「買って!」と言わずに「欲しい!」と言わせる方法
「買って!」と言わずに「欲しい!」と言わせる方法
チラシでは、
「最新のこのパーマは痛みません!」、
「このトリートメントは長持ちします!」、
「うちで使っているシャンプーはとてもさらさらします!」
等良いことを言えば言うほど胡散臭くなり信用されない。
「本当に今度のパーマ液は今までの中で一番痛まないのに・・・チラシを見た消費者はどうして来店しない(分かってくれない)のかしら・・・」
と思っている美容室経営者さんは多いと思います。
昔と違っていまどき、ちりちりパーマ、ごわごわパーマなんて、施術している美容室を探すほうが大変でしょう。
でも、なぜ信じてもらえないのでしょうか?
例えば、あなたが花粉症だとして、薬屋さんに
「今年新発売されたこの薬は効きますよ~!絶対に効きます!」
と言われたところで
「本当かしら?去年も同じこと言っていたし、信じられないわ」
なんて思ったことありませんか?
例えそれが本当にあなたに効き目がある薬だとしても・・・、そう思ってしまいますよね。
言えば言うほど信用できない。
胡散臭くなる。
では、どうしたら信じて頂けるのでしょうか?そこが知りたいですね!
ズバリ!その答えは、
読み手を「主導的な立場にさせる」ということ。読み手に「意思決定権を与える」ということ。
こちらで決定(断定)しないということが重要になります。
消費者に売込みと感じさせない方法
消費者に売込みと感じさせない方法
基本的にこのチラシでは、売込みを感じさせないようにしなければなりません。
消費者は、チラシを見たときに売り込みと感じると、売り込まれないように、垣根をつくろうとします。
あなたも経験があるのではないでしょうか?ブティックで、あまり気に入った商品もなく、あれこれ見ることを楽しんでいるところに、いきなり店員が現れて、商品説明を始められると困惑する。
すると次にとるあなたの行動は、その場から逃げ出すための「ことば」や「行動」を一生懸命に探しだす。
そして、心の中でこう思う。
「今日は気に入った商品が見つからない私の気持ちを、この店員さんは、わかってないわ・・・」と。
ところが、同じブティックで、顔なじみの店員ならば、あれこれ相談できる。
その店員の人なつっこい性格も、商品の勉強をよくしていることも知っているから、その店員にあれこれ相談してみたくなる。
スタッフの人間味を知っているから、そのような感情を得ることになり、当然のようにタイミングも訪れることになる。
また、気に入った商品のいくつかの中からどれにしようか?迷っているタイミングで、店員が現れてそれぞれの商品説明を丁寧にしてもらい、アドバイスを受けるとうれしい。
その時「ありがたい」と思うのです。
「店員さん、ちょうどいいところに来たわ、迷ってたのよね~」
この違いはとても大きい。
そして、この全く正反対な感情を導き出した違いは「タイミング」なのです。
このタイミングを得やすくするには、スタッフの人間味を知っていることが前提になるのです。
そのタイミングを作るベースになる「安心感」、「親近感」そして、「お店のスタッフの人間味」を土台としてしっかり根付かせることで、お客さまの「こころ」への「受け入れ態勢」を作ることができます。
その後に、メニュー提案することで、快く受け入れて頂けるのです。
文章の中にちょっとだけ欠点も付け加える
チラシなどに書く文章は、自店の良さをアピールするために良いことばかりを書き並べてしまいがちですが、
出来ることならば、文章の中にちょっとだけ欠点も付け加えると、より真実味が増すでしょう。
このときに気をつけなくてはならないことは、最初に短所を持ってくるってこと。
例えば、
「このトリートメント高価だけれど、今までのものに比べるととってもさらさらになるの」と
「このトリートメント、今までのものに比べるととってもさらさらになるの、でも高価なのよ」
この文章を比べていかがですか?どちらの短所が印象に残るでしょうか?当然後者ですよね。
そうなのです。最初に欠点を持ってくることにより、後の文章の長所で欠点が打ち消されてしまうのです。
これは、いろいろな場面で使えますので、知っていると便利です。