エリーと私 -40ページ目
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雨の日

今日は、晴れてとてもいい天気晴れでした。

でも、仕事だったので恩恵にはあずかれず、ただ日焼けしないよう恨めしく思うばかり。。。


こんな日こそ、エリーしっぽフリフリと思い切り遊びたいものです。

(エリーと遊ぶためなら、日焼けなんて何とも思わないしべーっだ!


残念ながら、今週唯一のお休みの昨日は、生憎の雨雨でしたガーン

エリーしっぽフリフリは雨が大の苦手汗


お散歩に行けると思って、喜んで勢いよく玄関を飛び出したのに、雨がシトシト雨降っていると、途端にテンションダウン


玄関の階段を降りる前に、こちらへ引き返してくるのです。しょぼん


雨が苦手なので、お散歩に行きたくないのはわかるけれど、エリーしっぽフリフリは排泄は絶対家の中ではしないので、天気がよくなるまで我慢させるわけにも行きませんガーン



なだめすかしながら庭へ引っ張って行くか、抱っこしてエリーが排泄しそうなところまで連れて行って地面に降ろします。

そうすれば、しぶしぶ排泄してくれます黄色い花


いつもは、庭をものすごい勢いで走りまわるのに、雨の日は、足が濡れるのが本当に嫌そうで、ゆっくりゆっくり、そぉーっと、そぉーっと歩きます。


足が濡れるのが嫌なのか、おなかに泥が跳ねかえるのが嫌なのかわかりませんが、あんまりこんな神経質なわんちゃんは少ないような気がします。。。流れ星


アンも、雨は好きではなかったけれど、お散歩拒否まではしませんでしたし。


それぞれの、そんなところがまたたまらなくかわいいんですけどねラブラブ


昨日がこんないい天気だったらよかったのにな~DASH!


今週は、夜も予定が色々あってエリーしっぽフリフリとまったりできないですあせる


仕事から解放されて、エリーしっぽフリフリとずっと毎日過ごせたら幸せだろうな~と、ぼんやり考えたりします。


夢のまた夢ですけどね。。。







いちごドロボウ

最近、庭でエリーを放し飼いにすると、敷地の片隅にある家庭菜園(要は小さな畑です)へ好んで行くようになりました。


アンも畑は好きだったし、エリーだって呼べば戻ってくるので、気にもしなかったのですが、ある時エリーが私の口をなめようとする時に、かすかにいちごいちごの甘い香りがしたのです目


あれ?

今日はいちごなんてあげてないぞ~ガーン

と思い、これは!と畑にいって確かめました。


そしたら!!


母が気まぐれに手入れしている畑に、いちごいちごの苗がかなりの面積をしめ、丁度今が赤く熟れて食べごろになっていましたいちご

自然栽培って、ハウスものより遅いんですね~


本当は母が姪のために作っているのでしょうが、最近は実家にこないのでいちごいちごは手付かずの状態わんわん

エリーは味を覚え、放し飼いの度にチャンスをうかがって、こっそり食べていたようでした得意げ


とはいえ、悪びれもせず堂々と食べていましたが、、、


これからは、独り占めしないで、私と二人で食べようねいちご
いちご2

汗現行犯いちご

いちご1

エリー怒られる

最近、仕事の帰りが早くて、18:00頃家に着きます。

家の前で、バッグの中にある鍵を探していると、玄関の中からエリーがしっぽを振って待っているのが分かります。


鍵を開けて玄関に入ると、エリーが大喜びでしっぽをフリフリ飛びついて向えてくれます音譜アップしっぽフリフリアップ音譜

ダックスにとって飛びつきは腰に負担がかかるので要注意、かといって、せっかく喜んでくれているのに、無視するわけにもいかず、急いでエリーの無理のない高さにしゃがみます。


もう、狂ったように、身体を私にこすり付けて、しっぽはちぎれんばかり、クンクン鳴いて大歓迎ですドキドキ

耳が思いっきり後ろの方に、嬉しくてたまらないっといった表情で、目を細めて顔をぺろぺろなめてきます。


私も負けず劣らず、親愛の情をあびせちゃいますニコニコ


そして、リードをはずして(エリーがさらに喜んで、狂ったように身体をくねらせるので、結構大変)玄関のドアを開けると、ソレッとばかりに庭へ飛び出します。

 

玄関から庭へ下りるところは50cm程の高さがあり、アンがいた頃、腰に負担がかからないように緩やかな(胴が長いから)石段を作りました。


エリーはそれを高飛びでエイッといとも簡単に飛び越えて、ものすごい速さで庭へダッシュDASH!

ダックスにとっては、結構広くて障害物も特にない庭なので、レースのように全速力で向こうへ行ったかと思うと、

あっという間にUターンして私のところへ架け戻ってきます。

この勢いだと通り過ぎるんじゃないかと待っていると、砂煙をたてて私のところで急停止。

そのままひっくり返ってお腹をさすってと、恥ずかしい格好のまましっぽを振っていますガーン


アンにはなかった機敏さです。

こんな様子を見ていると、エリーにはアジリティをやらせるといいかも知れないなんて、親バカな事を考えたりしてしまいます。


アンも若かった頃は、逃げ出すとなかなかつかまらなくて大変でしたケド。。。


ところで、アンはリードを放しても、一人で気が済むまで庭を散歩して、一人で玄関先まで戻ってきていました。

要は、庭と歩道の境には垣根もブロックも何もありませんが、一般道へ出ることはなかったんです。


これは、教えたわけでもありませんが、自然にそういう習慣になっていただけのこと。


エリーはまだ若いし、そういう習慣がまだ身についてないから、と初日のあたりは庭もリードをつけて一緒に散歩していました。

でも、若干一才半ながら非常に落ち着いていたので、試しにリードを放してみると、特に変わった様子もなく、私からはなれずに庭を一緒に散歩することができたのです。


なので、まだ一人では散歩させませんが、一緒に庭へ出てエリーのリードを放してあげます。


ところが、昨日は喜びのあまり猛スピードで駆け回っていて、玄関先にいた私に気がつかずその勢いのまま私を探そうと走っていました。

黒い影(エリーは黒いです)がさっと横切ったので、心配になって

「エリー、エリー?」

と呼んでいると、道路の向こう側から、ものすごい勢いでエリーが走って戻ってきました。

運よく車は走っていなかったので無事に帰ってこれましたが、タイミングが悪いとひかれてしまいます。


心配のあまり思わず、本気で叱りました。お尻をたたいて。


元はといえばリードを放していた私が悪いんですけど。


エリーはびっくりしたようで、すぐひっくり返ってお腹をみせました。

私は起こして、エリーの目を見て、道路は一人で渡っちゃダメ!!むかっと言い聞かせました。

分かったのか分からないのか、エリーは私から離れて遠くからこちらをみていました。


でも、私が玄関に入るのをみると、さっと走ってきてそばに寄って来て、後ろ足で立ち、上がり板に座った私のひざに前足をそっと乗せて、目をふせたまま、とても悲しそうな表情をしました。


もう、怒らないでしょぼん

と、悲しんでいるのがすごく伝わりました。


目を合わせようとしても、下を向いたまま合わせてくれません。

少し涙もためていて。


そういえば、アンも私に怒られた時は涙をためていました。

普段、私はアマアマだから、ものすごくショックなのかも。


エリーごめんね。

エリーを死なせたら、私の責任。

もう、目を離さないぞ、と反省しました。


こんな場面で言う事ではありませんが、その様子はとてもかわいかった。

エリーはこんな風に感情を表現するんだ、と新しい一面を知りました。


ダックスの女の子は特に表情が豊かだと言われますから。


エリー車で3

エリーとドライブ

ランチした友達から、地元ボランティアの人達が川沿いの竹林に遊歩道を作ろうと手入れしているところがあると聞きました。


ランチから帰ってきて、早速、彼女の話の通りに自宅から10分ほど車を走らせ、堤防の近くにとめてエリーとお散歩しました。

竹林は、堤防からさらに下ったところで、分かりにくかったですが、画像の通り、とても綺麗に整備されていました。



足元は枯葉が敷き詰められ、とても歩きやすかったですが、しばらく行くうちにエリーは竹の枝が足にささったようで

「キャン!!」

と悲鳴をあげました。


びっくりして、足の裏やお腹を確認しましたが、幸いにも血は出ていませんでした。

大事をとって、抱っこして帰ってきました。


とても眺めのよいところでした。

分かりにくいので、人もあまりこなさそう。


しかし、エリーは本当にアンによく似てきました。

リードを放しても、私からそんなに離れないで歩きます。


そして、車でも、窓から身を乗り出して一生懸命外を眺めていました。



竹林8 竹林7














アンの生まれ変わり

昨日はお昼から、エリーと一緒に,アンが眠っている、山の上の公園へでかけようと予定していました。



その前に、ここ最近、肩から左指にかけての感覚がおかしかったので、かかりつけの整体師さんにきて頂きました。(往診専門の先生なんです)


この先生に、4~5年前にお世話になったばかりの頃は、一日おきとか、一週間に数回とか頻繁にやって頂いてました。少しずつよくなるにつれて、だんだん間隔が空くようになり、ひと月に一度とかそんな感じで、今回は随分間隔が空いて、約半年ぶりでした。


ずっと、そのツケがたまっていたせいか、今日は痛いとこだらけ!


でも、最後に気を送って頂いて、久しぶりに前向きな気持ちになれました。


ところで、この先生は、スピリチュアルな方で、よくそういう話をされます。

半年前というのは、アンが亡くなった直後でした。

あの時は、ショックのあまりで足に力が入らず、スーパーでぶらぶら歩いてお買物もできない、という有様だったので、往診をお願いした記憶があります。


まだ何も話していなかったのに、私の家に入る前に、先生は、アンが亡くなっていた事を悟ったそうです。

私から話を聞いて、アンがいた玄関にゆりの花束と、遺影、遺骨を見て手を合わせて下さいました。


そして、施術の間、アンの霊体が私の回りを走り回っていたそう。


うつぶせになっている時、アンが私の背中に乗っていて(私は温かいなあ、くらいの感覚でした)、先生はアンに、私に何か伝えたいことはありますか?と尋ねたそうです。


アンは私に、今までありがとう、感謝してます。心配しないでetc・・・と伝えたかったそうです。

その言葉を聞いて、アンにもっとこうしてあげればよかった、などと、自分を責めていたのが、ホッと救われました。


先生は、アンの亡き後ネガティブになっている私を心配して、アンが、今日ここ、この時間に僕を呼んだんです、とおっしゃいました。


ショックのあまり、落ち込んでいる私に、「きっとアンちゃんはまた(私のそばに)生まれ変わってくるでしょう」、と。

「それもきっとかなりの確立で、恐らく今世の間に」。

それも、ペットショップで買ってくるとか、そういう普通の状況ではなく、誰かのところで事情があって、飼えなくなったとか、貰い手を探しているとかそんなご縁で、やってくるでしょう、と。


私はその言葉を信じて、犬、猫問わず見かけると、アンの生まれ変わりではないか、とそればかり気にしてきました。



・・・先生に往診に来て頂くのは、それ以来です。


あれから、立ち直ったようで、ちっとも前にすすんでいない私のところに、エリーがやってきました。


家の外でエリーを抱っこして先生を待っていた私に、

「(アンちゃんが)復活したのかと思いました」

と、笑顔でおっしゃいました。


きっと復活したんでしょうね。


アンが亡くなったことは、まるで、自分の身体の一部分を失くしたような感覚でした。

手も足も頭もちゃんとあるんだけれど、ぽっかりと何かが足りないような感覚。


今、エリーの存在でその空虚感が少しずつ埋められているような気がします。

でも、エリーがアンの生まれ変わりだとしても、アンはアンとして、私の中にその場所を占拠し続けていくでしょう。



エリーはまだ一才半なのに、すごく大人です。

やんちゃや、いたずらは一切しないです。

構ってくれる人がいないと、自分のベッドに寝そべってじっとしています。


アンには目を放した隙に、靴やサンダルを何足もぼろぼろにされましたが、エリーは自分用に与えられた人形やおやつガムも噛もうとはしません。


アンは何か気に入らないと、ご飯の器を鼻でひっくり返したり、はしゃいでいて、ジャンプジャンプ!しているうちに、水入れに片足をつっこんで周りをベタベタにしたり、とにかくそそっかしい子でしたが、エリーは全く落ち着いたものです。


歯は真っ白でとても綺麗。

でも、色んな物を噛まないので、晩年歯がぼろぼろになって抜けてしまったアンのようにならないために、毎食後口をなんとか開けさせて歯磨きをしてます。


お散歩も、何も教えてないのに、リードを引っ張らずに私の歩く速度に合わせてくれるのです。

アンは、結構大きくなるまでは嬉しくて嬉しくて、引っ張りまくって大変で、晩年になってから、やっと合わせて歩けるようになったのに。


庭でリードを放しても、ハイテンションで走り回るということもないです。

子供の頃、よく脱走したアンを思えば、本当に楽!!


排泄は、アンは玄関でてすぐの辺りに、ローテーションでそこら中にしていましたが、エリーは庭の一番端っこの、家族もあまり行かないような片隅でする、と決めているようです。


でも、後姿や、仕草、クセなど、アンに似ていることも多々あります。


整体師の先生に

「アンが前よりおりこうになった状態で、途中から(アンとの生活が)またスタートしたみたいです」

と話したら、何も言わずにただ笑っていらっしゃいました。


前回の画像は、車の助手席ですが、アンは車が大好きでしたから、(通院時など、よっぽど具合が悪い時以外は)こんな風に寝そべることなんてありませんでした。ずっと窓の外を見て興奮してました。


エリーも車が好きですが、疲れたり、景色に飽きるとこんな風に寝そべっていました。



でも公園に着いたら、リードを引っ張ってぐんぐん歩いてあちこちの匂いをたくさん嗅いで、とても嬉しそうでした。


今日も散歩に家を出たら、車のドアのそばまでまっすぐ歩いて、とても乗りたそうでした▼^ω^▼







エリー、初めての動物病院へ~アンの回想録

4月19日にエリーがやってきて、一週間が経とうとしています。

もう、随分前から一緒にいるような気がする程、私の中で、大きな存在となっています。


とても元気なんですが、家にきた時から身体中を痒がっていて、喉や胸の辺りがはげてしまっているので動物病院へ連れて行くことにしました。


アンが亡くなって以来の動物病院です。



ann

・・・

去年夏、容態がかなり悪かったアンは、しばらく通院していましたが、とうとうある日、酸素室に入る事となりました。

その日の夕方も、面会に行きましたが、次の日、仕事で家に誰もいなくなってしまうのが心配だったので、そのまま入院させて頂くことにしました。


翌日には、良くなっているだろうと、アンを連れて帰るつもりで、タオルなど準備し、仕事が終わって急いで病院へ面会に行きましたが・・・


面会の手続きをして、酸素室から出された直後、容態が急変し、蘇生処置をされたそうです。

私がアンに会えた時は、口からポンプを入れられ、なんとかかろうじて心臓が動いている、変わり果てた姿でした。


もう何日も、心配で心配で泣いてばかりでした。


アンはここしばらく、ご飯やお水も口にできない上に、点滴や注射など、相当辛い思いをさせてしまったから、

「もう、やめて下さい!十分長く生きたから・・・」

と、泣きながらやめてもらいました。

処置室の先生方や看護師さん達が、気の毒そうに私を見ているのが分かりました。


やっと、昨日病院に連れてきたとき、先生が入院させずに、帰らせようとしたのかが分かりました。

最後の瞬間は、家で過ごさせてあげたかったのでしょう。

でも、そんなこと、泣いている私にはとても言えなかったのだと思います。


本当は抱っこして息を引き取らせたかったのですが、先生に

「抱っこしてもいいですか?」

と聞いたら、

「ちょっと処置をしますから待っていて下さい。」

と、抱っこさせてもらえませんでした。


待合で待っていて、次に呼ばれたのは霊安室でした。


まだ、アンの身体は温かかった。

でも、もう、この世からお別れです。

16年間、本当に長い間ずっとそばにいてくれました。

私がどんな恋愛をしても、アン以上好きになる人はいませんでした。

アンはこの世で、私にとって一番大切な存在でした。



先生の指示で、先に会計を済ませて、車を霊安室の裏口そばへ移動させ、再び霊安室へ。

そうですね、遺体を抱いて、表からでる気持ちにはなれないですもんね。


頭が働かないのに、口が勝手に、

「火葬やお葬式をどこでやったらいいか分からないので教えて下さい。」

と、動きました。


先生は、動物霊園のパンフレットを持ってきてくださいました。

「病院からは紹介できないけど、ご自分で連絡してみてください。」


それから、かわいいダンボールの棺を用意してもらいましたが、それは後部座席に乗せ、抱っこして裏口から出て、いつもの様に、助手席に乗せて帰りました。


覚悟してましたが、まさかこんなに早く亡くなるとは思いませんでした。


そして、あまりに辛い事があると、心のどこかが麻痺してしまうのでしょうか。


アンはもう、動かないのに、私はただ助手席にいることが嬉しくて、一緒に家に帰られるのが嬉しくて、いつものようにアンにたくさん話しかけました。


「おうちに帰れて良かったね。」


あんなに苦しがっていたから、楽になってよかった。


9月といっても、まだまだ暑かったので、先生に教えてもらったように、アンを乗せたまま、ドラッグストアやスーパーに寄って、氷をたくさん買いました。


家に着いて、荷物を降ろし、私の部屋にアンを寝かせました。お水、アンのご飯、好きだったおやつをそばに置きました。


最後の夜も、一緒に私の布団で過ごしました。

でも、これが最初で最後となってしまうとは!


家族にアンが亡くなったことを置手紙で知らせて、またでかけて、お花を買いに行ってきました。

家族は、妹の子供が生まれてから、全然アンを構わなくなり、それが私にとってアンが不憫でならなかった。

私一人では、家族の代わりになれないのです。


何年か前、大きな手術をして、退院してきて、お腹に大きな包帯を巻いて、ふらふらになりながらも、リビングのみんながいる方へ一生懸命歩いていっても、

「赤ちゃんがいるからダメ!」

と、母にドアを閉められた、あの時の悲しさ。

アン以上に忘れることができません。


私は手術さえ、代わってあげれたらいいのに、と思うほど、本当に心配でならなかったのに、


なんて、人間って勝手なんだろう。


自分の都合のいい時だけかわいがって、そうでない時は見向きもしない。


私も、アンがやってきた時から今までを振り返って、自分はどうだっただろうか、と自問自答します。

アンが望むだけ、愛情をかけてやれただろうか。


亡くなる前の夏は、仕事が終わってからも、人と会ったりするため、家を空けることが多かった。

私はそれが、とても悔いになっています。


アンはずっと私を待っていただろう。



気持ちが落ち着いたら、前に何度か相談したことのある、ペットロスカウンセリングの先生と、色々話したいと思っていました。

でも、いつまでも、気持ちや考えがまとまらないような気がしていて、また、医師という立場の方から、予想もしない心の傷をつけられるのが怖い気がして、それをしないできました。


いつも、アンと一緒にきた動物病院に、私一人でくるのはどんな気持ちだろうと悲しく考えたりもしました。



アンを忘れることなどできるわけもなく、でも、抱っこしたくても、肉体はもうないので、骨壷を抱いたり話しかけたりしました。

傍から見たら、異常でしょうが、私にとっては肉体が骨になっただけのこと。


でも、2月に遺骨も埋めてしまってからは、肉体の形見がなくなってしまったのです。


ふらふらと、ペットショップに出かけては、ブラックタンのダックスを見ないように、違う犬種の犬を触って空虚感を埋めていました。

この先何年も私はこのままだ、と実感し始めていました。




そんな日々の中、突然エリーが現れたのです。


私は、飼うなら別の犬種、と思っていました。

猫でもいい、と思っていました。

アンの生まれ変わりなら、なんだって良かった。

私が結婚して、子供を生んで、それがアンの生まれ変わりなら、願っても無いこと。


なのに、母は、全く同じブラック&タンを連れてきたのです。


その子はアンの生まれ変わりなのか?

ということが、私にとって重要でした。


でも、成犬で、生年月日はアンが亡くなるより1年前でした。

血統書と予防接種の生年月日は違っていて、どちらが本当なんだろう。

予防接種を信じるなら、アンの命日なんです。

ただし、一年前の。


一週間そばにいて、エリーはアンとは性格も食べ物の好みも行動パターンも全然違うことが分かってきました。

でも、不思議なくらい、ぴたっと私の型に合うのです。


エリーもきっと同じように感じていると思います。


今日、エリーを車に乗せて、40分かかる動物病院へ初めて連れて行きました。

アンはドライブが大好きで、ずっと、窓に手を乗せて外ばかりを見ていました。


エリーは、どうかな?

車酔いしないかな?

と、心配していましたが、全く平気で、ただし、外をみるのはアンほどは興味がなさそうでした。


でも、助手席にクッションを何段も重ねてその上にエリーを乗せ、外を見やすくしたら、きょろきょろして色々興味をもったようでした。

アンは、雨だろうが、風だろうが、雪だろうが、窓をあけてとせがみ、びしょびしょになっても平気で外を見ていましたが、エリーは、風が強くなったりすると、すぐに外を見るのをやめます。

そして、クッションの上に寝そべってゆったりしていました。


病院の待ち時間は一時間以上、外を散歩したりして時間をつぶしましたが、その間、平気そう。

診察中も先生の口をぺろぺろなめて、注射も平気。

アンのようにブルブル震えることもなく、診察の道具や、他の犬達に大変興味をもって、でも、はしゃぎすぎず、緊張もせず、無駄に疲れることもなく、拍子抜けしました。


と、同時に、とても楽で安心しました。


ただ、アンと違って食が細いのが心配です。

アンの好きだったものは、エリーにとってはそれほど好きではなさそう。


もっと、エリーの事を知って、アンにしてやれなかった分まで愛情をかけてかわいがりたいです。

この年になるまで、どんなところにいたんだろう。


賢く落ち着いていて、性格もとてもいいのに、ここまで成長するまでどうして貰い手がなかったのか、とても不思議です。

でも、何にせよ、うちに来るべく運命だったんですよね。

私とエリーのために。




エリー車で2

エリー車で1

エリーちゃんがやってきた

今朝、遅めの出勤時間で仕事に行く支度をしていたら、モーニングにでも行っていたかと思っていた母が帰ってきて、何やら赤ちゃん言葉で誰かと話していました。


今日は妹の子供は、泊まりに来てなかったし誰かなとおもっていたら、私の部屋の前まできて、「ほら」とその子を促しました。


すると、フローリングの床を爪でカチャカチャ鳴らしながら、アンと同じブラックタンのM.ダックスがおずおずと部屋にはいってきたのです。


何の前触れもなかったので本当にびっくりしました。


亡くなる前のアンと比べれば、毛並みも艶も、目の色も真っ黒でとても綺麗な子でしたが、赤ちゃんというには、結構大きく、成犬のようでした。


名前はエリーちゃんだそうです。


朝は、仕事に出かけてしまったので、ゆっくり挨拶する時間がありませんでしたが、夜帰ってきて、いつもアンにしていたように、「ただいま~おりこうにしていた?」と声をかけ、オムツをはずして、庭へ散歩にでました。


エリーちゃんは、声をかけた程度では、まだびくびくしていましたが、オムツをとった瞬間に、とても嬉しそうにしっぽを大きく振って、私に身体をくっつけてきました。


そして嬉しそうに外へでました。


アンはリード無しでも一人で庭を散歩してましたが、エリーちゃんは道路に飛び出さないようにリードをつけたまま。

でも、とてもおりこうで、私の言うことをよく聞いて理解しているようです。


そして、アンが眠っている、花壇に挨拶をしました。

アンがでてきて、エリーちゃんの匂いをかいでいるような気がしました。


それから、たまたま隣の家のパピヨン君が垣根越しにこちらを見ていたので、挨拶をしました。

アンはそっけなかったですが、エリーちゃんはしっぽを振って愛想がよかったです。


家に戻って、ご飯をあげました。

18日の命日に、久しぶりに、アンにあげていたご飯とおやつを買ってきていたので、それをあげました。

とても喜んであっという間に食べてくれました。


たった30分たらずのことなのに、もう、すっかり慣れて、ひざに乗りたがったり、抱っこをせがんだり、まるでアンのようでした。


夜寝る時に一人にしても、無駄吠えもせず、落ち着いて一人でじっとしていました。



アンのかわりではないけれど、エリーはエリーとして、アンにしてやれなかった分も含め、これから沢山の愛情を注いでかわいがって行きたいと思います。










お引越し

みなさん、初めまして!

lalalunaと申します。

この度、更に充実したブログを作るために、お引越しをしました。


趣旨は、H19年9月に天国に行った、愛犬アンの回想録を柱に、アン亡き後の私の日常を書いて、色々な思い出を整理していきたいというものです。


天国のアンともども、どうぞ宜しくお願い致しますドキドキ

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