ツエーゲン金沢を陰ながら見守るSIXXのブログ RETURNS -51ページ目
<< 前のページへ最新 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51

反町よ、面白くないぞ!

五輪代表の話


反町「男前」康治監督は新潟県人にとってはやはり特別な存在ではある。

最大の功労者、と言うと澤村先生に怒られるかもしれないが、世間的な見地にたてば

異論のないところであろう。


男前ゆえに世間的な人気も高く、反町時代より成績がいいのに関わらず、男前加減の差分要素

だけで、現新潟監督の鈴木淳は不当評価と言ってもいいほど不人気である。


反町氏のサッカーを評して「スペクタクル」と言われることが多く、オランダ仕込の戦術派と思われている

部分も多く見られるのだが、これについてはハッキリ言って過大評価である。

欧州トレンドの4-3-3を試したが早々と挫折し、結局ブラジルトリオのポテンシャル頼みに切替え

なんとかかんとか残留にこぎつけた、というのが晩年の反町采配である。


そもそも反町の魅力とは、歯に衣着せぬ大胆な発言やその「俺様」的な立ち振る舞いであり、

田舎モノの私たちにはそれが潔くもあり勇ましくもありカッコよかったのである。


五輪代表監督に就任後も、随所にらしさはあるものの、田舎メディア相手とは勝手が違うのか

それとも腰が引けてるのか、「俺様」っぷりが影を潜めていて個人的には面白くない。

代表というプレッシャーもあろうしメディアの叩き方も100倍くらい違うので、わからんでもないが。


そこでオーバーエイジであるが、どうやら現時点では「大久保」「遠藤」らしい

実におもしろくない


正直反町のミッションは最高でも最低でも「北京出場」だったはずだ。

世間的にはメダル、とか浮ついた論調が多いが、予選リーグの相手を冷静に見極めれば、

「めざせ1勝」というのが正直妥当であるし、実際1勝2敗で予選リーグ敗退だったとしても

北京にいけなかったことを思えば、世間の非難もそう多くないと思われる。


反町のミッションはもう済んでいるのである。

それにもかかわらず、「大久保」「遠藤」というなんのサプライズもない人選。

好きにやったら良いではないか。





たとえば、本間勲(アルビレックス新潟MF)や寺川能人(同じく)を呼ぶのである

当然世間からの非難を浴びる。「誰だコイツら」「勝つ気があるのか」「公私混同だ」と


そこで我らが男前はこう切り返す

「これだけ沢山のサッカー記者がいるのに<日本のマケレレ>を誰も知らないとは残念だ」


とかなんとか言ってくれたらホレ直す

オシム氏が羽生呼んだりするのと変わらんと思うんだけどね









HFL前半戦終了

5勝2敗 という成績をどう見るか?


敢えて現実的視点から考察すると、実質上4強のリーグであることは間違いない。

その中の1抜けを目指すわけなので、すなわち五輪最終予選などと二アリーである。

単純に考えると各当該チーム相手に最低でも「2チーム相手に勝ち越し、1チーム相手にイーブン」

であれば1抜けは理論上堅く、仮に混戦時であっても1勝ち越し・2イーブンはギリ。

1勝ち越し1イーブン1負け越しとなった場合、よほどのボタンの掛け違いがない場合苦しい。

長野サポが必要以上に喜んでたわけだ。


あくまでこの4チーム限定だとウチは1勝2敗 勝点3

長野は1勝2分け 勝点5

JSCは2勝1分け 勝点7

松本が0勝2敗1分け 勝点1


この時点で「2チーム相手に勝ち越し、1チーム相手にイーブン」の芽があるのは長野とJSCのみ

我々はこれを阻止し、1勝ち越し2イーブンにもって行かねばならない


要するに他力本願を念頭に入れない場合

負けたところには絶対勝たねばならん、ということですわ


JSCが数字上有利なのは事実だが、「最低負けなければ良い」というメンタリティがどう働くか?

また、そういう戦術で来た場合我々はこんどはどう崩すか?


「絶対に負けられない」ってのはまさにこういうシチュエーションのことを指す

しびれるね


次は勝つために何が出来るかを考えて見ましょう

つづく







籾谷 真弘

因縁の地 聖籠決戦は3度目の正直ならず


JSCとのアウェイ決戦は、終始ポゼッションでは有利に運んでいるように見えたが

逆にこれはという決定機もなく、前半になんとなく入れられてしまった1点が

そのまま最後まで重くのしかかる形となってしまった。


早々と1点取ったJSCはファンタジーな攻撃を繰り広げることを一切放棄し(そういう能力があったかどうかはしらんが)カメの状態からのカウンター狙い一本に切り替えた。

JSCにせよグランセナにせよ、一応学校なんだから、青少年に前半からカメになるような

プレイを見せてなんの学習になるのかね。


とはいえリードされて相手にドン引きされてからの技術やメンタリティに関しては

日本サッカーの永遠の課題ともいえるが、放り込む以外のアイディアがなく、

中盤でのあまり効果的とはいえないパス回しに終始し、ミスを付けねらわれ、カウンターを受けるという

悪循環が最後まで繰り返された。


といいつつも、先週の長野戦といい、共通して言えることがある。

それは「覇気がない」ということ。

すなわち声が出ていないのである。




というわけで、彼の名は 籾谷真弘。長野のDFである。

先週の試合のMOMであると個人的には思っているわけだが、卓越したプレイや

決定的な仕事をしたというわけではない。

ただし、彼の存在感は際立っていた。

終始声を荒げ味方を鼓舞し、時には威嚇する。


彼の最大の武器はルックスなのである。

フィリップ・トルシエは中村俊輔を「覇気がない」とメンバーからはずし、

決して技術論では名前の出ることのない戸田をレギュラーとして固定した。

戸田の武器はそのチンピラ顔だ。(おまけにWCでは赤髪だ)


サッカーは格闘技。と釜本氏がケツだしポスターとなってからもう四半世紀。

その要素はたぶん現代サッカーにおいても変わってはいない。


HFLは捨て試合のないやるかやられるかのワンマッチ。

喧嘩に勝つにはいくら技術が卓越していても駄目だ。


ウチに足りないのは試合を支配する「メンチ切り」的なメンタリティである。







HFL 6/8 ツエーゲン金沢 VS ジャパンサッカーカレッジ

みどころ


悪夢の長野戦のあと、連敗だけは絶対に避けたい金沢。

ホームでこれ以上絶対に負けられないJSC。


死闘となることは避けられないでしょう。


過去2戦の聖籠では、苦汁を味わった金沢。

因縁の地です。


聖籠は選手と高低差なしの同一フィールド内で観戦できる、数少ない会場です。

選手と同じ目線で、一緒になって戦ってる感は他では味わえません。

来年はJFLですので、このような会場はもう体験できません。


石川県のみなさん

新潟までは本気でアクセルを踏めば2時間台で来れます

ETC夜間割引なら、高速料金は40%OFFのたった3800円です

ちなみに試合は無料です(たしか)


TVクルーは来ません(多分)

当然、スポーツニュースでも映像は見れません。

のちのちJに上がりDVD化されてもたぶん収録されません。


なんでも見れるこのご時勢で、「脳裏に焼き付ける」という原始的手法でしか

この大一番を見届けるすべはありません。


ご来県お待ちしております。











<< 前のページへ最新 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51