株・ストラテジストの「ここ、知っとこ!」 -34ページ目

M&Aのプロ野球つながりの連想ゲーム

 神の買収劇に続き、今日の某新聞の新聞の一面は、村上ファンドによるTBS株の保有のニュース。TBSの傘下にもプロ野球チーム「横浜ベイスターズ」がある。そういえば、村上さんはかって西武鉄道(傘下に西武)に買収提案(05年)したこともある。資金の出所がうわさされるO社、R社もみんなプロ野球チームを持っている。もうこれで、プロ野球の1リーグがほぼできてしまうから驚きだ。村上さんのグループは、よっぽどプロ野球が好きなのかなー・・・?。とすると、次は・・・・・?阪神のパリーグ移籍???


今日の知っとこ(VOL22):村上氏が、TBSに要求しているのがMBO(マネージングバイアウトの略)。自分の会社の株価は、会社の真の価値を反映していないと見る経営陣や従業員が株式を買い取り、非公開化して事業を再編し、企業価値を高めて再度の公開や売却を図ること。

阪神株の資産は、半信(?)半疑でへー!

 回の村上ファンドによる阪神株の大量取得のニュースで改めて知ったのは、あの阪神甲子園球場(71千平方㍍)の簿価がなんと!たった800万円!。大阪の阪神百貨店(7千平方㍍)の簿価もたった900万円だって。虎の子阪神タイガースは、タイガー関連ビジネスの売り上げはここ数年200億円超という。阪神の公式ファンクラブの会員は15万人で巨人の3倍もいる!へー!


 さらに、阪神電鉄株は、甲子園の優待券を目当てにしたタイガースファンや沿線住民など、全体の6割を個人で占めていた!へー!だ。


今日のここ知っとこ(VOL21):これから出てくると思われるM&A対抗策の言葉の復習。ホワイトナイト:白馬の騎士と呼ばれる善意に買収者が救いの手を差し伸べること。焦土作戦:保有する優良資産を売却し、本体を「焦土」化してしまうこと。資産を友好的な会社に売ることをクラウンジェルという。

私のキムチはかわりません!(?)

 りの電車の中で、何気なく見た広告。三木のり平さん風の韓国衣装を着た若い男女の絵に、「私のキムチは、変わりません!」、「今年の冬のアナタに!」「桃屋キムチ鍋の素」とある。いつもながら、簡潔、明瞭、双ひねり。昔から、桃屋のCMは「ごはんですよ」など、人をひきつけ、なぜかほのぼのとして、心に残る。


 巷では、ミューチュアルファンド(米国投信)の決算月だから、ラマダン月だから、外人買いは縮小する、と騒がしい。果ては、10月は過去ブラックマンデー(1982年10月19日)、暗黒の木曜日(1929年10月29日)があったと、相当に古い歴史まで話題にでてきた。


 本日の株式市場は、米国株安にも拘わらず、外国人(寄り前注文)が日本株に対して「私のキムチ(?)は変わりません!」とばかりに、予想外の買い越しとなっていた(終値は日経平均で13556.71円+328.97円)。「今年の冬のアナタの株に幸あれ!(?)」

今日のここ知っとこ(VOL20):欧米の格言に「The trend is your friend(流れは友達)」がある。少しくらい、目先の環境がざわついても、大きな流れを見失わないことも大事ということか。

カンボジア、ベトナムのあれこれ(パートⅡ)

 トナムの発展ぶりはスゴイらしい。カミさんが5年前に来た時に比べ、バイクばかりだったのに、今は自家用車やタクシーが走っている、信号もある(交通ルールを守らないのは昔と同じらしい?)、ベトナム戦争で傷ついた人達(物乞いのため)が街のいたるところにいたのにほとんど見かけなくなった、-「ここはベトナムじゃない!」と言わしめるほどの変貌振りらしい。


 ホーチミン市内で、空港の液晶TVはサムスン、建設機械は大宇、バスは現代自動車、バイクは中国製(日本のホンダが人気だが、中国製は10分の1の値段で急成長中)と、韓国、中国製が多いのが目立った。バイクは、ベトナム人にとって必需品で、一人1台で、夜中でもどこに行くのか、2人乗り、3人乗りで走り回っている。現地のガイドさんも1時間かけて、バイクでハノイにやってくるという。


 ホテル(ニューワールド)は、これがベトナム?と思わせるようなホテルだった。ドンコイ通りから少し離れているが、タクシーで1万4000ドン(日本円で約107円)。このためカミさんは、ホテルとドンコイ通りを何度も往復していた。ベンタン市場では、値段があってない様な物。一度捕まえた客は二度と離さない。最後は「オキャクサン、イクラナラ、カウ?」だ。臭いさえ我慢すれば(すぐ慣れるが)、免税店で買うより桁違いに安いし、交渉が結構面白い。ただ、ベトナムは、だんだん小(プチ)上海のようになってきたように思えた。


 日本の戦後の昭和20年代が今のカンボジア、30~40年代前半がベトナムの印象だが、この勢いは昔の日本の倍のスピードで加速してゆくように思えた。ホテルでも、日本人が観光で、ビジネスマンでは中国、韓国の人が多かった。日本のこの5年間の「失われた時間」のツケは大きいように感じられた。新しいバイクに乗ったアジアの大群は、怒涛のように日本の後を追ってきている?。


 最後に、これからベトナムに行かれる方。ホテル以外は衛生状態が良くないので、生もの(野菜)、生春巻きの食べすぎには、注意しましょう!


 今日の知っとこ(休日バージョン):私達が利用した国営ベトナム航空は、今年1-9月の旅客数が447.5万人で、前年同期比21%増になったと発表(10月10日日経)。10月はこれで2人分貢献。でも、日本人はベトナムで買い物で円を使い、中国、韓国はビジネスで外貨を稼ぐ。ふーん・・・・。

カンボジア、ベトナムのあれこれ(パートⅠ)

 10月6日(木)~10月10日(日)に、かみさんと2人でカンボジア、ベトナムに行って来た。「暑いね、南国に来たからじゃない」と言う、かみさん。ここはまだ、飛行機の中ですけど・・・。まず、カンボジアのシェムリアップ(アンコールワットからタイ軍を追い払ったーの意味に改名。アンコールワットの方がいいのに?)に到着。


 翌7日朝5時から、アンコールワットの朝日を見に行った。懐中電灯、虫除けスプレー、万全の体制でいったが、いずれも役立たず。でも、さすがに世界遺産。朝日とアンコールワットの塔が並ぶコントラストは感動もので、思わず,歓声があがるほど。次に訪れたアンコールトムは、当時のクメール王朝の偉大さを偲び、タ・プロム寺院(寺院に太い葉樹が根を張る遺跡)は、ディズニーランドのジャングルクルーズやインディージョーンズといったミニチュア版に比べ、これぞ、ホンモノのスケール!という感じだった。最大の見せ場は、アンコールワットの第3回廊。急斜面の階段をへばりついて登ると、そこはジャングルの絶景。さすがに、狭い石段を降りる時は、手すりがついていたが、怖くて泣き出す女性もいたほど。ちなみに、うちのかみさんはヤワではないが、一応怖がってみせていた。


         アンコールワット

                      (アンコールワットにて)

 アンコールワットの遺跡の修復や、プノンペンの道路建設に日本のODAが使われているとも聞いた。こんなODAの使われ方には納得だが、発展途上の宿命もある。アンコールワットでは、今ホテルの建設ラッシュで、未整備の道路の脇に立派なホテルが建ち、土地の値段も急騰しているという。少し離れたところでも、50セント/1平方メートルだったものが、50ドルと100倍になっているという。ガソリンの値段がリッターで1ドルに高騰、日雇い労働者の日当が2ドルだというから、原油高は資源の無い国にとっては深刻な問題になっているようだ。このため、バイクから自転車に逆戻りしている人も多いという。


 カンボジアの不幸な内戦(ポルポト政権)が終わり、カンボジアは新たな時代を迎えようとしている。ガイドのウエイさんは、10人兄弟で、日本語学校で日本語を学び、働きながら大学で経営学の夜学に通っているという。明るくて、素直で、その目は希望に輝いていた。頑張れ!カンボジア!(次のブログに続く)

ちょっとお休みします

訪問ありがとうございます。

都合により次回の更新は10/10(月)の予定です。

よろしくお願いします。(ソメイノ桜の娘)

ラマダンでも止まらん?

 しぶりに、「ラマダン」なる言葉がマーケットに飛び交い始めている。 このラマダンの時期に入った本日の外資系12社の寄り前の注文状況は、売りが6470万株、買いが1億1480万株(過去最高!)で差し引き+5010万株の買い越しとなった。欧州系の1社から大量に注文が出ていたといわれるが、こうした注文は、ターバンを巻いた人からの注文としか考えれない?。中東のオイルマネーは、イスラム教徒が自分で運用しているわけではない。欧米の委託されたファンドマネージャー(キリスト教?)にとって、ラマダンだから注文を出さないということはない、ということか。


 今週の某経済情報誌に、このオイルマネーに関する自分の記事が紹介された。反響は大きく、2つのTV局から出演の依頼があったほど。でも、この内容は、1ヶ月強前のものなんだけど・・・・。


今日の知っとこ(VOL19):イスラム教では、旧暦の9月(今年は10月4日から約1ヶ月間)を特別な月として、断食する風習がある。かって、イラク戦争、イラン・イラク戦争などの開戦や休戦の時期を占う際に、このラマダンという言葉がよく出ていた。それが、今はオイルマネー流入の休みの理由に使われている。これぞ、平和の証。

新たな株高の神話が誕生?

日、10月4日は「投資の日」(単なる語呂合わせだが・・・)。しかし、面白いもので、「投資の日」が叫ばれるようになってからの株価(日経平均)をみると、2001年が前日比+281.25円、2002年が同+91.12円、2003年(*休日のため、10月3日の株価)が同+115.76円、2004年が同+294.76円とすべて高くなっている。そして、今年2005年も同+213.56円と高くなった。これで、来年からは、「投資の日」の株高ジンクスは、今以上に声高に叫ばれることになる?


 今日の知っとこ(VOL17):競馬と投資の違い。競馬は、賭けの参加者が、掛け金を取り合うだけで、全体の金額が増えることはない。株式投資の場合は、投じた人全体の金額が増える(将来のリターンを生む)、という違いがある。「おカネは天から降ってくるものではなく、この世で自ら稼ぎ出すものです」(マーガレット・サッチャー)

広告のあれこれ

後から、日帰りの大阪出張。帰りに、つまみとビール片手に、雑誌をみることが至福の時間。某雑誌の表紙に「スクープ入手!あのマドンナ議員、禁・セクシー水着姿、写真を大公開」とある。早速、ページを開いてみると・・・・・・。「ん!?」。I代議士(ピンクの男装代議士)のセクシー水着姿写真公開!とある。これって、誇大広告?


 証券を取り扱う業者には、「広告規制」なるものがある。「絶対、儲かる!」などの言葉は禁句となっている。キャッチコピーが自由に使える雑誌は、遊び心が養えて、いいなー!?。


今日の知っとこ(VOL16):本日、10月3日から、郵政公社が投資信託の窓口販売を開始し、TVコマーシャルも始まった。すでに、銀行の窓口での販売における株式投信の残高は約16兆円に達し、株式投信の半分を銀行が売っっている。今や、投資信託は証券会社だけのものではなく、銀行や郵便局が売る時代になったということ。ちなみに、将来郵便貯金保有者の5%が投信の購入をすれば、10兆円規模になる、との試算もある。


続・ブログなKABU夢追い(老い?)人

朝、一番にパソコンを立ち上げる。昨日のブログの順位をみるのが日課となった。別に、順位が上がるために書いているわけではないが、ランクが上がるのは正直嬉しいし、毎日書く励みにもなる。

 

 昨日は、娘がフリー雑誌『R25』の「知ったかぶりだけで終わらない“初めての株式投資”」という、ページを開いて「これなら、私も分かる」といって渡してくれた。そうだな。自分が分かっているつもりで書いていることも、チャンと相手に理解されなければ、相手に伝わったとはいえない。確かに・・・・。


今日の知っとこ(VOL15):株価は美人投票(経済学者ケインズの言葉)。みんなが美人だと思う人に投票するのと同じで、多くの人が今の株価(一株当たりの株式の価値)では安いと判断するから、適正な水準まで上がる。しかし、時にはどうして、こんな株がこんな値段になるの?と思うものもある。これは、通常の価値とは違う尺度と、特殊な力でその人の美人度を図っているケースがあるからだ。でも、それは、長い時間でみると、長続きしないもの。やはり、身の丈にあったところに落ち着くもの(自然体が一番)。