株・ストラテジストの「ここ、知っとこ!」 -36ページ目
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ディープインパクトと株式市場

「ディープインパクト」と名づけられたその馬は、文字通り見るものに“強い衝撃”を与えるという。かって、1頭しかなしえていない皐月賞、ダービー、菊花賞(10月23日予定)と無傷の三冠馬となるか注目されている。無配の3冠馬となれば、かって皇帝と呼ばれた「シンボリルドルフ」以来の23年ぶりの快挙となる。


 日本株のここ10年は、、負け続けている「ハルウララ」状態であった。それが、ここに、ターバンを巻いた「ディープインパクト」のある投資家の出現(?)で、本日は出来高がなんと36億9898万株と史上最高を記録した。今の相場も走り出したら止まらない「疾風怒涛」状態?。ドウ、ドウ、ドウ。


今日の知っとこ(VOL7):かっての無敗の3冠馬「シンボリルドルフ」が活躍した1984年は、日本株のバブルの入り口(1989年のピークまで日経平均は3倍上昇)であったことを思うと、因縁めいたものを感じる。



天高く、外人肥ゆる秋

日、日経平均は13000円の壁をスンナリ抜けた。これはやはり外国人の買いが継続したことが心理的サポートになったとみられる。ちなみに、外資系証券の寄り前注文は+2280万株の買い越しであった。


ただ、今日発表された地域別の外国人の売買を見ると8月に買ったのは欧州よりも米国が多く、差し引きで+1.1兆円の大量買い越しであったこと。今まで、欧州系ならオイルマネーだと思っていたのに、米国からだと、うーん。


今日の知っとこ(VOL6):オイルマネーとは、産油国が石油輸出で得た収入を原資に、対外投資に回す公的資金や民間の資金の総称をいう。原油価格が10ドル/バレル上がると、年間1000億ドル(約11兆円)に増加するといわれている。何の努力もしないでおカネが入るのって、少し変?

少年老い易く・・・・

ほど、某新聞社の原稿を書き終えた。タイトルは、17日のブログを一部引用した「シンデレラマン、ニッポン?」。このように原稿を書く上で、このブログが役に立つことがわかった。それは、書くことを考えること、いかに分かり易くするか、いかに読者の興味を引くか、自分の考えを整理すること、など、毎日のネタ(メモ)帳になるからだ。そして、何よりなのが、わずかだがこのブログを見てくださる人がいるということだ。


これは、物書きにとって、この上ない創作意欲(かなりオーバーだけど)となる。このブログをはじめることは、そんなに大きな出来事ではないかもしれないが、毎日の生活の伸縮には確かに役立っている。書く元気のあるうちは、書き続けてみようと思うこのごろだ。


☆今日の知っとこ(休日バージョンVOL5):「少年老い易く、学なり難し」、「中年老い近く、ガクッとなり易し」。

「レクサス」登場とシニアマネー

話題のトヨタの高級車ブランド「レクサス」の販売店に行ってみた。店の作りは、従来のトヨタ販売店と異なり、モダンリビングの色調で統一され、応対の社員もこれがあのトヨタ?と思わせるような接客ぶりだった。周辺には、ベンツ、BMWの販売店も軒を連ねているが、ワンランク上を目指すコンセプトではNO1?。


「レクサス」は、1989年日本のバブル期に米国で発売。以後、約15年かけて品質の高さや購入者へのきめ細やかなアフターサービスなどで、米国の高級車市場のトップブランドに躍り出た車だ。そのブランドが、今夏(8月)、日本に逆上陸した。「レクサス」は、日本のバブル崩壊後のデフレからの脱出を告げる日本の新時代到来を告げる車の象徴なのかもしれない。

☆今日の知っとこ!(VOL4):日本の個人金融資産1411兆円(04年3月末)の内、70歳代が36%、60歳代が26%、50歳代が19.3%と、シニア層が全体の81.3%を占める。

シンデレラマンと日本株式

日公開の映画、「シンデレラマン」を、近くのシネコン(熟年夫婦割引)でみた。一度、引退を言い渡されたボクサーが、生活苦の中、与えられた一度のチャンスにすべてかけ、チャンピオンになってゆくストーリーだ。主人公(ラッセル・クロウ)が、画面で顔面に受けるパンチは、我々中年にとって、一発、一発が心に痛い。思わず「頑張れ!」と叫ぶ。ある記者が、「どうしてボクサーを続けるのですか?」と聞く。彼はすかさず「ミルク!」(家族のためだ!)と答える。


映画の時代は、大恐慌の1930年代での実話。自分も、この時代とバブル崩壊後の日本と株式市場をよく比較するが、その下落と立ち直りのパターン(デフレ脱出の救世主はかっては高橋是清、今は福井日銀総裁?)は似ている面がある。これまでの日本は不良債権処理でまさに地獄の淵(倒産、リストラ)を覗いた主人公そのもの。今バブル期のチャンピオン米国、シンデレラボーイの中国に対し、逆境に強く打たれ強くなった日本は、「シンデレラマン」としてきっと復活できるだろう。頑張れ、ニッポン!、頑張ろう中年!


☆今日の知っとこ(VOL3):8月の外国人の日本株の買い越し額は1兆9625億円と、過去最高を記録。逆に、8月の個人投資家(現物、信用)は1兆2030億円と過去最高の売り越し。これって、日本の復活を信じて買っているのは、外国人だけ?


ドラゴン桜と株式市場

TVの株式情報番組(明日夜放送)の収録が先ほど終わった。いつも元気な米国のMさんの発言がやけに慎重で気になった。ハリケーンの影響(インフレ懸念?)は、こちらで見てるより深刻なのかなあ・・・?。米利上げ継続か休止か、来週20日のFOMC(連邦公開市場委員会)が、当面の米国株の方向を決定。米国は、ややお疲れモード。


家に帰って、TVドラマ「ドラゴン桜」の最終回をみた。「世の中に、超えられない壁はない」、「お前ら、全員東大に入って、勝て!」、「自分の可能性を否定するな」、「試験の答えはひとつだが、人生の正解はいくつもある」、「生きることに臆病になるな」、「先入観をもつな」、「バカハチマキを断ち切れ」、「東大にはいり、人生のプラチナチケットを手に入れろ」。・・・・そうか、先日のTVドラマ「海猿」もそうだが、こんな漫画が若い人に受けるような時代になったのか。日本も変わってきたな、とあらためて思う。


バブル崩壊後、自信喪失の15年が終了?。株式市場もバブル期以来、または更新のいくつかの記録がでるなど、確かに変わってきた。日経平均は、上蓋の13000円突破まであと少し。あとは、気合!?


☆今日の知っとこ(VOL2):小泉首相が就任した日の株価は、2001年4月26日13973円。ここが、ぶっ壊した人の責任ライン?(ソメイノ桜は、ドラゴン桜のパクリ?)


押し目待ちに、押し目なし

空が心地よい札幌のホテルでの日帰り講演会。昼食は福岡、熊本、札幌はラーメンと決めている。今日は、ラーメン激戦区の旭川ラーメンに挑戦。醤油味が強すぎたが、☆2つ。午後の講演会は、最近の株高もあって満員御礼。


講演会のキーワードは、政治、経済、株式市場の「メジャー(物差し)を変えてみないと、先が読めない!」。このブログのことも話したかったが、まだ自信がないので、もう少し待つことにした。


☆今日の知っとこ(VOL1):「押し目待ちに、押し目なし」・・今日の相場のように、先高感が強く、安くなったら買いたいという人が多く、なかなか押し目を買えない相場をいう。

雨ニモ負ケズ・・・

50の手習いで、ブログに初挑戦。娘夫婦に助けられ、そろり、そろりのスタート。「雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ、・・・・」。若い人や団塊の世代の人が「株式」に興味をもち、金融のリテラシー(読み書き能力)向上に少しでも役立てば、とひそかに願う(多分誰もみないだろうが・・・)。気負わず、真面目にコツコツと「株」の世界をいずれ多くの人と楽しみたいと思う。夢の山を目指して、今日は初めの一歩。(ソメイノ桜)

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