ゆばー*短歌* ≪Ecoute! Ecoute! C'est Ondine≫ -3ページ目

再 わらび

わらびのあく抜き、もう一回、重曹を使ってやってみたらうまくいきました。
不思議なことに茹でたらわらびがとけますけれど、熱湯なら溶けません。
お湯もちょっとでも茹でたら、まっ茶色になってしまうけれど、熱湯なら緑色の水になります。

溶けたら何かの海藻みたいに、ねばねばして、それはそれで良いような悪いような・・・。
わらび、かなり面白いです。

前回のわらび蕎麦の他に、今日のお弁当用に山菜おこわ(わらびしかないけど)を作りました。
(いつもはご飯を鍋で炊くためだけに5時に起きますけど、今朝はおこわのために4時半に起きました。
それからお仕事に行ったら、またわらび採り・・・。こんなにシダ植物な日常でよいのだろうか?)
理想のおこわにはまだまだですけれど、いくつか試してみます。もち米も楽しいです。

ゲロゲロ、グアグア。
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柚 葉

わらび

蕨(わらび)、仕事でたくさん摘んでいます。
昨日はお料理に出せないと言うのを(喜んで)持って帰りました。
明日はお休みだし、「朝はわらび蕎麦!!!」と寝る前に重曹を入れて茹で、そのまま放置して寝ました。

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あく抜きなんてそんなむずかしいわけない、と思っていたのが甘かった。
朝起きたら、やわらかくてずるずるの蕨になっていました。あ~あ。全部一気にしなきゃよかった。

働いている農園では木灰を使っています。わたしもそうしよう。

でも、わらび蕎麦は食べましたよ。おいしかった。
あく抜きに失敗したわらびはすぐ使ってしまうけれど、
うまくできるようになったら(このシーズン中に!)保存する方法を考えます。
ときどきはわらび蕎麦を食べたいもの。うふふ。

柚 葉

牡丹と書斎

今年も牡丹が咲き、移動書斎の季節になりました。
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毎年、ここで幸せな時間を過ごしているうちに、一番好きな花は牡丹と答えるようになってしまいました。
派手なわりに、毎年、律儀に大きな花を咲かせるのがなんかかわいらしいです。

読んでいる本は相変わらず、ジオノの Batailles dans la montagne 。
どんな状況でも、悲惨なときでも、くつろいで (à l'aise) いられる人たちが出てきます。
自然の中で、厳しい日にも、どこかくつろいでいる人、そんな風でいようと思います。

この本、今日はお休みだから移動書斎で読めましたけれど、毎朝、仕事前に少しずつ読んでいます。

この前、就業前に、みんなの畑で畑講習を受けることになっていたのですが、
あまりにも気持ちがよい日だったので、さぼって、農園内で寝転がって本を読んでしまいました。
同僚さんに、「今日は本を読むわ!」と言っておきましたけど、すっかり勝手な人と思われましたね。
いや、集団行動が苦手すぎて、全然役に立たないし、いいかなあ、と思って・・・。

こんなんで、わたし農民になれるかしら?
あんまりたくさんの畑はしないで、山暮らしがよいなあ。

柚 葉

花曇り

花曇り布巾を洗う水音に花びら一枚降り来て泳ぐ


住んでいる敷地内の桜がベランダから手の届く距離にあり、この時期は窓が全面、桜。
二階なので丁度よいのです。わたしが手入れしているわけではないのに、この景色というのは、
わたしの前世はどれだけ徳が高いの?ありがとう。できるだけ後世に返すね。

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冬もなのですけれど、布巾はベランダで洗います。
お風呂用の小さい木桶に水(お湯)を張って、ゴム手袋して、洗濯板でごしごし。(ときどき煮沸もする)
洗剤を使わないからベランダに水を流すし、ベランダも少しきれいになります。
そのまま、布巾も木桶も洗濯板もベランダに干して、おしまい。

台所からすぐにベランダで、私にとっては台所の一部です。狭い台所が広くなりました。
泥のついた野菜もベランダのバケツで洗うし、プランターの植物にその水はあげます。
お米のとぎ汁や野菜の茹で汁なんかも冷めたら入れてしまう。。。(いいかどうか知りませんよ。
でもそのせいでお浸しなどのために野菜をゆがくとき塩を入れなくなってしまいました。
お料理の達人に怒られますね。それからもちろん無農薬の野菜です。)

土まで採りに行くのもいいけれど、ベランダのルッコラやラディッシュは摘んで料理にぽいっと。
ついでにコンポストもベランダに置いているから、台所で出た野菜くず、お茶のだしがらなどもぽいっと。
お野菜を干したりしても、ちょっと取ってそのままお鍋へぽいっと入れられます。

台所は外につながっていると使い勝手が良くて、土間はなかなかすぐれていたのではないかと思います。
あ、洗濯物も同じベランダに干してますよ。

柚 葉

野蒜(のびる)

桜咲きはじめました。窓から見える景色が日に日にきれいになってきます。

農園にいくらでも生えている野蒜を採ってきました。
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始末が面倒と言って、あんまり採る人がいないみたいです。面倒かなあ?
わたしは台所で一人黙々とすると疲れるので、ボールに水を入れてコタツに入って下処理をします。
コタツ、まだ片づけていません。。。

根っこのまるい部分は網に乗せてちょっと焼いて、お味噌などをつけて食べるとおいしいです。
すぐ焦げるから、注意です。生でも、茹でても食べられます。
緑の葉っぱの部分はさっと熱湯をかけて、鯛などの白身魚のお刺身をくるっと巻いて酢味噌で和えようと思います。

鯛のお刺身なんてわたしあんまり買えないなあ。。。
野にある美しいものは美しく食べたい、と思ったとたん、なぜか買いに行ってしまうのだけれど。

柚 葉

草餅

働いている農園で、「蓬(よもぎ)をちょっと貰いますよ。」と言ったら、
「いっぱいもらえ!」と言われました。畑の強害草らしいです。
でも一気にいっぱい摘んでくると、洗ったり処理をするのが大変になって楽しくないです。
だから悪いけれど、ちょっとずつ摘みます。

蓬は猛毒のトリカブトの一種の若芽と似ているとのことですけれど、
危ないのはきっちり取って無いようにしているようなので、安心です。

で、さっそく草餅を作りました。写真は、蓬をすりつぶしているところ。

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草餅もお店によってだいぶ違いますね。いちおう理想の草餅のイメージはあるのですけれど、
わたしが作った草餅は、まだ蓬が若すぎて香りが弱いのと、なんかいろいろ理想とほど遠いものでした。
少なくとも言えることは、ちゃんと冷めてから食べるべしです。
生温かいと、あんこたっぷり餅薄めでも、口の中にくっついて息ができない感じです。

柚 葉

半襟

半襟を初めて(うそつき)襦袢に縫いつけました。難しくないけどまあ下手です。
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とにかく、これでやっとお茶のお稽古に着物で行けるはず。
着物は、たぶんお稽古に着ていけるような着物ではないのだけれど、先生に許してもらいましょう。
TPOより、着ているわたしの素の感覚の方がたぶん周りの目も楽しいはずだと思います。
洋服でもいいとは聞いているのですが、着物の骸骨みたいなアレを上に身に付けるのはもっと嫌です。

農園で胡坐(あぐら)で朝日を見ながらお茶を点てるのを続けています。
大きな景色を前に、小さな椀に向かうと、ちょうどいい大きさで自然に溶け込み「自在」だと感じます。
「自然に限りなく溶け込むこと、そして自在であること」をもっと完成させたい。

そのためにこまごまとした型が必要なのかどうかは分かりませんが、
茶道の季節感にはもっと学びたいと思わされるものが十分にあります。
とりあえず、あまのじゃくなわたしも素直にお稽古をします。

柚 葉

梅肉

梅の花を見上げながら、今年は花が遅かったので実はどうなんでしょうなどと考えていたら、
梅肉で和えたものが食べたくなってきたので、梅肉を作りました。
梅干しを一日塩抜きして、裏ごし、みりんといっしょに火にかけて練っただけです。
不思議と冬には食べたくならないものです。これから和えるとおいしい野菜、山菜が出てくるのかも。

今までは祖母まかせでしたが、今年から梅仕事を少しずつします。
(もちろん祖母の梅干しももらいます。)

梅酒の梅も、梅干しも、梅酢も、わたしは調味料としてもよく使うようになりました。
梅干しは、鶏のスープをとったときに塩の変わりにポンっと入れたり。「よい塩梅」になるのです。
(この「あんばい」は、最後に梅酢と塩で味を調える、というところから来ているらしいですけれど)
梅酒の梅は、お魚の入ったパスタソースを作るときに臭みを消すために入れます。

柚 葉

つくし蕎麦

住んでいるところの敷地内に土筆が出ていたので、摘みました。
一瞬だけ茹でて氷水にとり、休日の朝ごはんのお蕎麦に付けました。おいしいしかわいい!!!
お浸し、お吸い物やお寿司にもよいですね。

土筆は、かさがまだ開いていないものを集めます。
袴(茎の周りのギザギザ)は外しますよ。

今日は、泉鏡花「高野聖」のシネマ歌舞伎を観ました。泉鏡花好きです。
観る人が少ないのか一週間くらいしか映画館でやっていなくて、
わたしのお休みが週に2日(連休ではないから最小限の家事をしても実質半日ずつ)。
他の用事もあるし、いつも無理かなあと思うのに、行きたいものは行きますね。
結局、鏡花のシネマ歌舞伎は三つとも観ました。

柚 葉

鶏さんたちとお肉

東日本大震災から一年、言葉は出てこないので、黙とうをささげます。



働いている農園で、鶏の解体を手伝いました。
鶏を吊るして頸動脈を切るのも、羽根をむしるのもやってみましたよ。
その時はできるだけ肉を食べないようにしようと思いましたが、これからも食べるでしょう。
わたしは食べて、自然の中でバタバタ生きる力を鶏肉からもらうでしょう。

小さい子に鶏の羽根むしりを手伝わせようとするお母さんたちが強いなあと思いました。
少女に「あなたが大好きな手羽先はここだよ!」って言ってました。
「大丈夫かな?」と正直思いましたけれど、お母さんが何かを伝えようとしているのだ、
と言うことを感じるのか、少し手伝いましたし、ちゃんと見ていました。
でも多くの時間、子供たちはどんびきで、こっちを見ないように遊んでましたけれどね。

善悪を押し付けるのではなく、まずは事実を経験させる、そんな風にして育つ子供は強いでしょうね。
これからの子供は善悪の規範を共有するのではなく、目をそむけられない事実を体験として共有し、
それ以降の判断は各自が自分の規範として作り上げる、そんな社会になるのかも。
違う判断をする人がいて、違いがあるのが当然だと、体験そのものが教えてくれるでしょう。

アレルギーの話もしていて、お母さんが農薬をたっぷり使った野菜や化学調味料まみれの食べ物で育つと、
生まれてくる子供は食べる前から食物アレルギーがあるという、おかしなことになると聞きましたよ。
それに、そんなうわべだけの食べ物づくりは、どっちにせよ長く続けていけないです。

柚 葉