合掌 -2ページ目

合掌

俺の生存記 

結婚して8年目ともなると。
新婚時代とは当然変わってくる。

というか。
俺は日本でアイツはオーストラリアという遠距離恋愛をしていて。
オーストラリアに居るアイツの妊娠がわかっても。
安定期に入るまで帰国はできなかったから。
ふたりだけの新婚生活の期間は短くて。
その新婚生活は。
ムスコが生まれてふたりして育児にてんやわんやだったっていう記憶しかない。
(そのムスコも今年の4月に小学校に入学するのだ。)
 
この結婚生活8年目を迎えるまでに。
俺達夫婦の間には大小ケンカもあったし。
アイツが怒って実家に帰ったこともあったし。
お互いに隠し事もあったし。
真剣に離婚を考えることもあった。
そういう中で俺達を繋ぎ止めたものは。
当然ムスコであるけれども。
夫婦間で行っている「交換ノート」の存在も。
大きなものであるなと感じている。
 
「交換ノート」というのは。
交換日記と言えばイメージしやすいだろうか。
これは毎日書いているものではないが。
夫婦お互いの生活時間が合わずに。
すれ違いが生じている時などは。
ノートでムスコの様子を伝えてくれたし。
「今度一緒に行きたいお店」なんていうのもリストアップしていたり。
アイツが俺に対して感じていることなど。
口では言い難いことはノートに書いて伝えてくれた。
これは俺も同じことで。
俺もアイツに対して思っていることを正直に言葉に書いたし。
会社での出来事や仕事の予定とか。
とりとめのないこともノートに書いたりした。
でもお互いに一番助かったのは。
ごめんなさいって謝らなければならない時かな。(笑)

この交換ノートを始めたことで。
お互いの気持ちのズレが無くなったし。
気持ちのズレが無くなったことで。
夫婦仲も更に深まったと実感している。
 
南無妙法蓮華経
 
この正月休みの間にアイツの実家に泊まった時に。
義父から「仲が良いのはわかるけど目のやり場に困る」って。
苦言を呈されてしまったのだけど。(汗笑)
夫婦仲が深まったことで。
俺達夫婦はボディータッチ(スキンシップ)が増えたんだ。
でも目のやり場に困るなんて言われないように。
これからは気を付けなければならないと反省した。
 
夫婦のスキンシップの代表と言えば。
行ってらっしゃいのキスだよね。
ウソかホントかわからないけど。
行ってらっしゃいのキスには。
寿命を延ばす効果があるらしいんだ。

っていうのも。
いってらっしゃいのキスによって。
家を出た後も夫の頭の中に家族の事が残るから。
結果として無茶をせずに。
安全な行動をするようになるからなんだってさ。
例えば車を運転する場合。
交通事故の確率が下がるらしいんだな。

その他にも。
行ってらっしゃいのキスを毎日する人は。
しない人と比べて仕事の欠勤率が低い。
なんていうデータもあるそうだ。
1日のおよそ1/3という長い時間を。
男は仕事に費やしているワケだけど。
愛する妻からの出勤前のキスは。
働く男の大きなモチベーションに繋がっているのかもしれないね。
 
信じる信じないはアナタ次第だけれど。(笑)
夫・妻から。
父親・母親から。
恋人に戻る時間を作るのも悪くない。
 
合掌
年末にアイツがインフルエンザに罹り。
回復するまでの間。
アイツの実家にムスコを預かって貰っていたので。
アイツの具合が良くなったので一緒に義両親の元へ行った。
その日はアイツの実家に泊まったのであるが。
その際に義父に言われた。
 
「お前たちの仲が好いのは結構だけど、
目のやり場に困るんだよな~。」
 
さすがに義両親の前で。
イチャついたつもりはないけれど。
アイツの看病をしていたとは言え。
一週間たっぷりと夫婦二人きりで過ごしたので。
そういう空気感が漂っていたのかもしれない。(笑)
 
アイツは健康オタク(笑)なので。
それこそ俺達家族を含め健康管理には人一倍気を使っている。
もちろんインフルエンザの予防接種も受けていた。
にも関わらず感染してしまったワケではあるが。
そんなアイツなので。
高熱を出してフラフラした状態でも。
部屋の湿度は60%にキープしてとか。
やれ生姜ココアが飲みたいだホットワインを作ってだのと。
とにかく俺は看病と言うよりはその指示に従っていただけである。(笑)

アイツが寝室で寝ている間は。
俺も本を読んだりしながら一緒に寝室で過ごしていたのだが。
そうやっている俺にアイツは。
「感染るといけないから、別の部屋に行って」
と言うので。
米倉涼子風に「俺、感染しないので!」答えた。
すると。

「ならじゃあ私と一緒に寝てよぉ~」
 
かぁーっ!!
可愛いぜっ
ちっきしょーーーっ!!
なんなんだよっ
ってかさアイツって。
俺のツボを刺激するの上手過ぎだっつーの!(笑)
 
義父の言うところの。
俺とアイツの間にある目のやり場のなさは。
まぁそんな蜜月?を過ごしたからなのかもしれないな。
 
以上。
惚気始めでしたとさ。
 
南無妙法蓮華経
合掌
さて。
29日から。
アイツがインフルエンザを患っているのだが。
続いていた高熱がようやく下がりホッとしている。
精神的なことも含めて色々と疲れが溜まっていたんだろうな。
年末年始の休暇に入って気が緩んだのかな。
ともかくゆっくり休んで早く元気になってくれ。
その間。
ムスコは初めてひとりでアイツの実家にお泊りしている。
ムスコがいないと妙に静かで。
俺の方がなんだか寂しい気持ちになっている。
 
前回。
俺の妻に手を出すな!なんて。
穏やかじゃない記事を書いたけど。
ちょっと思うところがあるので。
つらつらと書いてみようと思う。
どうせ眠れないしさ。(笑)
 
南無妙法蓮華経
 
あのね。
本当につくづく思うのはね。
男ってバカで哀れな生き物だってことだよ。

アイツに横恋慕していたA氏と俺は電話で話をしたのだが。
不倫関係に持ち込めそうな相手だと。
アイツをバカにされたように感じ非常に腹立たしい思いで。
なぜアイツなのか。
なぜ幼稚園まで来たりしたのだと問い質すとA氏はこう言った。
 
「アイツさんはいつも笑顔で優しい言葉を掛けてくれて、時には服装なども褒めてくれます。
私の冗談にもよく笑ってくれて自分はそれが嬉しかったんです。
お恥ずかしい話ですが、もう何年も妻とのこうした会話はありません。
その内に私にはアイツさんだけが、私の心の支えのようになっていました。
幼稚園に行ったのはどうしてもアイツさんに会いたくなったからです。
とんでもないことをして申し訳ありませんでした。」
 
俺もアイツの笑顔にさ。
一目惚れした男なので気持ちはよくわかる。(苦笑)
っていうか。
男ってさ女性の笑顔に弱いものなのだ。
さらに。
笑顔を絶やさない人っていうのは話しかけやすい人でもある。

女性に話しかけるという行為は勇気のいる行為だけれど。
そのハードルがぐっと下がるんだ。
だから。
笑顔は男の恋心のトリガーになるんだよ。
そして。
モテる女性って美人だけとは限らない。
笑顔っていうのはあまり美貌には左右されないものだからね。
でもさ。
女性からしてみたらそれは決して作り笑顔ではないにしろ。
周りや職場の人間関係や円滑に仕事をするために笑顔でいるワケで。
そんなんで恋愛感情に勘違いされちゃたまったもんじゃないよな。
 
A氏に電話をするにあたって。
A氏を勘違いさせるようなアイツにも良くない言動があるんじゃないかって。
アイツには色々細かく聞いた。
その結果アイツの話には整合性があり。
俺も自信を持ってって言い方はヘンだけど。
A氏にガツン!!と言うことができたんだけどね。
 
A氏だけに言えることじゃないけど。
あの子俺に気があるのかもなんて勘違いしないためにも。
男はよくよく職場での女性の言動を見てみてほしい。
自分だけに限らず。
色々な人にも同じような言動をしているはずだからさ。
ちゃんと見極めないと大怪我のモトだよな。(笑)
そして女性にもお願いしたい。
傷つけるし角が立つとは思わずに。
男は往々にして鈍感なので
断る時はハッキリと伝えてほしい。
思わせ振りな言動は。
じらされていると感じた男の狩猟本能を刺激するので。
くれぐれも謹んで頂けたなら幸いです。
 
本年もこの合掌ともども。
どうぞよろしくお願いいたします。
 
合掌
俺にお願いしたことがあるのだと言って。
アイツは箱に入ったネックレスを俺に見せた。
それはブランド物で調べたら高価なものである。
 
それはクリスマスプレゼントだと。
アイツがパートタイマーとして働いている会社の男性社員から。
断ったにも関わらず半ば強引に渡されたものだと言った。
その男性社員A氏は40代の既婚者で。
アイツはその会社でA氏をはじめ。
社員をサポートをするセクレタリーをしている。
そういったことから仕事上A氏との関りは多いのだと言った。
 
A氏は元々フレンドリーな人柄で。
すれ違う時にハイタッチを求めて来たり。
両手を広げてハグを求める仕草なんかを日常的によくするそうだ。
アイツはその度に笑いながら「NO!」と言葉を返していたそうだが。
それが何がきっかけかわからないが夏頃から。
アイツに対するA氏の言動が変わったと言う。
 
今まで名字で呼んでいたのが下の名前をちゃん付けで呼んでくるようになり。
昼休みや休憩時間には後を追ってくるようになった。
一度だけだがA氏がアイツの頬に両手をあてたこともあり。
その時はさすがに驚いてやめて下さいと言ったが。
一番ドン引きしたのはムスコの幼稚園の運動会にA氏が来たことだと。
言ったアイツの言葉に俺は驚愕した。
通っている幼稚園のことなどは。
会話の流れで話をすることもあるだろうが。
実際に来るとなるとそれは異常である。
 
何でそんな大事なことを俺に黙っていたんだと言うと。
運動会に来たA氏に主人を呼んでくると言ったらすぐに帰ったし。
俺に言うほどでもないとその時は判断したからだとアイツは言った。
しかしこのクリスマスプレゼントで限界なので。
俺からA氏に電話で話して貰えないか。
それがアイツのお願いであった。
 
アイツに手を出すんじゃねぇ!!
ぶっ殺すぞ!!
と。
言っていいか?
 
南無妙法蓮華経
 
男が既婚女性を誘うのは下心以外の何ものでもない。
既婚者だから付き合っても結婚を考えなくていいし。
ウザくなれば大事な家庭があるだろうって言えば別れるのは簡単だし。
性欲の解消相手には都合がいい。
 
プレゼントを贈るという行為は。
相手がそれを気持ちよく受け取ってくれるという関係があって。
初めて成立するものだから。
相手が嫌だと思った時点でそれは迷惑行為の何ものでもない。
大体。
誘ったり口説いたりしなきゃいいってモンでもねぇし。
何の見返りもなく女性に高価なプレゼントを贈る男なんて稀である。
っていうか下心があるからプレゼントするんだけどな。
 
日曜の朝。
俺はA氏に電話をした。
 
俺が名乗ってクリスマスプレゼントの件で電話をしたというと。
ものすごく狼狽した声で。
「家庭を壊すつもりはない、ご主人が考えるような関係ではない」とか言うので。
あなたのプレゼントごとき何も変わらないと俺は言った。
 
「家庭を壊すつもりじゃないとか、
ご主人が考えるような関係じゃないとかそれ以前に、
そういう風に思う事自体があなたのひとりよがりですよ。
いいですか。
俺も妻もあなたの行為が迷惑だから止めてくれって言ってるんですよ。
妻からあなたの話を聞いて驚きました。
俺の父親とそちらの代表は懇意にしていまして、そういった関係で妻はそちらで働いていますので、
あなたがこれまでの妻に対する行為には非常に迷惑している、
不愉快であると、大ごとにするのはとても簡単なんですよ。
もちろん、妻にはそれを提案しましたが、大ごとにはしないで、
俺からあなたに話をすればこういう行為を止めてくれるんじゃないかって言うものですからね。
今後妻には仕事以外で接触しないで下さい。
プレゼントの類も一切お断りします。
あなたから頂いたネックレスはお返しします。
ええ、もちろんこちらで捨てる事もできますが、
何より捨てるという行為によって妻の心には罪悪感が生じるかもしれません。
そういう気持ちも俺は妻に抱かせたくないんです。
ですから品物はあなたにお返しします。
どうぞ処分するのはご自身でお願いします。」
 
今年の汚れは。
今年の内に。

合掌
休憩中に。
母から送られてきたLINEを見て。
危うく飲んでいたコーヒーを吹き出しそうになった。

ででーん。
{ED295944-C7CC-4ACC-9564-AB31BF6AC1A3}

そこには。
実家の飼い猫であるレイモンドが。
かっ可愛いwww

猫ってヤツは。
何で本当に。
こんなに可愛いのだーっ!!

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南無妙法蓮華経
合掌
12月3日東京国立博物館にて行われた。
和楽器バンドのフリーライブに行ってきた。
プレミアムシートの抽選に当たり。
その上バンドメンバーの表情が見える距離での参戦。
まさに至極しやわせな時間であった。
ある事を除けば。(ある事は最後に書くよ。)
 
今回このライブに一緒に行ったのは。
今年の大新年会に一緒に参戦したパパ友の奥さんのミエさん。
パパ友以上に奥さんが和楽器バンドにがっつりハマったのである。
俺の和楽器バンド宣伝活動もちょこっと実を結んできたようで。
大変に喜ばしいことである。
ふふふふ。
 
ミエさんと俺は。
パパ友と良く飲む行きつけの飲み屋で1・2回会った程度で。
交わした会話も挨拶程度の仲。
物販を買うの為に早めに待ち合わせたのだが。
開場時間まで24時間営業の居酒屋で酒を飲み。
結果そんなワケでこの日俺とミエさんは一気に距離が縮まった。(笑)
 
酒という最高のガソリンを体内に入れ。
俺もミエさんもテンションはMAX!!
「ねぇ!今の見た!?まっちー(ギターの町屋さん)があたしを見て笑ったよ!」
「俺なんてべにちゃん(三味線の蜷川べにさん)にウインクされたしっ」
大のオトナのアホ全開な会話である。
 
40分のライブはとても楽しくあっという間で。
最高な時間はすぐに終わってしまったのだが。
俺は隣にいた女の子さえいなければもっと最高だったのにと思った。
と言うのもこの女の子ときたら。
頭を上下や横に振るのだが長い髪の毛を結んでいないので。
その度に俺の顔にピシピシ当たるし。
両手を大きく上に掲げてトランス状態になる。
トランス状態はいいのだが。
掲げた手が俺の目の前で視界を遮るのには辟易した。
注意しようかなとも思ったが。
和楽器バンドが大好きなんだなっていうのは伝わってくるし。
何よりライブは無料なのだし。
しょうがないなって諦めた。
うん。
大人の対応だな。(苦笑)
 
来年の横アリ大新年会は。
そんな子の隣にならなきゃいいな~と切に願って。
 
南無妙法蓮華経
合掌

和楽器バンドのベストアルバム

『軌跡 BEST COLLECTION+』が11月29日にリリースされた。

 

その記念として12月3日に東京国立博物館本館の特設野外ステージで無料フリーライブを開催する。

このフリーライブでは。

一般の無料観覧エリアはスタンディングでの観覧となるのだが。

八重流(和楽器バンドファンクラブ)会員限定のプレミアムシートが用意されており。

俺はその抽選に当選したので今からウキウキとワクワクが止まらないのである。(笑)

 

そして来年1月27日には横浜アリーナで。

「大新年会2018 横浜アリーナ ~明日への航海~」

と銘打ったライブが行われ。

さらに2月18日には大阪城ホールでワンマンライブを開催する。

この大阪城ホールのライブは。

「和楽器バンド Premium Symphonic Night ~ライブ&オーケストラ~ in大阪城ホール 」と題された公演で。

バンドライブに加えてオーケストラとのアンサンブルコラボレーションも行われ。

1月27日に開催される毎年恒例の大新年会ライブとは異った一夜限りのプレミアムな公演となることは必須である。

俺は横アリの大新年会へのライブ参戦はもちろん。

和楽器バンドを追いかけて大阪へ遠征するのである!

この大阪公演には妻とムスコも一緒である。

 

和楽器バンドでは「着席指定席」というシートがある。

これは小さな子供連れのファミリーや年配の方などに向けた。

ライブを着席して参加するという着席指定の席である。

今まで着席指定席の抽選に外れて続けてきたのであるが。

大阪公演ではこの着席指定席の抽選に当選し。

念願だった家族で和楽器バンドのライブに行けることになったのだ。

ついでにUSJにも行ったり大阪観光も満喫したりと。

家族旅行も兼ねており。

こちらもウキウキワクワクが止まらないのである。(笑)

 

そして。

ウキウキワクワクがもうひとつある。

それが1月6日に東京国際フォーラムで行われる「SOUND THEATRE × 夏目友人帳 ~音劇の章 2018~」である。

これはアニメでキャラクターを演じる声優達による朗読劇だ。

朗読という読み聞かせの部分に生演奏を合わせ。

それに舞台美術や照明や特殊効果も合わせ。

観客の五感を刺激するというものだ。

プロの声優の生の声を直接聞いてみたいと思い。

去年はチケットの抽選に外れ行くことができなかったのであるが。

今年は当選しこれも家族で観劇するのだ。

 

俺の愛してやまない和楽器バンドと夏目友人帳。

その俺の影響で。

奥さんもムスコも和楽器バンドと夏目友人帳を好きになってくれた。

家族で一緒に楽しめるものを。

これからもたくさん増やしていけたらいいなと思う。

 

あ。

それと。

俺はことあるごとに和楽器バンドの宣伝をしているのであるが。(笑)

その時に言われたことがある。

「kontaさんてそっち系なの?」

 

ねぇ。

そっち系・・・・ってどっち?

っていうか。

そっち系ってどういう意味なの?

 

南無妙法蓮華経

合掌

 

左足首を捻挫したのは10月下旬。
俺は毎日早朝にランニングをするのが習慣なのだが。
その最中に道路に落ちていたスーパーのビニール袋を踏んでしまい。
足を取られてバランスを崩して尻餅をつくように転倒してしまったのだ。

転倒する瞬間に左足首が変な方向に曲がるのを見たので。
あー・・これヤベぇかも・・折れたかもしんねぇと。
夜明け前の路上に尻餅をついたまま暫し茫然とした。
しかしその後立ち上がることも痛いが歩くこともできたので。
どうやら骨は折れていないと安心した。
自宅に戻り湿布を貼ってサポーターを巻いて足首を固定して。
痛むものの歩けるので会社にも出勤したのであるが。
痛みが増してきたので会社帰りに整形外科へ行った。

ドクターは俺の足を見て「痛いのココでしょ」と。
ちょっと嬉しそうな顔で足の甲をググッと触診した。
「いっ痛ぇーーーっ」俺は悶絶した。
痛がる俺を見てドクターは満足げに頷くと言った。
「これねぇ、折れてるね。良くてもヒビ入ってると思うよ。」
 
えーーーっマジかっ!!
 
レントゲンを撮り終わって再び俺は診察室へ呼ばれると。
ドクターはレントゲン画像を何度も拡大しては顔を近づけていた。
そして物凄い笑顔を俺に向けて言った。
「期待外れだな~(笑)折れてないしヒビも入ってないね。
絶対折れてると思ったんだけどな~。うーん残念、捻挫だね。」
俺は全治1ヶ月だと診断されたが。
ともかく骨は何ともなくてホッとした。
 
南無妙法蓮華経
 
そして1週間ほどして足の腫れも引いた頃。
仕事をしていると右手首に強い電流が流れるような痛みが走った。
手首を動かすともう本当に痛いのだ。
文字も書くのも。
PCのキーボードを打つのもとにかく痛い。
仕事にも支障をきたす。
その日の夕方になると手首の痛みも一層強く真っ赤に腫れていた。
俺は再び整形外科を受診した。
 
ドクターの触診に再び悶絶する俺。
するとドクターに。
歯医者の麻酔で具合が悪くなったことはあるかと聞かれ。
いいえと答えると麻酔を打つと言って。
手首の腫れた部分に細い注射器を刺されたのだが。
これが痛いのなんのって!!
「痛い痛い痛いーーーーっ!!!!」
俺の悲痛な声はクリニックの待合室にも恐らく届いたであろう。(爆)
 
手首は【TFCC損傷】と診断された。
転倒した時に手を着いたのが原因だろうということであったが。
ドクターからスポーツは何をやっているかと聞かれて。
キックボクシングと答えると。
以前から手首を痛めていた可能性はあると言われ。
また足の捻挫よりもこっちの方が重症で。
完治には半年近くは掛かるとも言われた。
更にはキックボクシングはやめるようにとも言われてしまった。
 
今までキックボクシングはスポーツジムでやっていたのだが。
より本格的に習ってみたくて。
総合格闘技のジムに8月から通い始めたというのにさ。
全くついていない。
アイツには総合格闘技ジムに入ったことを。
思いっきり叱られた時に言われた言葉がよみがえる。

ねえ、アナタは格闘家じゃないんだよ!
アナタは一般人の会社員なのわかってる?

サポーターを巻いた左足首と。
添え木で固定された右手首を見て。
毎日うなだれている。
 
合掌

俺が昇進し管理責任者となって1ヶ月が過ぎた。

 

部下となった元上司とは軋轢とまでは言わないが。

小さな衝突は幾度か起こっている。

大抵は元上司から喧嘩を吹っ掛けられる感じなのだが・・・。(苦笑)

 

休憩時間の配分なども含め元上司が決めたコールスタッフの管理について。

俺は以前から疑問を感じたところ(上司独自のマイルールだと思われるもの)があり。

変更を提案しては当時いづれも却下されてきたものなのだが。

管理責任者となってからそれらを全て変更し一新した。

小さなことではあるがそうすることで。

もうあなたは管理責任者ではないのだということを示した。

 

元上司はコールスタッフのパートとして入社して。

正社員になって管理職までキャリアアップしたたたき上げだ。

まさにコールセンター一筋のプロだ。

この仕事にはとりわけ強いこだわりがあるんだろうと思う。

事実。

言葉遣いや言い回しなど応酬話法は見事だ。

元上司がここでの立場が変わっても。

自分の能力が生かせることが実感できれば。

俺に喧嘩をふっかけるような雑念は無くなって。

仕事に専念できるのではと思うし。

無用な軋轢を抑止することもできるだろうと思う。

だから俺は元上司が専門職(プロ)として。

能力を発揮しやすい環境を整えなければならない。

 

俺は敬愛する人事のサカモト先輩に尋ねた。

サカモト先輩は人事課長である。

「ねぇサカモトさん。課長って一体なんなんすかね?」

すると先輩は。

「本当は辛くても楽し気に仕事ができる人のこと」だと言い。

続けてこう言った。

 

「上司がよ。

辛そうにつまらなそうに仕事をしてたらどう?

その職場の雰囲気悪いだろう?

そういう上司見てさ、出世したいって思う?

俺は部下に気持ちよく仕事をさせるための役職だと思ってる。」

 
サカモト氏。
惚れるわっ。
 
南無妙法蓮華経
合掌

アイツに。

「マキシ丈が欲しいの。」

と言われ。

「マキシタケ」というキノコだと勘違いして。

爆笑された俺ですが。

10月1日付けをもって課長に昇進しました。

 

これまでは。

自分の仕事で結果を出すことを求められてきたけれども。

これからはそれにプラスして。

自分に任せられた組織を管理していく立場になり。

権限も与えられると同時に責任を負うことにもなる。

組織としての結果や部下が結果を出せない時失敗した時には。

俺が責任を問われるのだと。

ちょっと身が竦む思いもあるけれど。

自分自身をさらに磨くことにもなるワケで・・・。

ともあれ俺は。

みんなと一緒に気持ちよく仕事ができる人でありたい。

この思いは一貫して変わらない。

 

南無妙法蓮華経

 

俺がこの部署で昇進するということは。

今の上司と俺の立場が入れ代わること。

つまり俺の昇進とともに上司は降格するのである。

俺を課長昇進試験に推薦してくれた部のトップである統括マネージャーからこれを聞いたとき俺は動揺した。

けれどだからと言って昇進試験を辞退するワケにはいかない。

俺にとっても試験に推薦してもらえることは。

千載遇のチャンスでありこれを逃すつもりはなかった。

そして。

俺の昇進が決定し立場が入れ代わることを統括マネージャーから告げられた上司は俺にこう言った。

 

「今後権力はあなたの方が上になるけど、この仕事においてのキャリアと実力は私の方が上。10月からナンバーワンはあなただけど、総合一位は私だから。」

 

面と向かって宣戦布告であった。

受けて立つ。

それに“元”上司は大事なことを忘れているのではないだろうか。

これから俺はアナタを評価する立場になるんですよ?

けど。

俺は卑怯なことはしない。

その代わりアナタにはどんどん頑張ってもらわなければならない。

アナタが言ったようにこの仕事に於いては。

俺よりもアナタの方が実力が上だ。

それは認めている。

経験の浅い俺が下手に知恵を絞って考えるよりも。

経験豊富なアナタが動いた方が確実であろう。

いうなれば。

アナタは専門家だ。

俺はアナタに敬意を払い組織として上手く活用していく。

 

腹黒いのはお互い様(笑)

 

合掌