった。テレビの情報だけだと、日本と同じくらいか下だとしても10位圏内だというイメージにみえるから怖い。

子供に114位だと伝えると「じゃあねえ、日本が3対0で勝つと思う」あっけらかんと答えた。
想像通りの回答である。

勝敗をランキングだけで予想できないのはどのスポーツも一緒だとは思うが、特にサッカーの場合は、日頃から世界中の国と試合ができるわけではないので、ワールドカップといった大きな大会だけでなく、大会に関係なく行われている、個別の国どうしの試合の勝敗がランキング査定のポイントになっていたりする。

また、通常、選手はクラブチームに所属しているので、代表として戦う限られた試合数から査定しなければならない。

限られたエリアと限られた試合数、世界中の国に同じ基準で順位をつけるには満足のいく情報量ではないだろう。

例えばテニスのように定期的に何回も大きな大会があり、世界の強者が何回も顔を合わせる機会があるのであれば、まだ分かりやすいだろう。

先日のように日本がパレスチナに勝つのと、例えば、ヨーロッパでドイツがスペインに勝ったとしても、同じ勝ちでもレベルが違うだろう。負けたチームにとっても同じことが言える。

それでも色々と駆使して出されているのがランキングだ。

世界中の人が、うちの次男坊のような使い方をしてくれるのであれば、ランキング作成者冥利に尽きるのではないか。

さて、大人としての私の予想だが、色々と分析して出してみた。

今のアギーレジャパンのパフォーマンスと今のイラクの戦力をしっかり考慮した上で、ランキングを査定するよりも、もしかしたら複雑な情報分析から導いた、私の日本対イラクの勝敗予想は・・・

3対0で日本の勝ち。

決して次男坊の意見をそのまま書いているのではない、ということを補足しておこう。

大人として付け加えるなら、前半の状況次第では、433から4231への移行が考えられる。
後半に香川をトップ下におく4231が見られるかもしれないということだ。

ということで今日は香川のゴールに期待しよう。




アギーレジャパンの変化

渦中の?アギーレジャパンがアジアカップでグループリーグ初戦を勝利で飾った。メディアでは、果たして勝てるのか、厳しい戦いになる、など様々な憶測が飛び交う中、
「ランキングが倍くらい違うから絶対日本勝つに決まってるじゃん」
と小学2年生の次男坊が言ってたのが妙に心に響いたのだが、子供の予想通りだったので、大人の愚考をあらためて実感した。

ほぼ勝利を確信したのは本田のPKのシーンだ。本田がうまい、というのではなく、相手キーパーが早く動きすぎて、余裕で逆をつけたところだ。日本に対してか、ACミランの10番に対してかわからないが、キーパーの焦りがああいうタイミングになったのだろう。
どちらにしろサッカー強国の試合では近年あまり見たことのないプレーだった。

アギーレジャパンになって進化したのかどうか、ネットでも色々書かれているが、私は、進化まではないが変化を明確に感じている。

まず守りは明らかに安定感が増した。攻撃に関しては、ドイツやイタリアと比べるとまだまだだが、以前よりもリスクを冒してでも点を取りにいく、という姿勢が見えるようになった。

ザックジャパンの攻撃では相手のウィークポイントを突くのがうまかった。事前に相手チームのデータをこれでもか、というくらい研究し、攻略法を絞り込み、試合中は終始相手のウィークポイントを突くことに時間を費やした。それが歴代の日本代表最高の勝率7割を越えたやり方だった。しかし、あまりにルール付けを厳しくしすぎて、攻撃の仕方が偏り、物足りなさ感が見ている側のストレスや不安になった点は否めないだろう。

ザックジャパンでは日本らしいというと、短くパスでつなぐことだったが、ドイツのそれと比べるとスピードが違っていたし、パス回しからの縦パスなどが徹底されていなかった。
無難なパスが多く、ミスを恐れてスルーパスなどは非常に少ない、相手のミスを待つパターンの回し方だった。パス回しの先に得点が見えなければ、あるいはパス回しが目的になってしまっては、得点は取りにくくなるし、見ているファンを飽きさせるリスクがある。

一方、アギーレジャパンでは相手のウィークポイントをつくのはもちろんだが、攻め方を固定せず、大まかな流れだけを決め、個人の判断に任せているように思える。以前と比べると、あそこが空いてる、縦パスが欲しい、と見ている側の要望に合う攻め方が多くなったように感じる。

なんでもいいから、というわけではないが、点をとれるときは、多少はルールを無視してもいい、といったように、勝ち方の発想が、以前と違ってきたように感じる。

また、ザックジャパンの時には見られなかった、クロス、ロングの縦パス、そしてミドルシュートを使った攻撃が多くなった。

アギーレジャパンの場合、ウィークポイントを突くことに徹するのではなく、自分達の攻撃パターンを作り、自信を持って突き進もうとする気概を感じる。

クロスには賛否両論ある。
日本人は身長が他国と比べると低いのでそもそも合わないという考え方もあるだろう。
クロスやロングパスが決まらなければ相手にボールを奪われる確率が上がるだけだ。そこがリスクであり、ザックジャパンではリスクは極力排除して戦っていた。

ただクロスやミドルシュートもある、と思わせるのと、細かいパス回ししか無いと思われるのとでは、守る方は守り方を変えないといけないので、相手からするとクロスがあるだけでも非常に守りにくいといえる。

精度はさほど高くはないが、精度が低いという理由で使わなければ、ずっとものにならない。個人的にはクロスやロングパス、ついでに言えば、相手のゴール前のワンツー、ゴール前のドリブル突破など、失敗すれば文句を言われるようなことをしなければ点は取れないと思っているので、まだ精度は低いが、これからそういった攻撃をどんどんしかけて、精度が上がることを期待している。

センターライン越えたあたりからのクロス、香川や遠藤のミドルシュート、森重が得意とする、右サイドからドリブルで切り込んで、クロスに合わせるのではなく、味方を壁がわりにして、味方に当てるだけの超ショートクロス、岡崎へのスルーパス、こういったリスクを恐れない攻め方を相手がかわっても普通にできるようになることで、日本らしい攻め方が確立せれてきた、と言われるのではないだろうか。

問題の守りであるが、守りについても、ルールはもちろんあるが、攻撃同様、自由度が高くなったと感じる。先日の試合では日本のディフェンダーが臨機応変に動き、相手を封じた感が非常に強い。

点を入れられないためには多少はルールを無視してもいいという発想だ。

昨年のW杯でコートジボワールと戦ったとき、左サイドが崩されて、同じクロスを本当に何回も入れられ、挙句、ビデオを見ているような全く同じパターンで2点を献上してしまった。
あの試合では長友がサイドバックではなくセンターバック近くまでズレて下がっていたので、左サイド中盤をMFの香川1人で守りきらなければならなかったという風に、崩されるべきして崩された試合だった。センターからのシュートもあったので、長友にはセンターからの侵入を止めるという使命が課されていたのではないだろうか。

先日のアジアカップの試合では、フォワードの位置まで上がった長友が、一旦香川の少し後方で守備をして定位置に戻る場面が何回か見られた。

また、相手のカウンターに対しても全員が一気に下がるのではなく、ボールに近い選手がしっかりマークし、かつ取りにもいかず、守りが整備されるまで相手のスピードを落とすことに専念している。

この辺りに守備の安定感を感じる。
こういった対応の仕方は基本ではあるものの、以前はルールを守ることが基本より優先されていたのではないだろうか。
ザックジャパンではカウンターで一気に抜かれる場面が多かった。

勝つには、自分たちが点を取って、相手に点をとらせなければいい。当たり前のことだが、アギーレジャパンでは勝つために、試合でそれぞれが何をすればいいのかということが、あらためて浸透されてきているように感じる。ルールよりも選手の判断が優先されているように思える。

アギーレジャパンでは選手の選考にしっかり時間をかけた。ブラジル戦では主力選手を先発で使わず非難を浴びた。しかし、真の狙いは、ここにあったのではないだろうか。
ルールを無視しても正しい判断ができる選手を探すこと。
自分を信じてルールを無視できる選手を探すことに。

昨年11月に行われたホンジュラス戦で、守備に下がってこようとした本田に「下がらなくていい」と言った内田のように。その直後に長谷部からのロングパスが本田につながりゴールにつながった。
猛烈な勢いで下がってきているあの顔の本田に、下がるな、と言える右サイドバックは他にいないだろう。

代表監督はクラブ監督と違い時間がないので選んだ選手のパフォーマンスが自分の戦術に影響を与える。自分の戦術に染め上げることは不可能に近い。

いちいちゼロから教え込まなくとも、多少の指導で自分の戦術に合わせられる選手を探すことが、勝つための近道になる。

そう考えると、まだまだ過ぎた時間は少なすぎる、これからも選手の見極めは続いていくに違いない。

話を戻そう。

なんとか初戦を勝利で飾ったアギーレジャパン。
ただ、次男坊が言ったように、先日の相手はランキングが倍くらい違っていた。
強国を相手にした時が、真価を見極めるときだろう。
上記のように本当に変化しているのかどうかは今後の試合を見なければわからない。
次は強国イラク戦。果たしてどうなるか。

その前に、次男坊にランキングを見せて、ご意見をいただこうか、迷っている。